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CATEGORY : BLOG JEWELRY WINDOW

Gold–のたまご

February 06, 2017

1月のウインドウは、“金のたまご” で、きらきらお目出度いお正月ムード・・のはずだったのですが、なんだか、ギラギラしていますね。 

金色という色は人間が生まれながらに引き付けられる色だそうで、その証拠に、希少さだけで言うなら、もっと他にもたくさんの鉱物があげられるのに、長年の間、これほどの価値をもって取引されてきたのは、金くらい。 太古の昔から、金ゆえの争い事があったことなどを考えると、金色は、よほど人間の心に響く色なのでしょうね。

ジュエリーを作る時、金を削ったり、叩いたりするわけですが、その柔らかさからくる加工性の良さ、適度な固さは、扱っていて、なんとも手になじみが良く、他の金属とは全く違う感触をうけます。 やすりで金属を削る音は、歯医者さんで聞くモーターのような音で、嫌う人が多いのですが、金の場合は、他の金属と比べると、ずっと、耳になじむ音のように感じます。 ですので、見た感じではあまりわからない金性(金の純度)なども、加工に携わっていると、ちょっとした感触で、だんだん分かってくるようになってきます。

見た目は同じように見えても、やっぱり中身は大切ですね。

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