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CATEGORY : GEM

大切なジュエリー

August 25, 2008

しばらく前、友人と会っていたときのこと。
「結婚前に父が買ってくれたジュエリーがいくつかあるんだけど、ちょっと時代遅れな感じがして、身につけていないの。かといって、もらったときのことを思い出すと、そのままの形で大切にしたいような気がやっぱりして、今風にリフォームするのも気がひけるのよね。」と友人が話していました。
 そのとき、私は、以前、私が何かで目にした“ジュエリーは一緒に暮らすもの”という言葉にとても共感していたので、友人に、「せっかくずっと大切にされてきたジュエリーだし、流行は気にしないで、どんどん身につけたほうがいいのでは?」と話しました。
 それ以来、彼女は発想の転換ができたようで、会うたびに、いろいろと違ったジュエリーを身につけて、見せてくれるようになりました。身につける機会が増えたことで「着けていると、すごく馴染んできて、より大切な宝石になる」とうれしそうでした。
 少し、話がそれますが、昔、「LOVE」という言葉が日本に入ってきた当時、「愛」という日本語ではなく、「大切」と訳されていたようです。なんとなく、「愛」という言葉より「大切」という言葉の方がより実感がわくような気がします。
 気にいった形にリフォームすることも確かに楽しいことですが、そのままの形でずっと大切にするということもとても素敵なことだと思います。
 みなさまも、もし、なんとなくしまい込んでいる宝石があれば、たくさん身につけてみてくださいね。