「パール 海の宝石」展 -兵庫県立美術館ー
暑い暑い・・本当に毎日ただただ暑い・・ですね。 暑いと言えば、中近東。アラブの国々はどれほど暑いのでしょうか。 ドーハがカタールのどこにあるのかさえも、ちょっとあやふやだった私。今年、そのカタールと日本は国交樹立40周年だそうです。いくらアラブの国とはいえ、案外と短い気がしますね。
ところで、“カタールと真珠”と聞いて、ピンとくる方はいらっしゃるでしょうか?
アラビア湾の南岸にきゅっと突き出た小さな半島がカタール。 カタールと言うと、「石油」「ドーハの悲劇」しか想像できなかったのですが、石油が産業になる前は、そして、日本で養殖真珠が盛んになる前は、アラビア海でのパールの採取が、主要産業だったそうです。 どうしてもあのアラビアの白い民族衣装を着た男たち・・が、海に潜る図が、想像できないのですが、また、そこで採れたというパールのカラフルなこと。
写真下の、カラフルなパールたち。すべて、アラビア海で採れた天然真珠だそう。ブルーや珊瑚色のものもあって、不思議ですね。 ウジェニー皇后やエリザベス・テーラーなど、華やかな著名人たちがまとった宝飾品も展示されるそうです。
ネパールのラマ家の一族が用いた頭飾りの写真も載っていましたが、ふんだんに使われたパールや宝石類が圧巻!ネパールのような内陸部に、これほど大量にパールが持ち込まれていたのにも驚きましたが、これだけの数を買い集められる財力にもびっくり。 ネパール → ヒマラヤ → シェルパ ・・宝石とは無縁 という通り一遍のイメージも、改めないといけません!
展覧会の開かれている兵庫県立美術館は、ご存じの方も多いと思いますが、安藤忠雄さんの設計。建物自体も見どころいっぱいです。以前、世界的に有名なメキシコの建築家の方々と この美術館を一緒に見学した時のこと。 数名で、ざわざわ話しながら、見まわっていたのですが、ある部屋に入ったとたん、「すばらしい・・・」とつぶやくようにおっしゃられて、しばらくし~んと黙りこまれたのが、印象的でした。・・さて、どの部屋でしょうか? こちらも、お見逃しなく。
パール 海の宝石展 はこちら http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1207_pearl/t_1207_pearl/index.html
美術館の建物について はこちら
http://www.artm.pref.hyogo.jp/2002-2008old/information/archtect/index.html