BLOG

CATEGORY : 誕生石

1月はガーネット

January 14, 2010

1月の誕生石は、ガーネットです。ガーネットは、和名、柘榴石と呼ばれるように深い赤色が有名ですが、ガーネットというのは、実はグループの名前。その成分により様々な種類があります。中でも、「デマントイド・ガーネット」と呼ばれる緑色のガーネットは、屈折率(宝石にあてた光が宝石内に入ったときに屈折する度合いのこと)が、ガーネット類のなかでも群をぬいて高く、ダイヤモンドのような輝きを見せるため、もっとも高く評価されています。 なるほど…デマントイド…は、ダイヤモンドのような…だったのですね。
 そして、デマントイド・ガーネット程稀少でなく、でも強いグリーンがきれいなツァボライトも最近人気が出てきた宝石です。エメラルドの繊細なグリーンに対して、少し、まったりと強くかがやく緑色は、ジュエリーの中でメインに使わなくても、アクセントになる心惹かれる美しさです。
 
 ガーネットは、最も古い歴史をもつ宝石のひとつといわれており、古代エジプトやギリシャ、ローマでは、装飾品としてはもちろん、血止めとしてや体の不調に聞く薬としても用いられていたそうです。パワーストーンとしては、気力・体力をあたえる石とされているのだとか。宝石言葉の中に、友愛というのもありました。
 写真は、The ハプスブルグ展で目をひいた、数々の宝石を使った時計。左下の柘榴の中の宝石は、やっぱりガーネット? 使えるだけ使ってみましたという宝石たちのなか、針のターコイズが、くっきりときれいで、これぞ Theヨーロッパ。息の抜き加減が、うまいですね。 宝石を絵具の色のようにを使ってデザインしてみたいと、話してられたデザイナーさん。ふと、彼女のことを思い出しました。

SEARCH

ARCHIVES