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エルメスというブランド

October 10, 2008

エルメスの社長であるジャン・ルイ・デュマ・エルメスのインタビューを読みました。お相手がエッセイストの阿川佐和子さんでしたので全体として軽やかなインタビューでしたが、いくつも素敵だなと心に残る言葉がありました。
「私たちは目に見えぬ信頼関係のようなものを売っているという感じでいます。そしてそれは時間が証明してくれると思っています。」、そして「エルメスにとっての一番のお友達、それは時間なのです。若い女性もいつまでも若くはなく、年をとるほど私たちの商品との関係を濃密にしてくれているようです」と付け加えられていました。
その言葉に、エルメスのスカーフを最初に手にした若いころは、ずっとしまっておいたのに、年齢を積み重ねるにつけ段々としっくりくるようになったという経験をお持ちの阿川さんはとても納得しておられました。
また以前、なにかの雑誌でエルメスの広告のコンセプトが「目にするすべての人に幸福感をわけあたえること。」というのを目にしたことがあります。
このエルメスの「時間が証明してくれる“目に見えぬ信頼感“」「目にするすべての人にあたえる幸福感」という信条に、私のジュエリーを身につける方・見てくださる方にも常にこんな風に感じていただけるようなものを作りたい!と、(大変おこがましいことですが、)少し嫉妬までしたような気持ちがします。
また、エルメスのHP、ぜひご覧になってみてください。とてもキュートで楽しい気持ちになるHPです!
http://www.hermes.com/index_jp.html
(決して、私はエルメスのまわしものでも、エルメスのコレクターなどでもないのですが、今日のブログはなぜかすごく肩入れしてしまいましたね・・・笑)

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茶道

September 06, 2008

私が大切にしている趣味のひとつに茶道があります。高校生の時からずっと続けていて、忙しい時期はちょっとご無沙汰のときもありましたが、最近は特に私の生活には欠かせないもののひとつになりました。
 どんなに忙しい日々でも、お茶室の凛とした空気、炭の香り、松風、着物 の衣擦れ、それらがつくる空間がとても好きです。 たとえば、真夏。背中に汗がすっと流れるような暑さでも、しんとした中でお点前をしていると気持ちがしゃんとします。冬のひんやりとした茶室の中での一服のお茶は本当に贅沢。
 お茶には、お茶事・お茶会などがあり、、その時々のテーマ、たとえば、季節、お月見や何かのお祝い事などを決めて、ストーリーをつくり、掛物などのお道具類、お花などを取り合わせて、その趣向でおもてなしをします。
 私はどうもストーリーがあるものが好きで、ジュエリーをデザインするときも、何かストーリーを持たせてデザインしているような気がします。ストーリーをもたせ、一生懸命に相手を思い、おもてなしをする。日本人が昔から大事にしている素晴らしい心。そういう気持ちから生まれたものこそ、ずっと残るものなのだろうなと思っています。

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ジュエリー携帯電話

July 31, 2008

雑誌でセレブ携帯ということで紹介されていたのを見て、そのデザインと価格(!)に驚いて、パソコンで検索してみたらネット上でも記事がありました。
ジュエリー・ブランド「ブシュロン」(BOUCHERON)とノキア(NOKIA)の子会社でイギリス最高級携帯ブランド「VERTU」がコラボレーションしたという豪華な携帯電話です。
日本ではデコ携帯が流行っていますが、本物のジュエリーで,世界で34台の限定。いったい、どんな方がお持ちなのでしょうか・・・そして、持ってらっしゃる方は実際に使用されているのでしょうか・・・。ちょっと気になります。
「ブシュロンとVERTU、夢のコラボレーション携帯電話を発表」
http://www.afpbb.com/fashion/1073311/

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エッセイストの書簡集

July 04, 2008

二人のエッセイストの書簡集を読みました。「宝石」というテーマがあり、どちらの考え方も素敵だと思ったので、少しご紹介します。
 ひとりは、新しい本を出すたびに、記念に、宝石を買うのを習慣にしていたそうで、宝石箱を見るたびにその時々の気持ちが蘇ってくるそう。特に駆け出しの頃は、宝石の力を借りて、もっと上に行きたかったし、自信もほしかったと書いてられました。また年をとった時に、若い頃愛着をもって選んだ宝石を着けることも、楽しみにされているそうです。
 そして、もうひとりは、宝石らしい宝石はもっていないかわりに、時折、お母様に宝石をプレゼントされているとのこと。「いつか私がするから、今はこれをしていてね」と今の自分にはちょっとヘビーな背伸びしているような宝石を、あえてお母さまにすすめることで、母娘のいちばん華やかな絆のようなものをつくりあげる喜びがあると書いてらっしゃいました。
 どちらも素敵な大人の女がする行為であり、宝石ならではの満足感があるなあと思いました。光野桃さんと斉藤薫さんの「優雅で野蛮な女になる方法」という本です。

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