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ハイメ アジョン

February 28, 2015

スペインの陶磁器ブランド、リヤドロ。女らしく優しいイメージのブランドですね。 写真はその、リヤドロの「The Guest」シリーズ。 アーティストでデザイナーのハイメ・アジョンがデザインしたキュートでユニークな大小のフィギュアに、さまざまな ゲスト=クリエイターが彩色を施すという 限定の企画商品だそうです。

可愛い~~!(って、何にでも、あんまり言いたくないのですが) 素敵ですね! 今までにも、バカラやフリッツ・ハンセン、カンペールなど様々なブランドで、いいなぁと思ってなんとなく見ていたプロダクトが、実は彼のデザインだったということに、いまさら気が付いて、ちょっとドキドキしています。彼ならではの世界観。すっきりとクールなようでいて、ユーモアと、ちょっとした毒?が、ツボですね。ハートをわしづかみされています。

リヤドロのサイトは

こちら  http://www.lladro.jp/products/detail.php?product_id=1152

 

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交響曲第一番「HIROSHIMA」

February 03, 2015

佐村河内守氏の代作騒動から、もう一年以上たちました。振り返って、いったいあれはなんだったのかしら・・と、ぼんやり考えていたところ、作曲家の千住明さんがそれについて書いていらっしゃる文章を知り、なるほど、音楽家は、こういう風に見ているのかと、大変興味深く思いました。

 私たち、音楽の素人にとっては、一音一音、作曲するのが、作曲家と思いがちですが、音楽の世界では、共作ということは、よく行われていることだったのですね。 絵画でも、レオナルド ダ ビンチや現代なら、kaikai kiki など、一つの工房?として、芸術作品を発表されているのは、よく知られたところ。

私自身は、実は、この音楽のことも、佐村河内守さんが、それほどこの世界で有名な方だということも、知りませんでした。 でも、この騒動で、彼の宣伝手法などを聞き及ぶにつけ、誰もがちょっと、残念に思ったことと思います。 そんな中、 ”音楽そのものは嘘をつかない” という、千住さんの言葉。 今まで、彼の音楽に魅了されていた方々にも読んでいただきたい気がしました。

中央公論社のサイトはこちら  http://www.chuokoron.jp/2014/03/post_231_1.html

 

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Ann Leggett さん

January 29, 2015

古い友人でアメリカ人画家のAnn Leggett さんが、亡くなりました。

170cm以上は、ゆうにあった大柄な彼女。 なのに、日本の和服をお召しになっても、何の違和感もなくて、びっくりした覚えがあります。 ファッションモデルになっても、十分にやっていけそうな美貌の持ち主で、独特の雰囲気。 大らかでゆったりとした物腰が、育ちの良さを感じさせました。

自分の描きたい絵は、流行じゃないのよと、おっしゃってましたが、市井の人に注ぐ眼差しが温かく、お話をしていて、日本もアメリカも、人は一緒ねと、いつも感じさせてくれました。

しばらく、連絡がないと思っていたら、この知らせ。 それも、彼女が親しくしていた、京都のお友達が、あなたの話をよく聞いてたから・・と、わざわざ探し出して連絡してくださって。 NYへ行っても、もう会えないと思うと、本当に辛いです。

京都の絵を、たくさん描かれてました。 ホームページには、その一部しかのってませんが、よかったら、ご覧になってください。

 

Ann さんのホームページはこちら 

http://www.annleggett.co/annleggett/Home.html

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金工鐔の美

January 10, 2015

居合をしているとか、刀を集めているとか聞くと、なんだか、ちょっと、ぎくっとしてしまいますが、日本独特の美と言われれば、確かにその通りですね。 清水三年坂美術館で今展示されているのは、刀の鐔(つば)。 繊細な細工と、日本ならではのデザインがとても面白く、ぜひ一度、皆様にもご覧いただきたいと思いました。 ジュエリーの歴史の浅い日本で、美術的にも優れた金属加工というと、男性、特に武士の道具に、見事なものが多い気がします。 何とも言えない粋で洒落た感覚は、武士の美意識にも通じるようで、それぞれ、とても興味深く拝見しました。

館長の村田氏は、以前、企業にお勤めで、海外に駐在されていた時に、このような美術品に出会われ、その美に目覚められたそうです。 そして、名品がどんどん日本から流出しているのを見かねて、ご自分で収集に乗り出したという方。 当時、NYにいた友人も、彼の噂を聞いたことがある・・なんて言うのですから、びっくり。 ご本人にお話を伺うと、特に繊細な細工で、優美なものがお好みだそうですが、うっとりと、その美を愛でる穏やかな瞳の奥に、美術品に対する熱い思いが垣間見えて、平成のこの時代にも、こういう方がいらっしゃるのだなぁと、こちらまで、にわか愛国心?に目覚めてしまいました。

清水三年坂美術館のホームページはこちら  http://www.sannenzaka-museum.co.jp/kikaku.html

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ルネ・ラリック 美術館「えき」KYOTO

December 21, 2014

ジュエリーのデザインでも有名な、ルネ・ラリックの香水瓶と化粧小物を集めた美術展が、JR京都駅の伊勢丹7階にある美術館 「えき」KYOTO で 12月26日まで、開催されています。 

私の子供のころは、海外からのお土産といえば、必ず一つは香水が入っていたような記憶があります。 どの香水瓶も、それぞれに繊細で凝ったデザインがされていて、子供心に、なんだかうっとりとしたもの。 一時は、一生懸命集めてもいました。

ジュエリーのデザインで既に大変な成功を収めていたラリック。 ガラスのデザインをはじめたのは、ふとしたことがきっかけだったようですが、その後、ジュエリーに戻ることはなかったというのですから、その魅力は果てしないものだったのでしょうね。

金曜日まで、皆様もぜひ、ご覧になってみてください。

ルネ・ラリック 香りと装いの美 はこちら 
http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html

 

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アンドレアス グルスキー展

February 27, 2014

大阪中之島の国立国際美術館で、ドイツの現代写真家、アンドレアス グルスキー展が開催されています。

昨年の夏、たまたま東京へ出張で出かけていた時に見てきたのですが、なかなかユニークで面白い写真! まず、その圧倒的な大きさ、スケール感に驚き、なんとも言えない視覚効果に、不思議な感動を覚えました。

こう書いていながら、実は、この写真家の作品を言葉で何と表現したらいいのか、よくわからないのですが、写真であって、写真でない世界。 ぜひ一度皆様にもご覧いただきたい気がします。

アンドレアス グルスキー展 2014年2月1日~5月11日  国立国際美術館 大阪府大阪市北区中之島4-2-55

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美しき日本の小さな心

January 16, 2013

 JR京都伊勢丹の美術館「えき」KYOTO で開催中の「美しき日本の小さな心」。 古門前通りの有名な骨董店、てっさい堂のオーナー貴道さんの集められた豆皿や帯留、ぽち袋が所狭しと展示されています。

 ジュエリーデザイナーとしては、帯留を見なくては・・と思って出かけたのですが、豆皿も小さいながら千差万別!丸や四角だけでなく、不思議な形の物や動物など、作られた職人さんの自由闊達な気持ちが伝わってきて、なんだか楽しい展覧会でした。
 20日までですが、またお店に行けば、手に取ることができる?のかしら。いつか自分のものにしてしまう!という気持ちで出かけてみるのも いいかもです。

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特撮博物館 そして 日本ファッションの未来性

August 27, 2012

 先日東京に出かけた時、ちょうど「日本ファッションの未来性」という展覧会を東京都現代美術館(MOT)でしていると聞いたので、暑いさなかとぼとぼと出かけてきました。 本当にとぼとぼ・・というのがぴったりのこれ以上ない暑い一日。 何度も書いていますが、京都に住む者にとって、東京の駅と駅の間隔は、ありえなく遠い。 どこへ行くのもひたすら歩くイメージですが、東京にお住まいの方にとっては、なんてことないのでしょうね。
 さて、やっとの思いでMOTに着いてみると、大変な行列! 暑さと距離にすっかりめげていた私はクルッとUターンしそうだったのですが、どうやらこの行列は特写博物館の方。 並んでいらっしゃる方々も、微妙にオタクな香りが。 ふと、興味がわいて見てきました!!
 なかなか、面白かった! いまやCGで、なんでも出来てしまう?(くわしくないのですけれども)映像の世界。 火薬はもちろんセットの一つづつを手作りして、その撮り方を工夫することで、ビックリするような効果を作り出しています。 作っているおじ様、お兄様方の楽しそうなこと! 少年の心ここにあり!でした。 実物のセットの中で写真を撮れるコーナーもあり、こちらも大変な行列!

なかなか楽しい・・・。ぜひとも“男子!”とお出かけになることをお薦めします。

こちらは本物の東京・・・
 
 付け足しのようになってしまいましたが、 「日本ファッションの未来性」 も、ヨージヤマモトにはじまり、歴史に残る洋服とは、という展示。 何十年も前のデザインが、今に至っても古びない!“良いデザイン” の力を感じました。
東京都現代美術館のサイト  http://www.mot-art-museum.jp/

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「パール 海の宝石」展 -兵庫県立美術館ー

August 20, 2012

 暑い暑い・・本当に毎日ただただ暑い・・ですね。 暑いと言えば、中近東。アラブの国々はどれほど暑いのでしょうか。 ドーハがカタールのどこにあるのかさえも、ちょっとあやふやだった私。今年、そのカタールと日本は国交樹立40周年だそうです。いくらアラブの国とはいえ、案外と短い気がしますね。
 ところで、“カタールと真珠”と聞いて、ピンとくる方はいらっしゃるでしょうか?
 アラビア湾の南岸にきゅっと突き出た小さな半島がカタール。 カタールと言うと、「石油」「ドーハの悲劇」しか想像できなかったのですが、石油が産業になる前は、そして、日本で養殖真珠が盛んになる前は、アラビア海でのパールの採取が、主要産業だったそうです。 どうしてもあのアラビアの白い民族衣装を着た男たち・・が、海に潜る図が、想像できないのですが、また、そこで採れたというパールのカラフルなこと。

 写真下の、カラフルなパールたち。すべて、アラビア海で採れた天然真珠だそう。ブルーや珊瑚色のものもあって、不思議ですね。 ウジェニー皇后やエリザベス・テーラーなど、華やかな著名人たちがまとった宝飾品も展示されるそうです。
 ネパールのラマ家の一族が用いた頭飾りの写真も載っていましたが、ふんだんに使われたパールや宝石類が圧巻!ネパールのような内陸部に、これほど大量にパールが持ち込まれていたのにも驚きましたが、これだけの数を買い集められる財力にもびっくり。 ネパール → ヒマラヤ → シェルパ ・・宝石とは無縁 という通り一遍のイメージも、改めないといけません!
 展覧会の開かれている兵庫県立美術館は、ご存じの方も多いと思いますが、安藤忠雄さんの設計。建物自体も見どころいっぱいです。以前、世界的に有名なメキシコの建築家の方々と この美術館を一緒に見学した時のこと。 数名で、ざわざわ話しながら、見まわっていたのですが、ある部屋に入ったとたん、「すばらしい・・・」とつぶやくようにおっしゃられて、しばらくし~んと黙りこまれたのが、印象的でした。・・さて、どの部屋でしょうか? こちらも、お見逃しなく。
パール 海の宝石展 はこちら   http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1207_pearl/t_1207_pearl/index.html
美術館の建物について はこちら  
 http://www.artm.pref.hyogo.jp/2002-2008old/information/archtect/index.html

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アート京都2012

April 28, 2012

 春爛漫。桜の季節が過ぎ、日中は暑いくらいの毎日ですね。 昨日は、友人と軽くランチをしようと待ち合わせをしていたのですが、ふと見たパンフレットに、「美術立国、京都。」 の文字が。 
 2010年、2011年と二年続けて開催された「アートフェア京都」が、今年は、国立京都国際会館のアネックスホール、そしてホテルモントレ京都の4階、5階のフロアと、大きくスケールアップして開かれているという案内。 行ってみようか・・とすぐに話はまとまり、両会場とも見てきました。 
 すごい・・。規模もほぼ去年の倍。国立京都国際会館の方は、場所も広いので、展示されている作品もぐんと大きいものがたくさんあって、見ごたえがありました。  京都は古い街ですが、日本最先端の学術、技術、そして文化芸術を生み続ける国際都市。 古いものにしがみついているだけではない、アートの息吹を感じました。 お天気も良く、野点席でお茶もいただけて、大満足の午後。 もっと早くにご案内できれば良かったのですが、アートフェアのサイトでは、出展作家の紹介もされています。 熱い京都!をこれからも応援してくださいね。
アート京都2012 のサイトは、こちら http://www.artkyoto.jp/

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葵ねぶた・京造ねぶた

September 07, 2011

 台風が過ぎて、朝夕ぐっと涼しくなりました。
 仕事場のある北山通り近辺の氏神さまは上賀茂神社。神山のふもとに広々と広がる境内は、お天気のいい日には格好の散歩スポットでもあります。そういえば、街中に住んでいた幼稚園生の頃(いったい何年前?)の遠足は上賀茂神社だったような気が。 神代からの信仰の地であっただけに、祭典や行事も、由緒正しきもの。有名な葵祭りでは、斎王代が、御所からこの上賀茂神社まで向かわれますね。平安時代からの国家的なお祭りだけあって、雅な美しいお祭りです。
 
 さて、毎月のように歴史的な祭典や行事の行われる上賀茂神社ですが、最近では、毎月第4日曜日には、手作り市が開かれたり、いろいろと新しい試みも行われています。この10日から19日までは、近隣の小学生や有志の方が制作された「葵ねぶた」を、14日からは、京都造形芸術大学内で制作された、「京造ねぶた」が、同時に点灯されるそうです。 パンフレットをみると、青森のカラフルなねぶたとはまったくイメージがちがって、白い和紙のシンプルモダンなものが、多いよう。学生さんたちが楽しんで作った感じがでていて、面白そうです。
 月が最も美しいと言われるこの時期、賀茂観月祭(9月12日)を挟んでのイベントです。ライトアップは 6時から9時。 夜の神社の濃密な空気もじっくり味わえそうです。

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ZIPANGU 展 と グループ展

August 27, 2011

 「日本の現代美術の魅力を世界に向けて発信する。日本人自身にもその魅力を再認識して欲しい」 というメッセージを込めて企画され、6月に日本橋高島屋で開かれたジパング展。2万人を超す来場者でにぎわったそうですが、関西でも、大阪と京都の高島屋で、開催されることになりました。大阪は、8月31日からだそう。
 そして、その、ZIPANGU展にも名を連ねた、上田順平、渡邊佳織、染谷聡さんのグル―プ展が、イムラアートギャラリーで開かれるそうです。そちらは、今日から! 現代アートは難しい・・という声も聞きますが、へぇ~と思ったり、プッと笑ったり、肩肘張らずに楽しんだらいいのでは? ぜひ!
 ZIPANGU展 http://zipangu.org/
 上田順平、渡邊佳織、染谷聡 グループ展  http://www.imuraart.com/ja.html
     会期   2011年8月27日(土)~9月17日(土) 日、月休廊
     場所   イムラアートギャラリー 
          京都市左京区丸太町通川端東入
     電話   075-761-7372
     
           

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水の すみか  

June 08, 2011

 森 善之さんの写真の展覧会が、神戸の元町で開かれています。昨秋、雑誌、和楽に掲載いただいたドモホルンリンクルとの広告で、お世話になったカメラマンさん。 素人目にはちょっとレトロなカメラ(本当は最新なのかも・・)をお持ちで、興味しんしん!もっとお話しを伺いたかった!一言二言お話ししただけでも、物の見方が面白く、彼の目を通して、どんなものが見えるのか、楽しみです。
 
 水の
 すみか
 森
 善之
 と、案内にあって、水のすみかは、森・・か・・と。カードは水の写真。いい気がながれていそうですね。19日までです。ぜひ!
会期: 2011年5月28日(土)~6月19日(日)
会場: ギャラリーPAXREX
     神戸市中央区海岸通2丁目4-8代に日新ビルB1
電話: 078-392ー8909 

アートフェア京都

May 17, 2011

 天変地異?と思うようなおかしなお天気だった今日。ぱ~っと晴れているかと思うと、音を立てて雨が降ったり、事務所を留守にしていた間には、ヒョウも降っていたとか。今は、真っ赤な夕焼け空に、西の鷹峯がくっきりと浮かび上がって、穏やかな夕べ。そろそろ、夕食の時間!ですね。
 今週末20,21,22日と、京都四条烏丸のホテルモントレで、アートフェア京都が開催されます。去年、京都で初めての開催を、見に行きましたが、ホテルの客室を1室づつ使った展示が、普段ちょっと遠く感じるアート作品を、とても身近なものに感じさせてくれました。今年も、見に行きたいなと思っていたところ・・・。
 いつも、私のジュエリーを展示してくださっているイムラアートジェムが、出展されるとのこと。大変急な話ではありますが、私のジュエリーも展示して下さるそうです。ホテルのお店へは、ちょっと足の向きにくい方も、こちらならお越しいただきやすいかもしれません。ぜひ、お手に取ってみていただきたいです。初日、朝から夕方までは、私も詰めている予定です。皆様のご来場を、楽しみにお待ちしています。
 大変申し訳ありませんが、会の性格上、3日間通して入場可能の入場料が2000円必要となっています。デポジット制で、会場内で、5000円以上のご購入で、2000円分差し引かせていただくことになっています。半券持参で、ホテルのカフェも100円引きだそう。今年は、去年の倍近く、60室以上の出展が予定されているそうです。きっと気持ちにフィットするアートに出合える場となるはず。ぜひぜひ、お越しくださいね。
アートフェア京都  http://www.artfairkyoto.com/

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Dance Company DUNAMIS

February 27, 2011

 ダンスカンパニー デュナミスの公演が、3月11日京都北文化会館で行われます。
 
 京都を拠点に、インドの古典舞踏と、インドムービーダンスの両方に取り組むダンスカンパニー。主催の宮田幸子さんは、学生時代からの友達ですが、その小さな体から発散されるパワーには、いつも圧倒されています。いつまでも愛らしい顔立ちで、キラキラ目を輝かせて話しをされる様子は、娘時代そのままなのですが、激しいインド音楽に合わせてのダンスは、一本筋の通った迫力に満ちています。 2008年には、近代美術館で開催された「秋野不矩生誕100年記念」の関連イベントでも踊られました。ご覧になった方も多いかもしれませんね。
 樋口一葉の「たけくらべ」にインスピレーションを得たパダムの解説をするワークショップもあるそうです。入場無料だそうですので、ぜひ!
 天舞vol.12
   日時: 2011年3月11日(金) 19:30 開演 (19:00 開場)
    場所: 京都北文化会館  
        京都市営地下鉄北大路駅下車すぐ(出入り口1番)

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黒田 暢(型染)・黒田冨紀子(油絵) 二人展

September 14, 2010

 子供のころから、家族ぐるみでお世話になっていた、黒田暢先生 奥様の冨紀子様の二人展が、岡崎のギャラリー恵風で、開かれています。 初日の今日、お目にかかると、「訓子ちゃん!」と、声をかけてくださって、一気に子供時代に・・・。久しぶりに、くすぐったいような気持でした。
 京都新聞に掲載されていた、新美南吉の童話の挿絵型染原画など、暢先生の洗練された染め、冨紀子様のほのぼのと温かな油絵が、掛ける場所に困った、とおっしゃるほどたくさん展示されています。こんな風に年を重ねられたらいいな!というお手本のようなお二人に、ちょっと励まされたような気持ちで帰ってきました。
黒田 暢(型染)・黒田冨紀子(油絵) 二人展
会期: 2010年9月14日(火)~9月19日(日)
会場: キャラリー恵風
    京都市左京区丸太町通り東大路東入る南側
電話: 075-771-1011

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柳田もとい 木版画書票展

June 29, 2010

 版画家の柳田もといさんの書票展 “書票で巡る京都” が、左京区の安楽寺で開かれています。1日木曜日まで。ご案内が遅くなってしまって、ごめんなさい。
 私の父母の時代、本には自分の名前を入れた書票を作って、本の裏表紙などに貼り、大切にしていたような気がします。最近はあまり見かけなくなった気がしますが、日本書票協会などもあるそうで、本に貼るためだけでなく、芸術品として観賞するなど、いろいろな楽しみ方があるようですね。
 柳田さんは、定期的にテーマを決めて木版で作品をつくっていらっしゃって、京都を題材にしたものはもとより、洒落気のあるデザインが多く、素敵です。いつか、私にも作っていただきたいと思いながら、なかなかいいチャンスがなく残念なのですが、絵として見るのも、楽しいので、ぜひご覧になってみてください。会場の安楽寺も、とても素敵な場所です。今なら、梅雨の雨にぬれた緑がきれいでしょうね。哲学の道からすぐですので、お散歩がてら、いかがでしょうか?
 日時:  2010年6月26日~7月1日
 時間:  11:00am~5:00pm
 会場:  安楽寺 客殿 椛(もみじ)
      京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21
 電話:  075-771-5360

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建築家作品展

June 27, 2009

三条通の烏丸から河原町通りにかけての界隈は、洒落たお店やレストランがいろいろ出来て、休日に散歩するには、楽しい場所。
 烏丸通りから、少し東に入ったところに、旧日本銀行京都支店だった素敵な洋館が、京都文化博物館の別館となっています。景観重要建築物に指定されていると聞くまでもなく、レトロで素敵な建物ですが、今そこで、京都で活躍する建築家の作品展がひらかれています。古都京都で、何かと制約の多い中デザインされた、個性的な建物群が、とても興味深かったです。明日までだそうですが、会場の、ひんやりとした空気を感じながら、現代の建物を見るのも楽しいひと時となりそうですね。
JIA 京都
http://www.jia-kyoto.org/07/event/2009/e20090625.html

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ニッポン画物見遊山

June 08, 2009

 京都駅の伊勢丹「えき美術館」で、山本太郎さんのニッポン画展を見てきました。
 友人が彼をよく知っていたので、絵の鑑賞はもとより山本さんにも会ってみたい気がしたので、ご本人のお話と狂言があるという日にあわせて出かけました。
 いつものことながら、仕事がスパッと終わらず大慌てで会場に着いたら、すでに狂言は始まっていて、立ち見もでるほど盛り上がっていました。観客席に幼稚園生くらいの子供たち2人が本当に楽しそうに けらけら笑いながら狂言をみていたのですが、その様子がなんだかおかしくて、ついついその子たちの反応を見るのを楽しんでしまいました。どうやら茂山ご一家のお子さんたちだったようで、気がつくと側であの茂山宗彦さんがお世話してられました。伝統芸能を守る一族らしい人のつながりを垣間見た気がして、ちょっと暖かい気持ちがしました。他にも、会場には超有名な競馬騎手ご夫妻がいらしてたり、とても華やかな感じで山本さんの楽しいトークとともに、いい時間を過ごす事ができました。
 一度見たら忘れられない「諧謔」の視点で描かれた山本太郎さんの絵。クスッと笑ったり。アレッと見直したり、肩の張らない楽しい絵です。
6月14日までです。アクセスのいい場所なので、是非いらしてください。

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吉岡徳仁さんのデザイン

May 27, 2009

 プロダクトデザイナー吉岡徳仁さん。モダンアートといってもいい彼の作品が気になりはじめた頃、そのイメージに反して、古い蔵を移築して事務所を建てられたのがちょっと意外な気がしました。今では、質感を大切にされる彼らしい選択だったのかなと思っていますが、ちょっと気になったのを覚えています。。
 2001年発表の紙の椅子「honey pop」は、椅子のデザインでこんなことが出来るんだ!と、心底感動しましたが、この仕事で、世界的にも注目を集められ、その後、ヤマギワの照明「ToFU」や、au「MEDIA SKIN」シリーズなど、国内外の様々な企業とコラボレートして、たくさんの素敵な作品・製品を発表されています。ご存知の方も多いのではないでしょうか?
 先日、「驚異の結晶洞窟」のご案内の中で、結晶は育つものという話をいたしましたが、吉岡さんは、「ヴィーナス・結晶の椅子」という作品で、結晶が育つことによって出来上がるとても面白い椅子をデザインされています。・・が、さて、すわり心地は(笑)?こういう実験的な作品を次々に考えつく、彼のデザイン力、ワクワクしますね! 大好き!と言えるデザイナー?アーティストです。(デザインとアートの境界などという論争は、意味がないとは彼の弁) 
 今年は、Design of the Year 2009 を受賞されるなど、ますますこれからの活躍が楽しみな方です。
 現在、吉岡徳仁さんが監修を務められている展覧会『特別展「Story of???」カルティエ クリエイション?めぐり逢う美の記憶』が東京国立博物館で5月31日まで開催されています。
 ・・・あと3日しかない!!どうしても見ておきたくて、スケジュールを調整していましたが、ちょっと無理そう。どうやら全国巡回はないようですので、東京近郊の方で、もし訪れた方、訪れる予定がある方がいらっしゃったら、ご感想をお聞かせいただけたら嬉しいです。 
吉岡徳仁さんHP http://www.tokujin.com/
展覧会公式HP  http://www.storyof.jp.msn.com/

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