吉岡徳仁さんのデザイン
プロダクトデザイナー吉岡徳仁さん。モダンアートといってもいい彼の作品が気になりはじめた頃、そのイメージに反して、古い蔵を移築して事務所を建てられたのがちょっと意外な気がしました。今では、質感を大切にされる彼らしい選択だったのかなと思っていますが、ちょっと気になったのを覚えています。。
2001年発表の紙の椅子「honey pop」は、椅子のデザインでこんなことが出来るんだ!と、心底感動しましたが、この仕事で、世界的にも注目を集められ、その後、ヤマギワの照明「ToFU」や、au「MEDIA SKIN」シリーズなど、国内外の様々な企業とコラボレートして、たくさんの素敵な作品・製品を発表されています。ご存知の方も多いのではないでしょうか?
先日、「驚異の結晶洞窟」のご案内の中で、結晶は育つものという話をいたしましたが、吉岡さんは、「ヴィーナス・結晶の椅子」という作品で、結晶が育つことによって出来上がるとても面白い椅子をデザインされています。・・が、さて、すわり心地は(笑)?こういう実験的な作品を次々に考えつく、彼のデザイン力、ワクワクしますね! 大好き!と言えるデザイナー?アーティストです。(デザインとアートの境界などという論争は、意味がないとは彼の弁)
今年は、Design of the Year 2009 を受賞されるなど、ますますこれからの活躍が楽しみな方です。
現在、吉岡徳仁さんが監修を務められている展覧会『特別展「Story of???」カルティエ クリエイション?めぐり逢う美の記憶』が東京国立博物館で5月31日まで開催されています。
・・・あと3日しかない!!どうしても見ておきたくて、スケジュールを調整していましたが、ちょっと無理そう。どうやら全国巡回はないようですので、東京近郊の方で、もし訪れた方、訪れる予定がある方がいらっしゃったら、ご感想をお聞かせいただけたら嬉しいです。
吉岡徳仁さんHP http://www.tokujin.com/
展覧会公式HP http://www.storyof.jp.msn.com/