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CATEGORY : 星座石 JEWELRY

星座石のお話~10月・てんびん座~

October 30, 2010

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TITLE 光の雫
ITEM Necklace
MATERIAL K18YG Opal Diamond
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 毛皮にブーツ、ぬくぬくとしたセーターが恋しくなる秋の到来ですね。新聞にはうっすらと初雪のかかった山の写真が。 牡蠣やきのこ、海の幸山の幸、何もかもが美味しい季節。食いしん坊の私には、悩ましい季節でもあります。
 さて、そんな10月の星座、てんびん座の星座石は、オパールです。
 オパールの特徴は、何といっても「遊色効果」。石の中でまるで虹のように色が動き遊んでいるように見えるのは、他の宝石にはない独特の美しさです。スマートで洗練されたものを好みバランス感覚に優れているといわれる天秤座の方に、七色に輝き、変化する色合いをもつオパールが、強いパワーを与えてくれるというのも、なるほど、という気がします。
 歴史的には、古代ローマ時代から、オパールは幸運のお守りとされ、身につける者に美しさと成功、幸せを運ぶと言われてきました。 シェークスピアの戯曲、『十二夜』では、貴方の心はオパールのよう・・と、移ろいやすい女心を表現していますが、何もかもが、あからさまになってしまうこの頃、自分の心が相手に届かない「せつない」思いも、こんな風にロマンチックに訴えてみたいものですね。
 オパールは、重量の3~10パーセントの水分を含み、非結晶質の鉱物です。熱や乾燥に弱く、ひどい場合は割れてしまいます。よく、宝石店のウインドウの中に、小さなコップに水が張ってありますが、乾燥をふせぐためのものです。保管には十分ご注意をお願いします。
 
 お母様から譲られたオパールの指輪を、金庫に入れたままにしていて、何年かぶりに出してきたら、真っ二つに割れていた!というものを、以前、見せていただいたことがあります。…何もしなかったのに…と、おっしゃってましたが、オパールの場合は、乾燥や熱といった弱点もあることを、お忘れになりませんように。泣くになけませんものね。硬度も5~6.5と、低いので、丁寧に扱うことが大切です。一時、大人気だった宝石だけに、ご自分のもの、譲られたもの、お持ちの方が多いと思います。どうぞ一度、宝石箱の中をチェックしてみてくださいね。

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