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CATEGORY : DAILY

小寒そして七草粥

January 07, 2011

 2011年になって早一週間。今年は、びっくりするような雪景色で一年が始まりました。
 昨日は小寒、そして、今日は7日で七草粥を食べる日。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、一式パックをスーパーで買って来て、七草粥をいただきました。年末からお煮しめを作ったり、お正月飾りをだしたり、何かと忙しかった身には、ちょっとホッと一息いれられる時期。年末からお正月にかけてのお休みは、休みというより、本当に忙しい毎日。初詣に行ったり、親戚と会ったり、家族のお買い物に付き合ったり・・フル回転でした。
 年末に、お友達の Iさんからいただいたお正月用のお花も、可愛い真っ赤な南天の実は落としてしまいましたが、まだまだしゃんとしていて、お正月気分を盛り上げてくれています。フラワーデザインをしている友達が何人もいるおかげで、和風だったり、ヨーロッパ風であったり、素敵な花に囲まれていつも幸せです。
 夕方から、雪がちらほらしてきました。明日も積もるのかしら?日本海側、日本北部は大雪だそう。 風邪などひかれませんように!
 

CATEGORY : JEWELRY

Intuition 閃き-ひらめき—original jewelry

January 01, 2011

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TITLE Intuition 閃き-ひらめき-
ITEM Ring Pendant Pierced Earrings Bracelet
MATERIAL K18WG ・ K18YG Diamond
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初春のお慶びを申し上げます
 ジュエリーって?と考えたとき、人によっていろいろなイメージをもたれることと思いますが、本来ジュエリーとはとてもパーソナルなもの。持つ人の心に響くジュエリーでありたいといつも考えながら制作しています。 
 このジュエリーのネーミングは、“Intuition”。日本語に直訳すると「直感」ですが、あわせて「ひらめき」という名前もつけました。
 人生を送るうえで、きちんとした計画や理性はもちろん(きっと)大切なことですが、時に「どうしてこうなったのかしら」と自分でも不思議になるような、そして可笑しくなるようなことがあります。思ったかたちどおり、計画どおりにいかないのが、人生の面白いところ。普段の毎日の中でのたくさんの人々との出会い、または旅先での新しい風景との出会い、映画や絵画など芸術との出会い、本や言葉との出会い。 多くの出会いや新しい経験を怖がらないで、出会えた自分を大切に、またその時の自分の直感やひらめきを信じて行動できる勇気も時には必要な気がしています。
 そういった思いを、どこをとっても違った形にみえる、大人の女性に似合うホワイトゴールドのリング、ペンダント、そして、ブレスレットにデザインしてみました。 形違い、石入り(今はダイヤモンドのみ)などいくつかのパターンがあります。 自分を信じて一歩踏み出すあなたに、そして、明日を夢見るあなたに、きっと、キラッと光る力を秘めて、寄り添ってくれるのではないかと思っています。
 2011年、新しい年を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
 今年もどうぞよろしくお願い致します。

今井訓子

“What is jewelry?” We have a variety of images about jewelry, however, they are essentially personal things. I always desire that people will be affected by the jewelry I produce.
Well, …the name of this jewelry is “Intuition”, I also call it “Inspiration”.
In our lives, although it is important (I suppose) to reason or plan, there are times we wonder, “Why did it happen?” This can make us laugh or cry . It can be fun, our lives not going the way we picture. We encounter new scenes on our journey, new people, movies, pictures, books and words everyday of our lives. Don’t be afraid of the chance encounter and the experience it gives you. Be proud of yourself and enjoy it. It is important to follow your intuition and inspiration and to trust yourself.
I put all of these thoughts into this jewelry and designed a white gold ring, pierced earrings, pendant and bracelet. This jewelry is designed to have variety of looks from different angles.
There are also a few different styles, with various shapes and stones (Diamonds only).
For those of you who trust yourself to take a new step forward, this jewelry will stay with you and be part of your everyday life.

CATEGORY : 星座石

星座石のお話~12月いて座~

December 23, 2010

 12月も半ばを過ぎ、街はクリスマス一色。昨日は、冬至だったので、ゆずを浮かべたお風呂にゆったり・・そして明日は、ツリーにケーキ…そしてプレゼント!ですね。 宗教云々より、暗くて寒い日本の冬に、キラキラ華やかにおしゃれを楽しめるイベントがあるって、やっぱりいいですね~。
 さて、12月の星座石は、ラピスラズリ。日本名では瑠璃と呼ばれています。
 『幸運を招く石』と呼ばれ、古代エジプト王も大切ににしていたというラピスラズリは、世界で最初にパワーストーンとして認識された石と言われています。日本では、仏教の七宝(金・銀・瑠璃・玻璃・しゃこ(貝)・珊瑚・瑪瑙)のひとつとされ、法華経や阿弥陀経にも登場し、真言宗の開祖、空海(西暦774-835年)は瑠璃を守護石としていたそうです。
 宝石としてのラピスラズリを知る者としては、ちょっと、ギョッとしてしまいますが、この石を粉砕して顔料にしたものは、天然のウルトラマリンとして使われ、西洋絵画では、聖母マリアの着る衣装の青色に使われたとか。日本でも、岩絵具として貴重な青色。今も天然の岩絵の具として使われていて、さすがに大変高価なものだそうです。
 開放的で気取らず、知識が豊富ないて座の人のまわりはいつもにぎやか。いて座の支配星である木星を表す色に紺色がありますが、ラピスラズリは最強の聖石と言われ、強運を招くパワーストーンとして、第三の目を開かせインスピレーション、直感を鋭くさせるそうです。・・第三の目・・って、ちょっと、どきどきしますね。
 ラピスラズリは、非常にやわらかく、圧迫や摩擦、熱に弱い石です。絵の具になるような石なので、サンドペーパーなどでも、ざ~っと削れてつやを失ってしまいます。どうぞ大切に!
 ラピスラズリのブルーはちょっと紺に近い少しニュアンスのある色。特に黄鉄鉱を含んだものは、夜空に輝く星のように見えて、ちょっと懐かしいような色合いが、今の季節しっくりとくるような気がします。

CATEGORY : JEWELRY

花ひらく –marriage & anniversary

December 13, 2010

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TITLE 花ひらく
ITEM Pendant
MATERIAL Peal Emerald Ruby Diamond
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 このペンダントは、この5月に20歳を迎えられたお嬢様のために、ご両親がオーダーしてくださったものです。
 もう何十年も家族ぐるみのお付き合いをさせていただいているご家族ですが、お父さまは若くして某有名大学の教授になられたという超のつく優秀な方。お母様は医療関係のお仕事をされていた関係で、救急車の音を聞くと、色めき立つという・・実はとってもお茶目な面をお持ちの、美しい方。そんな絵に描いたように素敵なお二人の間ですくすくと成長されたお嬢様は建築家志望の大学生です。久しぶりにお目にかかると、すっかり女性らしく美しく成長された彼女の大切な記念日に、このようなジュエリーをデザインさせていただけて、本当に嬉しく思いました。 
 ご希望は、パールを使うこと。あまりに大仰にならず、若々しい感じで、けれども、ジュエリーとして、大切にしていけるもの。そして、5月に誕生日を迎えるので、その誕生石である、エメラルドを使うこと。というものでした。
 何点かデザイン画を描かせていただきましたが、流れるようなラインが私らしい・・ということで、このデザインを選んでいただきました。 中に成人を表す記号も隠れています。お分かりになりますか?

The Coming  of Age Day celebration. Birthstone, emerald is set in the center of the special shape which expresses the special occasion. 

CATEGORY : KYOTO

実はとっても近かった・・大阪

December 13, 2010

 仕事に追われながらも、山が色づくのを目にし、あちらこちらの街路樹が赤や黄色に染まっていく、そんな秋をしっかり満喫出来るのは、自然に近い京都ならでは。 そして、はたと気づくともう12月。 グッと冷え込んだせいか、賀茂川にかかる橋から見る光景も、あっというまに灰色のかった景色に様変わりして、冬の到来を感じることとなりました。

 ふと思い立って、東山の山の中を五条から三条にぬける道沿いにある、将軍塚へ立ち寄ってみました。 その昔は、暴走族が集まる場所といったイメージで、なんとなく怖かったのですが、この日は冬空の下、閑散とした雰囲気で、人もまばらな感じ。展望台に足を向けて見ると・・・

 ご覧になられますか? 大阪の梅田界隈が、くっきり! 空中庭園のある梅田スカイビルが、はっきりと見えたのです。 え~~!と声をあげたくらい、ちょっとびっくりしました。 写真では、そのくっきり近くに見える感じがよく伝わらなくて、もどかしいくらいです。 京都から南に見えるのは、生駒のテレビ塔くらいかしら?という認識だったので、本当にびっくり!しました。 北区で、毎日を過ごしていると、この感じはちょっと想像もつかない。

・・東山区から大阪はとっても近かったです・・・。

CATEGORY : 星座石

星座石のお話~11月さそり座~

December 08, 2010

 すでに12月。気づいたら11月が過ぎていた、という情けない状況で年末を迎えてしまいました。さそり座の皆様、ごめんなさい。
 さそり座の星座石としては、トパーズやトルマリン、少し珍しいところで、マラカイトという石が知られています。マラカイトの日本名は孔雀石。名前の通り、グリーンが層状になっていて、それが丸く出ると孔雀の羽根のようにみえる面白い石です。
 古代エジプトでは、粉末状にしたものがアイシャドーとして使われていたそうで、クレオパトラも使用していたとか。 アイシャドーとして使われていたのには、美しい色という理由もありますが、マラカイトの主成分が銅で構成されていて、その粉末を、アイシャドーとして、まぶたにつけることでハエなどの虫が、目の回りに飛んでくるのを防ぐことができたため、といわれています。でも、マラカイトの粉末は人の肌につけると肌がかぶれ易く、目に入るとかなりの刺激がある、ということですので・・実際のところは、どのように使われていたのでしょうね。真似はしないでくださいね。
さそり座というと、美川憲一さんの「さそり座の女」を思い出しますね。・・思いこんだら命がけ・・地獄の果てまでついていく・・・。外面のクールさと内面の情熱が、傍目にはちょっと怖いような、魅惑的な印象をあたえる人でしょうか。 そんなさそり座の人に、邪気をはね返すパワーが強烈と言われるマラカイトが必要かしら ?・・とも思いますが、(笑) ストレスや緊張にとても高いヒーリング効果を発揮し、危険が迫ると砕けて知らせるともいわれるこの石、古来より、魔よけの石として親しまれてきたそうです。
 硬度が、3.5~4と、柔らかな石ですので、衝撃によって割れやすく、水や酸に弱いので注意が必要です。びっくりされる方がいらっしゃいますが、このあたりの硬度の石になりますと、加工の作業中に使うやすりでも削れてしまう硬さであります。インディアンジュエリーなど、シルバーにセットされたものが黒く変色した時など、酸化膜をとる薬品などにそのままつけたりされませんように。

CATEGORY : JEWELRY

michi –marriage & anniversary

December 01, 2010

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TITLE michi
ITEM Ring
MATERIAL K18WG Diamond
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CATEGORY : JEWELRY

TOWA –marriage & anniversary

November 27, 2010

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TITLE TOWA
ITEM Ring
MATERIAL Pt900 Diamond
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CATEGORY : JEWELRY

光の雫 –order jewelry

November 04, 2010

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TITLE 光の雫
ITEM Pendant
MATERIAL K18YG Opal Diamond
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 一時、大人気だった宝石オパール。ファイヤーオパールやブラックオパールなど、いろいろなタイプを何種類もお持ちの方も多いのではないでしょうか? こちらも、お母さまから譲られた宝石だそうですが、いつかお嬢様に譲ることを考えて、少し若々しく華やかにデザインしてほしいとご依頼を受けました。
 オパールはちらちらと光る遊色効果の美しい宝石、繊細な輝きが持ち味です。ルビーやサファイアなどの強い輝きをもった石とは違った、そのちょっとはかなげな個性を際立たせることが出来たらいいなと思いながらデザインしました。
 お話しをしていて、縦に流れるようなラインがお好きだということでしたので、チェーンの根元から、オパールと雫にかたどったダイヤがそれぞれ揺れるようにデザインしました。 間に、ちらほらとダイヤを散らすことで、揺れたときにキラキラと光って、本当に光の雫がこぼれるよう。オパールもその白さが映えて、見違えるようになったと喜んでいただきました。 微妙に高低差もあることで、身に着けていただくとしっかりとジュエリーの迫力もあり、年齢にかかわらず長く楽しんでいただけるのではないかと思っています。

CATEGORY : 星座石 JEWELRY

星座石のお話~10月・てんびん座~

October 30, 2010

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TITLE 光の雫
ITEM Necklace
MATERIAL K18YG Opal Diamond
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 毛皮にブーツ、ぬくぬくとしたセーターが恋しくなる秋の到来ですね。新聞にはうっすらと初雪のかかった山の写真が。 牡蠣やきのこ、海の幸山の幸、何もかもが美味しい季節。食いしん坊の私には、悩ましい季節でもあります。
 さて、そんな10月の星座、てんびん座の星座石は、オパールです。
 オパールの特徴は、何といっても「遊色効果」。石の中でまるで虹のように色が動き遊んでいるように見えるのは、他の宝石にはない独特の美しさです。スマートで洗練されたものを好みバランス感覚に優れているといわれる天秤座の方に、七色に輝き、変化する色合いをもつオパールが、強いパワーを与えてくれるというのも、なるほど、という気がします。
 歴史的には、古代ローマ時代から、オパールは幸運のお守りとされ、身につける者に美しさと成功、幸せを運ぶと言われてきました。 シェークスピアの戯曲、『十二夜』では、貴方の心はオパールのよう・・と、移ろいやすい女心を表現していますが、何もかもが、あからさまになってしまうこの頃、自分の心が相手に届かない「せつない」思いも、こんな風にロマンチックに訴えてみたいものですね。
 オパールは、重量の3~10パーセントの水分を含み、非結晶質の鉱物です。熱や乾燥に弱く、ひどい場合は割れてしまいます。よく、宝石店のウインドウの中に、小さなコップに水が張ってありますが、乾燥をふせぐためのものです。保管には十分ご注意をお願いします。
 
 お母様から譲られたオパールの指輪を、金庫に入れたままにしていて、何年かぶりに出してきたら、真っ二つに割れていた!というものを、以前、見せていただいたことがあります。…何もしなかったのに…と、おっしゃってましたが、オパールの場合は、乾燥や熱といった弱点もあることを、お忘れになりませんように。泣くになけませんものね。硬度も5~6.5と、低いので、丁寧に扱うことが大切です。一時、大人気だった宝石だけに、ご自分のもの、譲られたもの、お持ちの方が多いと思います。どうぞ一度、宝石箱の中をチェックしてみてくださいね。

CATEGORY : JEWELRY

薫 kun — marriage & anniversary

October 29, 2010

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TITLE 薫 kun
ITEM Ring
MATERIAL Pt900 Diamond
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 和のお稽古つながりでご紹介いただいたOさんは、溌剌とした京美人! お着物をお召しになっている時のしっとりとした姿を何度か目にしていましたので、お洋服でお目にかかった時は、より颯爽とした雰囲気が素敵で、明るいお人柄とともに印象に残りました。京都でも有名な老舗の若奥様。華やかでありながら、重々しくならず、ダイヤモンドが一粒一粒美しく輝くように、デザインしてみました。
 とても質のいいダイヤモンドでしたので、屋外でみるとキラキラ光って、眩しいくらい。大小のダイヤモンドをランダムに並べたことで、モダンでゴージャスでありながら、愛らしさも兼ね備えたリングになりました。

CATEGORY : JEWELRY

柳 Weeping willow –original jewelry

October 29, 2010

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TITLE 柳 Weeping willow
ITEM Pierced Earrings / Necklace
MATERIAL K18YG Diamond
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テレビニュースでわざわざ桜前線の北上を知らせるほど桜の花を待ち遠しく思う日本人の心は、春といえば、桜一色に染まる気がします。 私もその一人で、桜の名所の多い京都では、どこの桜が一番に咲いたとか、今ならどこの桜が見ごろだとか、その日のお天気を語るように、桜談議に花を咲かせるのが、春の挨拶となっている気がします。
 そんな春先の京都、賀茂川べりの桜の木をみている時、なにげなく柳の木が目に入ってきました。ゆらゆらとゆれるしだれ柳。新芽の明るいグリーンが目に眩しく、ちらほらと咲き始めた桜とともに、早春の煌めきってこんな感じかなと、心に残りました。
 柳に風。強い風もさらっと受け流して自分はしっかと立ち続ける。それでいて、さわさわとゆれる葉は、だれにでも寄り添えそうなやさしさで、はかなげでさえあります。 生きづらいと言われる昨今、そんな、“弱くて強い”、“強くて弱い”が、心を癒してくれる気がします。 桜の花にばかり、目を奪われていた私が、この春は、あ!こんな所にも柳の木があった!と、小さな楽しみを見出していました。
 ゴールドで、かたどった葉の形は、風になびく柳の葉であり、向かい風をさらりとかわず私たちの心の形。ピアスにきらりと光る小さなダイヤは、朝の光をうつす朝露であり、どんな時も光を失わない、ちょっとした希望であったらいいなと思っています。

Golden leaves of willow represent our hearts, edging off the headwind. Small diamonds of pierced earrings represent morning dew, shining brightly as hopes for tomorrow.

和楽にインタビュー記事が掲載されました

October 14, 2010

 12日に発売された雑誌「和楽」11月号、美しき人のProfileで取り上げていただいています。協力は、ドモホルンリンクルでおなじみの再春館製薬所。 美しき人・・というのが、かなり恥ずかしかったのですが、おかげさまで、白黒の写真でとても美しく撮っていただいてます。計6ページ。(214ページ~)
着物や芸術のことなど、とても美しい写真がいっぱいの素敵な雑誌です。ぜひ、お手にとってみてください。 

 ーーー矢のように過ぎていく毎日に、どうしたら追い付くのかしら・・。きっと、皆さまも同じような悩みを抱えながら、日々過ごしていらっしゃるのでしょうね。
 ジュエリーデザイナーという言葉の響きから、華やかで優雅な毎日を想像される方が多いようですが、実際は地道な作業の積み重ね、1点のジュエリーを作り上げるまでには、本当に多くの工程を踏まなくてはなりません。 どんな仕事でも同じことでしょうけれど、時にはどう進めるか決断できなくて、何日も悩んでしまったり、ありえないと思うようなハプニングが起こったり・・・。そんな毎日の中で、本当にこの仕事に就けて良かったと思うのは、出来上がったものが、私なりに「美しいジュエリーになった!」と思えるとき。
 奇をてらったり、無理をせず、それでも魅力的であること。そして、ライターの方も書いてくださっていますが、身につける人にとって「気持ちをそっと後押ししてくれる」そんなジュエリー。宝石だけ貴金属だけの価値や魅力でもなく、それぞれが響き合って、より美しいものになったとき、しみじみデザイナーで良かったと思います。

 今回、再春館製薬所の方と、和楽の関係の皆様が来て下さって、ずい分長くインタビューを受けました。日頃の作業で、すっかり当たり前になってしまっていて、振り返りもしなかったことを感心してくださったり、珍しがってくださったり、楽しかったです。 ライターさんの書かれる文章は、格別ですね。 この短い文章を書くのにも四苦八苦している私としては、コツを教えていただきたい! また、カメラマンの方が、ここがきれいですね! とおっっしゃった場所が、今まで気にとめたこともない場所でしたので、同じ “目” を使うものとして、尊敬!してしまいました。素敵なカメラを持っていらして、そちらも興味しんしん。こちらの方が、もっといろいろお話を伺いたかったです。
 そして、ドモホルンリンクル! 広告を見かけるたびに、一度使ってみようかしら・・と気になってはいましたが、これをきっかけに、使ってみることに! またまた、デザイナーのイメージからほど遠く、お手入れなど真剣にしたことのない私も、これはきっと神様の思し召し・・。真面目にお手入れしてみようと思っています。 
 次に皆様にお目にかかる時は、きっと、ぴかぴか美人になっている予定です。会いにいらしてくださいね。

CATEGORY : 星座石 JEWELRY

星座石のお話~9月・おとめ座~

September 25, 2010

これ以上はないと思うほど暑かった夏にも、やっぱり終りがやってきて、朝夕肌寒いほどになってきました。日本に四季があってよかったと、しみじみ感じますね。さて、今月は、現代女性にとって、いえ、私にとって、なんとも遠い気のする「おとめ」という言葉の配された9月の星座、おとめ座のお話です。
 
知的で几帳面、その反面ひたむきでかわいらしいといわれる乙女座。繊細な感受性と鋭い判断力を持っている人が多いそうです。その感受性の強さからちょっとしたことで傷ついたり、悩みすぎたりしてしまう一面も。そんなおとめ座の星座石は、宝石言葉が「安全」「成功」のターコイズです。
 ターコイズの歴史は古く、古代エジプトやインカ帝国の遺跡からも発見されており、もっとも古くから愛されている宝石の一つと言えるでしょう。もともとは、美しい石を意味する”カレース”という名で呼ばれていたようで、ペルシャ産とエジプト産の石がトルコを経由してヨーロッパにもたらされたことから、ターコイズ(トルコ石)と呼ばれるようになりました。
 ネイティブインディアンの伝説によれば、空にまだ色がなかったころ、ターコイズの山の山頂に羽根を休めた金色の鷲の精霊が、ターコイズの色を空に反射し映したため、空が青くなったと伝えられているそうです。
 持ち主に危機や病気が迫ると、色を変化させてそれを知らせてくれるとか、欠けたり割れたりして身代りになってくれる。ターコイズもそんな石の一つだそうで、宝石言葉が「安全」というのも、頷けますね。
 多孔質で、どちらかといえば、柔らかい性質のターコイズ。ほとんどの石に、処理がされているということですが、多孔質ということで、処理されていないものは、汗や、汚れがシミになりやすいということ。くれぐれも、リングを指に着けたまま洗い物・・などしないでくださいね。

CATEGORY : ART

黒田 暢(型染)・黒田冨紀子(油絵) 二人展

September 14, 2010

 子供のころから、家族ぐるみでお世話になっていた、黒田暢先生 奥様の冨紀子様の二人展が、岡崎のギャラリー恵風で、開かれています。 初日の今日、お目にかかると、「訓子ちゃん!」と、声をかけてくださって、一気に子供時代に・・・。久しぶりに、くすぐったいような気持でした。
 京都新聞に掲載されていた、新美南吉の童話の挿絵型染原画など、暢先生の洗練された染め、冨紀子様のほのぼのと温かな油絵が、掛ける場所に困った、とおっしゃるほどたくさん展示されています。こんな風に年を重ねられたらいいな!というお手本のようなお二人に、ちょっと励まされたような気持ちで帰ってきました。
黒田 暢(型染)・黒田冨紀子(油絵) 二人展
会期: 2010年9月14日(火)~9月19日(日)
会場: キャラリー恵風
    京都市左京区丸太町通り東大路東入る南側
電話: 075-771-1011

CATEGORY : DAILY

駅ビルシネマ・フランス映画祭

September 10, 2010

 なかよしのMさんが、ほんとにどれも素敵な映画だからぜひ行ってみてね!と教えてくれたので、とても楽しみにしていたのですが・・・、急なお仕事もろもろで、気がついたらあと2日!ごめんなさい~ 今からでは…とも思ったのですが、明日朝10時半から上映予定の「ロシュフォールの恋人たち」は、そのMさん一押しの映画ということなので、もし、今からでも予定の組める方は、ぜひご覧になって下さい!
 フランス西南部の港町ロシュフォールが舞台の、とびきりキュートで楽しい映画。カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアック(実の姉妹)が演じる美人姉妹とその母親の恋物語を描いた、ミュージカル映画です。 パンフレットの写真だけでも、胸がキュンとするくらい、おしゃれな感じ。 ファッションやインテリアともに、見どころ満載です!
 
 旅をテーマにしたフランス映画祭。残り8本になってしまいましたが、楽しんでくださいね。 
《駅ビルシネマ・フランス映画祭》
JR京都駅ミニシアター映画館
会期:2010/8/28~9/12
会場:駅ビルシネマ 京都駅ビル7階 東広場 北ピロティ

SAVVYにジュエリー「柳」が掲載されました

September 01, 2010

 柳の、ネックレスと、ピアスをご紹介いただきました。18金製で、自分で作っていながら、なんとなく重々しい気がしていましたが、こうして写真をみてみると、柳の軽やかな感じが出ていたかなと、嬉しくなりました。 ぜひ、お手にとって見てください。

CATEGORY : DAILY

「八月の東京といふ故郷かな」

August 22, 2010

 日曜日の今日は、またまた太陽の照りつける暑い一日でした。この暑さには、ほとほと閉口していますが、実はぎらぎら照りつける太陽は、私にとって青春そのもの! この太陽でないと!という気持ちも捨てきれない、困ったものです。
 
 海やプールサイドに寝そべってオイルを塗り、冷たい飲み物を手に、好みの音楽があれば、至福のひととき。そんな思い出、同世代の方には、よくわかっていただけますね? 今でこそ、肌を焼くなんて!と思っていますが、この時期の太陽の下に立つと、そんな風に思っていた時代が本当になつかしく思えます。どんな水着を着ようか、どんなアクセサリーを着けようか…そんなことばかりに頭を悩ませていた時代。いつも仲良しの友達に囲まれて、「なんか楽しいことないかなぁ・・」っていうのが口癖でした。毎日、本当に楽しかった・・。
 夕暮れ時、北山界隈は、賀茂川べりの並木に夕日が落ち、東側にそびえる比叡山はその光に赤く染まります。ほんの少しとはいえ、涼しくなった川沿いをランニングする人、散歩する人、のんびり佇む人。 暗くなるまでのわずかな時間、いろんな人々でちょっと賑わう、大好きな京都の北山、私の故郷です。
 先日、Webダカーポに、紹介の記事を書いてくださった池田美樹さん。Age(アージュ)の編集長でいらっしゃいますが、また、俳人でもあるそうで、素敵な俳句のショートムービーをつくっていらっしゃいます。 私は、残念ながら?生まれも育ちも、そして大人になってからもず~っと京都から出たことのない人間。 そんな私でも、八月の終わりには、行く夏を惜しむ気持からか、ちょっとせつないような気分になります。 そんな気持ちにぴったりのとっても素敵なショートムービーでしたので、どうぞ皆様もご覧になって下さい。
如月美紀さんのショートムービーははこちら 
http://blog.magazineworld.jp/info/8248/

CATEGORY : 星座石 GEM

星座石のお話~8月・しし座~

August 19, 2010

 お盆が過ぎても、相変わらずの暑さが続いています。あまりの暑さに、つい一日中冷房のよくきいた室内にこもりがち。足がむくんだり、鼻風邪をひいたりといった症状が出ないまでも、あまりいいことではないですね。 夏には夏らしく、しっかり汗をかいておくこと。そうすることで、体内のデトックスになり、この冬や来年の春にかけての季節の変わり目に、体が対応する準備が整う。・・・と、教えられるのですが・・・、一歩部屋を出たら、冷房のきいた車へダッシュ!・・・するばかり。
 さて、今月は、この暑さの象徴、太陽を守護星に持つ情熱的な「しし座」の星座石のお話しです。
 ギリシャ神話の太陽の神「アポロン」を守護神とする「しし座」の方は、リーダーシップがあり、しっかりと自分の考えをもっている人が多いそう。時に自己中心的といったイメージも与えますが、陽気で社交的。人気者で、人の上に立って活躍する人の多い星座です。
 星座石として、最もポピュラーなのは、ルビーやダイヤモンド。威厳の石であり、その威厳を輝かせる石でもあります。そして、ちょっと、珍しい石が、8月の星座石にあげられていたので、今日はそちらを紹介させていただきます。
 「琥珀」は太古の樹木が分泌した樹液が地中に埋もれ、固化した宝石です。真夏の星座石に、イエローやブラウン系のシックな石?と、疑問に思ったのですが、琥珀は、ドイツ語では「燃える石」と呼ばれているそうで、火をつけると、よい香りとともに燃える性質をもっているそうです。熱い!?石・・・ですか。そんな長い年月をかけて宝石としての輝きを得た「琥珀」。しし座の力強さを感じます。
 植物や昆虫などが混入して固まった「虫入り琥珀」は子供のころ、母の持っていたジュエリーの中で一番不思議で、印象的な宝石でした。 映画、「ジュラシックパーク」では、琥珀の中に閉じ込められていた蚊から、恐竜の血を抜き取りそのDNAをつかって、恐竜を復活させるという話でした。
 琥珀のジュエリーの良さは、何といってもその軽さ。ボリュームのあるネックレスなども、重さを気にせず、気軽に身に着けられます。秋に向かって、温かみのある色合いがお洋服にも合わせやすいのではないでしょうか。

繊研新聞に記事が掲載されました

August 18, 2010

 少し前になりますが、7月30日の繊研新聞、Brand in focus にIMAIkuniko KYOTOが、紹介されました。
 
 7月の展示会中に、取材に来て下さったのですが、さすがにファッションビジネス専門の新聞だけあって、記者の方も本当におしゃれで素敵な方。いろいろお話をしながら、ジュエリーも着けてみてくださったのですが、どれもさらっと着けこなしていただいて、そんな様子を見せていただくことで、私もいろんな可能性に思いをはせることができました。
 今回のジュエリーを、「凛とした存在感」、と表現していただきましたが、ただファッションの一部として洋服に華を添えるだけではない、そんなジュエリーに対する思いをくみ取って下さったようで、とても嬉しかったです。
 大きく取り上げて下さったので、多方面で反響もあり、ますます頑張らなくては!という気持ちになっています。まだまだ暑い夏ですが、大文字の送り火も終わり、街はガラッと秋モードに。気持ちも新たに、これからも心に響くジュエリーをつくっていきたいと思っています。
 

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