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アンジー

May 26, 2013

 “ガンに罹る確立が、 87%以上” と宣告されたら、…

 数日前に報じられた、遺伝性乳がん予防のために乳房切除手術をうけた女優のアンジェリーナ ジョリーさんの選択は、新聞のトップニュースになるほど、衝撃的なものでした。 皮膚がんになる確率が高いほくろは、取った方がよい、とよく聞きますが、胸となるとほくろを取るような気持では挑めないのが人情。 私のまわりにも、何人も乳がんを患った友人がいるので、どうしても人ごととは思えませんでした。

 アメリカのテレビドラマで、「ニップタック」という番組があったのを御存知の方はいらっしゃるでしょうか?  残念ながら、私は見ていないのですが、美容整形と女性のドロドロを描いた人気番組だったそうで、その中で、発がんリスクの高い人が胸を切ってほしいと言いだして大騒ぎ!という回があったそうです。 そんなに昔のドラマではないはずですが、(2003年から放送されているそう) その頃はまだ、予防処置としての乳房切除は、アメリカでも考えられない時代だったのですね。 そんな、以前は奇行と写っていたことが、“勇気ある選択”と報じられるようになった。 
遺伝子研究の成果が、予防医学を、そして人々の意識を変えたということでしょうか?
 
 日々進歩する医療現場。 実際、先日も、まったく新しい形のがんの治療法が試みられているという報道がありました。  移植医療にかかわっている友人の医師が、(ひどい言い方になって申し訳ないですが) 誰かの臓器をあてにする・・という今の時代が、いつか、そんな時代もあったねと言える日がくると思いながら手術をしていると話していましたが、その日が来るのも、明日なのか、10年後なのか、誰にもわからない。
 
 確率という、不確かなもののために、ある意味大きく体を傷つける決断をしないといけないとしたら、自分ならどうするのか。 こんなに痛みに弱く、根性無しの私。 手術を決断することも、けろっと平気でいることも、難しい気がします。 
知ることが幸せなことなのか、よけいなことなのか、いくら考えてもすっきりしません。 強く決断したアンジェリーナ ジョリー自身の言葉からも逡巡する気持ちが垣間見えるようです。

  思春期の頃から、多くの問題をかかえ、果敢に人生を切り開いてきたアンジー。  そして、そんな強いアンジーの傍らで、なんだかちょっと か弱く見えてしまうブラッド ピット。 そんな彼と子供たちの存在が彼女の決断の後押しをしたと聞くと、否定的なことは、言える筈もないのですが。 

 どこまでも、攻めの姿勢を貫く彼女のこれからが、今まで以上に、気になる気がします。
 

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