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世界に一つだけのジュエリー

May 10, 2018

葵祭の葵の葉にあやかったジュエリー “Afuhi” 。 ハート型のパーツが大人可愛くて、発表した年からずっと人気で、定番となっています。

さて、先日、ある男性がギャラリーに来られて、もうすぐ結婚記念日なのだけど、何かプレゼントにいいものがないかと、お尋ねに・・・。 ギャラリーにあったものを、いろいろとご覧いただいた中で目にとめていただいたのが、“Afuhi” のネックレスでした。

そして、そこで話が終わらなかったのが、とても素敵だったのですが、「結婚25周年で、11月27日が記念日。そして、家族は4名で。それぞれの誕生日はいついつ・・・それを、デザインしてくれますか?」・・・とのご依頼。 その言葉に感動してしまって、なかなかの納期の短さだったのですが、ここは、頑張らねば!!と、なんとか、当日に間に合わせました。 ご本人も超多忙なご様子なのに、今から出張で飛行機に乗る前に、取りに寄るから、と合間をぬってお越しいただき・・・素晴らしい!夫の鏡ですね。どんなにお幸せな奥様なの・・・素敵な方なのでしょうね・・・なんて、勝手な想像を巡らせていました。

そして、その記念日が過ぎて数日後。なんと、当の奥様から、ギャラリーに予約メールが入って、ビックリ!

奥様によると、結婚記念日は、二人で旅行に行こうということになっていて、特に何かプレゼントを用意しようとは思っていなかった。 それなのに、夫が大変なサプライズプレゼントをくれたので、感激して、次は、ぜひ自分もそれに匹敵するプレゼントを贈りたいと、いろいろ考えた。けれど、このネックレス以上に驚かせることはできそうにない。・・なので、

「今井さん、夫にピンブローチをデザインしてくれませんか?」

なるほど・・。デザイナー冥利に尽きるとは、このことですね。 はい。頑張りますとも!・・とはいえ、またまた短納期。 でも、やれば出来ましたネ。 下の写真の左側、奥様のネックレスと同じく、葵の葉と、ダイヤでかたどられた25という数字。 こちらは、襟に着けるサイズなので、1127は、小さく数字でいれて、ご家族の誕生石もしっかりセット。 この誕生石の配列にも、ちょっとこだわったのですが、この二つのデザインの秘密を話し出すと、どんどん長くなってしまうので、今日はこのへんで。

どこまでも素敵なご夫婦、どうぞいつまでもお幸せに。 ジュエリーを作っていて本当に幸せだと感じられた日々でした。

 

変身! ジュエリーケース

May 02, 2018

写真のジュエリーケース。 先日、ネックレスをお買い求めいただいたT様が、IMAI kuniko KYOTO のケースに桜の花の絵を描いてもらわれたもの。 櫻画家の京華さんは、櫻の絵を通して“心の交流を”  と、活動されている方で、お願いすると、ジーンズなど、いろいろなものに、櫻の絵を描いてくださるそうです。

ジュエリーも、手を加えることで、その人一人だけのものになりますが、ケースまで! 華やかに変身したことで、飾る楽しみができたそうです。

 

奥村京華さんのサイトはこちら⇒

http://www.geocities.jp/sokazakura/index.html

チェーンの修理

January 31, 2018

ペンダントやブレスレットによく使用されている細いチェーン。 皆様は、何かに引っかけて、切ってしまったというご経験はないでしょうか。

昨年末にお求めいただいたネックレス。サプライズでのプレゼントだったのですが、犬と遊んでいたら、引っかけて、切れてしまった!と、大慌てでご連絡いただきました。 お求めいただいて、すぐのことでしたので、私もびっくりするやら、申し訳ないやら・・・。でも、そのネックレスを見せていただいて、あぁ良かったと、ひそかに思ったことが・・。

ネックレスの端の金具のところで、チェーンが切れていたのです。普通、細いとはいえ、チェーンが何かに引っかかって切れる時は、かなりの力がかかるので、一つ一つの玉が、ぐ~っと伸びて、形が変わってしまった上に、細くなって切れる・・という状態になります。

そこで、強い力が加わった場合に備えて、根元の一こまを付けてしまわず、その隙間からチェーンが切れるように、残しておくということをします。 ”うまく”  切れると、このコマから、切れるという仕組み。 そうすることで、チェーンのコマが伸び切ることなく、修理できるようにしておくのです。 この度も、ご心配はおかけしましたが、簡単に直って、元通り。ほっとしました。

以前にも書いたことがありますが、同じ理由から、チェーンが外れなくなって、切ってしまいたくなった時は、引っ張らずに、思い切ってはさみで切ってください。 そうすれば、その部分をつけなおすだけで、チェーンごとつけかえたりしなくて済みます。

ジュエリーは、高価なものではありますが、いろいろと手をかけて、ずっと大切にお使いいただけるもの。そういった意味でも、皆様と良いお付き合いが続けばいいなと思うこの頃です。

 

CATEGORY : BLOG お手入れ

宝石を買う

March 09, 2014

先日の、BS12 twellVをご覧くださいました皆様、どうもありがとうございました。 全国放送でしたね。 ずいぶん遠方からもお問い合わせをいただき、大変嬉しく思いました。出演には、ちょっと恥ずかしい気持ちもあったのですが、皆様の応援の気持ちを感じることができて、幸せに思いました。

さて、撮影の時に、TVスタッフの方から、“どういう宝石を買うのがいいですか?” という質問を受けましたので、今日はすこし、宝石について考えてみたいと思います。

よく宝石の資産価値について、質問を受けますが、ジュエリーという視点でみるか、投資として見るか。まず、そこで、選ぶ基準が変わるように思います。  私はジュエリーデザイナーですので、投資についてアドバイスできる立場には、ないと思っています。ただ、古来から今に至るまで、持ち運びしやすい資産として宝石が求められてきた歴史は、良く知られていますね。 政情の不安定な国では顕著で、大陸にお住まいの方々は、今でも、そういう意識が強いようです。

では、ジュエリーとしてはどんな宝石を買うのがいいのでしょうか? 

私はまず、「ぱっと見て綺麗なこと!」が、大切だと思っています。 特に色石は、一つ一つ個性のあるもの。 比べて見て、綺麗だなぁと思えるかどうかが、最初の一歩だと思います。 お値段が・・とか、鑑別書が・・というのは、そのあとで、ゆっくり検討してみられたら、いかがでしょうか。 海外ブランドの宝石などは、ある程度、品質の揃ったものが集めてあって、綺麗だなぁと思うことが多いですが、 油断大敵!? 宝石は何と言っても天然のものなので、一つ一つ、違います。

それから、価格に見合っているかどうか。 「宝石」として、考えると、色が綺麗で、曇りがなく、カットが絶妙で、大きなもの。 ダイヤモンドでいう、4Cを備えているものが、いいですね。 テリがある、というのもよく言われることです。 また、宝石によって、稀少で良いとされている色というものがあり、それは、そう言われるだけあって、その宝石独特の美しさだったりします。 そういうことも、ちょっと勉強してから、見に行かれるのもいいと思います。 

と、ここまで書いて、そんなに何もかも揃った宝石だと、大変なお値段になるのでは?・・ですね。 なので、まずは、「ぱっと見て、綺麗に見えること」 が、一つの基準になると思うのです。 高価で大きな宝石だけれど、何だかあんまり綺麗でない・・ということも、実はよくあること。

また、季節ごとに買い替えるというものではありませんので、デザインの気に入ったもの、であることは、大切です。 どれがいいかわからない・・とおっしゃる方も、よくいらっしゃいますが、こちらよりあちら、あちらよりこちら・・と、選んでいくと、案外どなたも、しっかりそれぞれのお好みがあるもの。 「私、こういうのが好きだったんだ。」と、改めて感心される方もいらっしゃったりして、ジュエリー選びのお手伝いは、なかなか楽しいものです。

また、一般に、年齢とともに、大きな宝石が欲しくなってこられるようで、実際、似合うようにもなってきます。 先のことを考えて、今似合うものよりちょっと大きめのものを選ぶのも、賢い選択かもしれません。 また、ルビーなどの赤や華やかな色は若者の色とおっしゃる方がいらっしゃいますが、宝石に限っては、いくつになっても関係ない。 かえって、ポイントになり、肌が綺麗にみえたり、明るく映えて、素敵なものです。

全く違うことを言うようですが、ファッションの視点からは、何を選んでもOK. いろいろな着け方にチャレンジして、それぞれの個性を生かしてみてください。 思いもよらない着けこなしをされている方にお目にかかると、お値段の張るものだけに、よりその方のパワーを感じる気がします。

 

 

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ジュエリーでケガ?!

May 31, 2012

 ジュエリーをご覧になる時、皆様はどんなところに目をとめられるでしょうか? なんとなく可愛い~!と全体の雰囲気でご覧になる方、宝石の大きさや価値に目を奪われる方も多いかもしれません。ショップの方から作りの確かさや、見どころ!の説明もあるでしょう。
 
 一般的に、どのようなデザインのジュエリーでも、肌あたりの部分は なじみが良いように、そして、尖った形をデザインに取り入れたいときは、目の錯覚を利用して尖っているように見せかけたり、使用中に出来るだけ引っかかりのないようにと、いろいろな工夫がされているものです。
 ところが、場合によって、身につけるのに不都合がない範囲で、デザイを優先する時があります。特に、(限られるわけではありませんが)コンテンポラリージュエリーなどで、デザイン上のコンセプトを際立たせたいために、使用感よりデザインを優先して制作されているジュエリーがあります。

ちょっと、極端な例ですけれど・・。
 本来ジュエリーは身につけて初めて完成するもの。 決して尖っていたり、大きすぎたり、重すぎたり・・というものはジュエリーとしては良くない気もしますが、洋服でも、毎日は着られないけれども、何かの折には着てみたいタイプの洋服ってありますね。
 幼稚園の先生や看護師の方々。そういった方々は、お仕事中に指輪等を着けられることはありません。 プロでなくても、小さい子供たちと遊ぶ時、自然の中で思い切り遊びたいような時には、自ずからその場にあったジュエリーがあります。海外では、小さな子供たちもよくピアスをつけいて、とても可愛らしいと思いますが、まだ判断力の乏しい小さな子供がひも状のネックレスをつけていたりすると、何かに引っかかって首吊り状態になったりしないか、心配になります。
 TPOという視点以前に、そういった安全上の気づかいは必要。
 貴金属は熱伝導率が良いため、たとえば、ネックレス、指輪、ピアスなどを着けたままサウナに入ると火傷の原因になります。極寒のスキー場などで、ピアスをつけたまま長く屋外にいると、凍傷になってしまうこともあるそうです。
 大きめのデザイン重視のリング等も、エレガントに食事を楽しむ時などには、ぐっと映えて素敵ですが、人ごみの中では、はた迷惑な代物になっているかもしれません。 
 人を傷つけないと同時に、自分も傷つけない。当たり前の気づかいですが、ちょっと気をつけて、誰からも一目おかれる素敵な着こなし、着けこなしをしてみてください。

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長くお使いいただくために

December 11, 2011

 オーダーでジュエリーをお作りいただいた方に、出来上がったジュエリーをお渡しする時、「もし、何か気になることがあったら、ご連絡くださいね」とお願いしますと、半分くらいの方は、エッ?という顔をされて、「どうかなるんですか?」と驚かれます。
 
 もちろん、世代を超えてお使いいただきたいと思っているジュエリーですので、慎重に、丁寧にお作りしています。けれども、ジュエリーは、身につけるもの。知らず知らずのうちに、汚れたり、ぶつけたりしてしまうことがあります。 時々、ツイッターでもお知らせしていますが、石によって、薬品に弱かったり、ちょっとした力に弱かったり、汗や熱に弱かったり・・。それぞれ、特徴があります。
 大切にお使いいただいていても、小さな変形から、石を留めている爪が、ぐらついてきたり、セットされた石の裏側にゴミがたまったりします。パールのネックレスなどは、使われる頻度にもよりますが、数年に一度は、見た目は大丈夫でも、糸替えをお勧めしています。
 そういうわけで、しまいこんであるジュエリー、時にはケースからだして、じっくりと見て御覧になることをお勧めしています。 また、毎日のようにお使いいただいていて、すっかり目になじんでしまっているジュエリーも、ちょっと引いた目線でみていただくと、セットされた石の裏側に、ぎっしりと汚れがたまっていることも。柔らかい歯ブラシなどで、そっと洗うだけでも、見違えるように綺麗になります。(珊瑚等多孔質の宝石は、洗剤の影響を受けることがありますので、ご注意くださいね)
 “大切にしたいもの”ほど、日々のちょっとした心遣いが、長く美しくお使いいただく秘訣!? なんだか、人間関係みたい!ですね。

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ジュエリーの保管

August 15, 2011

 ジュエリーをリフォームしたい、というご相談をお受けする時に、とってもびっくりするのが、それをお持ちいただくときのジュエリーの状態。 と、こんな風にブログに書くと、すみません~・・と恐縮されるご様子が目に浮かぶのですが、ほぼ100%と言ってもいいほど、皆さまごちゃまぜにお持ちくださるのは、やはりリフォームしたくなるほど愛着がもてなくなってしまっているせいでしょうか。(笑) 
 こちらの方がドキドキしてしまうのが、エメラルドのリングとダイヤモンドやサファイアのリングを、一緒に小さなポーチに入れてお持ちくださる方。 エメラルドは、石留めをするときにかなり慎重に爪を倒していくのにもかかわらず、欠けたり、割ったりしてしまいがちな力に弱い宝石。仕事を覚えるときにも、エメラルドはなかなか触らせてもらえない、そんな石なのです。ところが、結構、乱雑に宝石箱の中に入っていたりして・・、こういう仕事をしている者としては、とてもあわてるところです。
 ダイヤが硬い。というのは、かなり知れ渡っているようですが、実は衝撃には弱いという事実はご存知でしょうか? 確かに、めったに欠けたり割れたりはしないのですが、案外な時に、カツンと欠けるので、ご注意くださいね。 また、硬いがゆえに、他の宝石に当たるような保管をしていると、他の宝石を傷つける原因になってしまいます。
 傷つきやすい宝石で代表的なのが、先ほどのエメラルドに、オパール、ペリドット。イメージしやすいものでは、珊瑚や、トルコ石、琥珀なども簡単に傷つくので、注意が必要です。そして、忘れてならないのが、パール。 他の石や金属に当たって傷つくだけでなく、汗などにも弱い宝石です。
 
 そして、保管されるときに、絶対におやめになった方がいいと思うのが、ティッシュに包んで片づけること! そのまま捨ててしまった! という笑えない話が、実際にお一人や二人ではなく・・。本当にゴミ焼却場まで、見に行ったという方もいらして・・、お気の毒でした。 以前にも書いたことがありますが、一つ一つ箱に入れるのが大変な場合、大きな宝石箱に並べていれるか、小さな透明のビニール袋に一点づついれて、それぞれがあたらないように保管するのが、一番いいように思います。 
 金庫に入れて、大切に保管するのもいいことですが、ジュエリーは身につけるもの。 どんどん身につけて楽しんでくださいね! 

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抜けないリング!

June 07, 2009

 少し前ですが、リングをオーダーしてくださった方が、「本当にごめんね!こんなことになっちゃったの!」と、真っ二つになったリングを手にやってこられました。しかも、良く見ると、真っ二つというよりは、なんだか、切り口が四方八方にぐさぐさになっていて、いったいどうやったらこうなるのかしら?と不思議に思ってお話を聞くと、・・のこぎりで切られたとか。???
 事情を聞くと、指からリングが抜けなくなり、どんどん指がうっ血していくのがたまらなく怖くなられ、洗剤をつけて滑らせるという手軽な方法からいろいろ試し、結局、のこぎりで指輪を切ろうと決断されたそうです。のこぎりで指輪を少しずつ切るのに、なんと一晩中かかったそう!しらじらと日が明けるまで、のこぎりを手に延々と作業?される姿。想像するとちょっと鬼気迫る感じで怖いですね(笑)ご本人も、今なら笑えるけど、その時は必死だったの!とおっしゃられて・・、本当にお怪我がなくて良かったです。
 リングが抜けなくなったというトラブルを体験された方は多いと思います。洗剤やクリームですべらせる方法、糸を通す方法などいくつか試してみられて、いよいよ自分では無理…というときは、消防署でリングを切ってもらうことができます。リングカッターという機械があり、5分ほどで切ってもらえるそうです。ただ、すべての消防署に設備があるとは限らないので、問い合わせしてからお出かけくださいね。
 また、最近はやりの華奢なタイプの細いチェーンのネックレス。チェーンが絡まったときは、元通りにするのに時間がかかりますね。とにかく、無理に引っ張らないことが肝心です。落ち着いて、フンワリ優しく・・。
 まずは、お片づけになる時に、一点づつ箱に入れるのがベストですが、そうも言ってられませんね。よく使うカジュアルなネックレスは、宝石箱に、一つ一つ吊り下げるなど、何かにひっかけて保管するのが、結局いちばん簡単な気がします。多数のジュエリーを扱う業者さんたちは、ケースに入れない場合、チャック付きのビニール袋に、金具だけ外に出して、すっと取り出せるようにして保管されていることが多いようです。案外簡単で、中身も見えるので、何もかも一緒に箱に入れてしまうよりは、お勧めの方法です。
 そして、チェーンネックレスが、首から外せなくて引きちぎってしまったあなた。チェーンは細いほど、お修理した後、強度がなくなる確率が高いので、どうしても切ってしまいたい事態になったときは、出来るだけ金具近くを、ニッパーで切って下さいね。引っ張るのも厳禁です。(笑) 

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