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CATEGORY : KYOTO

葵祭

April 20, 2009

 先日、地元の新聞で、今年の葵祭の斎王代(さいおうだい)にお決まりになった方が紹介されていました。 毎年、この記事を見ると、京都の初夏を思います。
 5月15日に京都で行われる葵祭は、「京都の三大祭」の一つ。市内に住む未婚の女性が斎王代(葵祭りのヒロインといった感じのもの)に選ばれ、お祭りがとり行われます。斎王代にに選ばれるのは、京都のお嬢様方の中でも、選りすぐりのお嬢様。私の友人の中にも、かつて斎王代を経験した人が何人かいますが、その貴重な経験、裏話?を聞くのは、京都で育った私にとってもちょっと興味深いです。
 そして、葵祭に欠かせないアオイ。アオイは古くは「あふひ」といって、神様と「めぐりあう日」を小さな葉に祈願されたという、いわれがあるそう。ハート型のとてもかわいらしい葉です。もともと上賀茂神社や下鴨神社で自生していたようですが、今は、それだけでは数が足らず、「葵プロジェクト」と称して、全国各地で株分けして育ててもらっているそうです。その中には東京の六本木ヒルズなども入っているとか。1200年以上も続く京都のお祭りが、全国各地でこんな風につながっているなんてとても素敵ですね。
 私は、この季節、お遣い物に、このアオイの葉を形どった宝泉堂さんの「賀茂葵」というお菓子をよく利用しています。ハート型の形がとても愛らしく、控え目な甘さが“はんなり”と、とても美味しいお菓子です。ぜひ一度味わってみてください。
宝泉堂「賀茂葵」 
http://www.housendo.com/kamoaoi.html
葵祭案内HP
http://www.kyokanko.or.jp/3dai/aoi.html

CATEGORY : DAILY

驚異の結晶洞窟

April 19, 2009

 面白い放送があるから、と宝石にとっても詳しい友人が教えてくれたので、昨夜見たのがNHK のワンダー×ワンダー。 「探検!驚異の結晶洞窟」という題名に、ちょっとオタクな臭い?を感じたのですが、見てびっくり!映画のセット?と言いたくなるような大きな結晶が折り重なる光景に、本当に自然って素晴らしい!と思ってしまいました。
 この結晶、本当に、何万分の一といういろいろな偶然が重なってできたとのこと。おとぎ話に出てくる、氷の宮殿のような雰囲気 (実はかなりの高温で、1時間その中にいるのが限界だそうですが) 見事としか言いようがないと思いました。 
 宝石というと、ほとんどの方は、冷たくて生命力というものを感じない無機的なものを想像されると思いますが、実は自然の中で、長い時間かけて生まれ出たもの。ある意味、育つものだということを、この放送をご覧になると、感じられるのではないかと思います。
 何年か前、ドイツのイーダーオーバーシュタインという、世界的に有名な宝石の町を旅行したときのこと。そこの宝石美術館には、ちょっと口で言い表せないほど所狭しと宝石の原石が展示されていましたが、何とも言えない石の生命力のようなものを感じて、ゾクっとしたのを思い出しました。 そういえば、パワーストーン。近頃よく耳にしますね。 
 深夜になりますが、再放送があるようです。ご興味のある方はご覧になってください。
 4月23日木曜日0:45~1:34(水曜日深夜)
 
 NHK ワンダー×ワンダー
 http://www.nhk.or.jp/wonder/program/1/trailer.html

CATEGORY : JEWELRY

ルビーのピアス

April 16, 2009

 「お綺麗な方よ・・」と、評判のご姉妹が、このルビーのピアスをはじめ何点かご注文してくださったお二人。どれがいいかしらと相談されている様子が、いくつになっても友達のようで、姉妹っていいなぁと思いました。
 お姉さまは遠方にお住まいなので、残念ながら、メールでのやり取りだけで、お目にかかったことがないのですが、妹様は、時によって、ブランドのお洋服をさらっと着こなしていらしたり、漆が細工されている、とても個性的なバッグを持ってらしたり、いつも型にはまらない幅広いお洒落をされているセンスのいい方。 お洒落な人とお会いすると、「どこでお買い物をされているのかしら?どこでこんな素敵なものを見つけてこられるのかしら?」とつい気になってしまいますが、気負わない自然なお人柄に、お話していても、ホッとなごむことの多いお打ち合わせでした。
 デザインのご希望は、最初は、ゴージャス、オーソドックスな感じということでしたが、いくつかデザインを描く中で、このようなモダンなものに決定しました。 作りは、縦が5cmほどの長さで、つなぎ目の部分を中心に2本のラインと、一番下のルビーが揺れるようになっています。まっすぐな2本のラインが、微妙に揺れることで、ルビーが星のようにきらきらして、カジュアルにもシックにも・・・、彼女の幅広い装いにうまく寄り添ってくれたらいいなと思っています

CATEGORY : JEWELRY

order jewelry を2点追加しました

April 14, 2009

ホームページにorder jewelryを2点追加しました。
sperare 願い:リング

Kassie:帯留 ブローチ

CATEGORY : JEWELRY 誕生石

4月はダイヤモンド

April 13, 2009

 4月に入り、京都は桜が満開です。近所に鴨川があるのですが、その鴨川沿いの桜が本当に美しくて、通りがかったときに、眺めているだけで朝からとても気分がよくなります。
 そして、宝石の世界では、4月といえばダイヤモンド。4月の誕生石です。最初に持つ高価なジュエリーといえば、日本ではまだまだ婚約指輪で、という方が多いと思いますが、その中でも、ダイヤモンドはやっぱり、一番人気のある石ですね。
ダイヤモンドという名前は、「不屈」を意味するギリシャ語 “adamas” から由来しているそう。1477年、オーストリアのマクシミリアンI 世がブルグンディ公の娘メアリにダイヤモンドの指輪を送って以来、この石のエンゲージリングは愛と忠誠を約束する印となっているそうです。なんといっても、硬度10という硬さ。硬度9のルビーやサファイヤと比べても、実際のその差は7倍とも10倍ともいわれる硬い石ですから、誰にも傷つけられない永遠の愛を象徴するにはぴったりの石ですね。
 歴史に名を残すダイヤモンドは数多くありますが、“ホープ”“オルロフ”“コ・イ・ヌール”・・・等々・・ご存知の名前はあるでしょうか?
  写真のダイヤモンドは、何年か前にデザインしたもので、結婚10周年の記念にということでオーダーをお受けしました。5ctアップのハートシェイプのダイヤモンド。ご主人様の愛の大きさ!を感じますね。そして、どこから見てもダイヤに埋め尽くされたデザイン。身につけられるたびに、幸福な結婚をしみじみとお感じになるのではないかと思います。
今年はオリジナルでもダイヤモンドの作品をたくさんつくっていきたいと思っています。

Over 5ct heart-shaped diamond with melee diamonds. Proof of happiness.

CATEGORY : DAILY

Cuvee kuniko

April 04, 2009

 私と同じ名前のワインを見つけました。たまたま私と同じ「くにこ」という名前でとてもお世話になっている方にプレゼントしたいと思い、自分用と2本購入しました。
 ワインはあまり詳しくないのですが、こちらは、フランスでワインづくりをしておられる新井順子さんという方がオーナー兼造り手として活躍する、ロワールの『ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ』のワインだそうです。
ラベルも和と洋が融合した雰囲気でとても素敵ですね。
 新井さんのお母様の名前「邦子(くにこ)」から命名されたそうです。厳密には、漢字表記だと私の名前とは違うのですが、自分の名前のワインがあるというのはうれしい驚きでした。記念日に開けたいと思います!

CATEGORY : DAILY

桜模様のお財布

March 31, 2009

 息子のクラブの友人のS君。中学時代体調を崩して、皆で心配していたのですが、この春めでたく卒業式を迎えることができました。
 そのS君が、卒業式の日、思いがけず「おばちゃんたちに心配かけたから・・・」と、何人かの“おばちゃんたち”にそれぞれのイメージでお財布をプレゼントしてくれました。お母様いわく自分ひとりで買いに出かけたとのこと。 “おばちゃん”と呼ばれるのには、未だ、抵抗があるのですが、ご両親の今までのご心配を思い、元気にこの春を迎えられたことに、胸がいっぱいになりました。本当におめでとう!
 ところで、このお財布!シンプルで清楚でキラッと華やかで、とっても気にいったのですが、、私のイメージと思っていいのかしら・・・?

CATEGORY : JEWELRY

Tomorrow Necklace — order jewelry

March 28, 2009

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TITLE : Tomorrow Necklace
ITEM : Necklace
MATERIAL : K18WG Diamond South sea pearl
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 少し前のことになりますが、2006年、タヒチアンパールトロフィーのイヤリング部門で、国内一位、そしてその国際大会で三位に入賞したイヤリング作品があります。こちらからご覧になれる「Tomorrow」というタイトルのイヤリングです。

 この作品をとても気にいってくださった昔からの友達が、彼女の○○(笑)の記念に、「このデザインでネックレスをつくってほしい」というオーダーをしてくれました。この作品は、授賞式がミラノであったり、また、たくさんの人との出会いのきっかけをくれた、私にとっても、とても思い出深いイヤリングでしたので、とても嬉しく思いました。

 「両極にあるものが出会って、新しいものが生まれる」という、コンテストテーマに従ってデザインしましたので、グラディエーションで、ブラックからホワイトに変わる中央のダイヤのフリンジの部分と、新しく生まれるイメージを表したパールの部分の位置関係が、デザインのポイントと、考えていましたので、身につけた時、真珠がぶらぶらしないよう、ダイヤとの位置関係がずれないよう、また、ネック部分が、どこまで首に沿うか…など、シンプルな形ではありますが、制作するのにたくさんの苦労がありました。でも、出来上がって、このネックレスをオーダーしてくださった方に目の前でつけていただいたとき、まわりにいたほかの人たちもどよめくほど(笑)、本当にぴったりで、とても似合っていらしゃいました。彼女も大層気にいってくれたようでしたが、私も、ちょっと大げさですが、感動してしまいました。

 ずっと愛用してくださるといいなと思います。

CATEGORY : JEWELRY

Baby Ring T Y — baby ring

March 27, 2009

baby-ring-t-y.jpgbaby-ring-t-y.jpgbaby-ring-t-y.jpg
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TITLE : Baby Ring T Y
ITEM : Baby Ring / Pendant
MATERIAL : K18WG Diamond Citrine
DESIGN STORY :

 ベビーリングをつくりました。第二子となるご長女がお生まれになった記念に、第一子のお兄ちゃんの分もあわせてつくってほしいというご依頼で、それぞれのイニシャル「T」「Y」をモチーフにしてつくりました。素材は、ホワイトゴールド、そして、アルファベット部分にダイヤを埋め込み、また、文字のちょうど裏側には、それぞれの誕生石であるダイヤモンドとシトリンを埋め込んでデザインしました。
 太めのチェーンと華奢なチェーン2種をお求めいただきましたので、太めのチェーンをつかってスポーティに、華奢なチェーンでは、ちょっとシックな装いの時など、同じトップでもずいぶんイメージが変わり、シチュエーションごとに楽しんでいただけるようになったと思います。
  ご両親のありったけの愛情をうまく形にできるように、お子様たちの健やかな成長をお祈りしながら作りました。「誕生石を身につけることは、その人にとってのお守りになる」ということですので、お子様たちが大きくなったときには、ご両親から受け継いで、大事に身につけていただけるといいなと思います。
 お子様たちが大きくなられて、このリングをつけている姿にお会いできるのを楽しみにしています。

CATEGORY : JEWELRY

帯留 Brooch — order jewelry

March 26, 2009

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TITLE : Kassie
ITEM : 帯留 Brooch
MATERIAL:K18WG Diamond Opal Amehtyst
DESIGN STORY : カラフルなカボッションカットの石 。 地味になりがちな帯留をモダンにアレンジしてみました 。 ブローチとしてつけて頂く時も いろいろなファッションに合わせて着けていただけると思います
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 今回ご依頼いただいた方は、会うたびに、フラメンコや、パソコンなど、常に何か新しいことにチャレンジしていらしゃる楽しい方。持っていらしたいくつかの石を利用して、帯留をつくらせていただきました。

 何点かデザインを考え、お見せしたところ、このデザインに即決されました。“いかにも帯留”というものでなく、すっきりと、女らしくさわやかなイメージで仕上げました。 それぞれの、石が、独立してきれいに見えてほしいこと、帯締めの紐とバランスよく着けられること、帯留として使う時の金具が、ブローチとして使う時に見えないこと、等々、ジュエリーとして当然の配慮ですが、シンプルなデザインだけに、工夫のいったところでもあります。

 白地の帯に合わせられたら、とても映えたそうで、他にもいろいろな帯や着物で楽しんでくださっているそうです。 また、これを、洋服につけて街を歩いておられたところ、突然、見知らぬ方から「それ、素敵ねえ」と声をかけられそうで、「オーダーってこういうことなのね!」と、ずいぶん喜んでいただきました。

CATEGORY : JEWELRY

sperare 願い — order jewelry Nさんのオーダーリング

March 22, 2009

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TITLE : sperare 願い
ITEM : Ring
MATERIAL:Pt900 Diamond etc
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 京都に住んでいると、西宮から三宮にかけての六甲の南側は、どこも海に面した山の手の素敵な所。山に囲まれた京都と違って、華やかでゴージャスの女性の多い街として、何かとうるさい京都の人からも、一目置かれている土地柄と言う気がします。

 そんな街にお住まいのとてもチャーミングな女性が、Nさんです。 知的で堅実な方なのに思い浮かべるのは天真爛漫な笑顔ばかり。茶道をされているので、話も合って、お子さんのことやご家族のことをいつも大切に考えてられる、その考え方、そして、大変なキャリアウーマンでいらしたことも含めて、憧れている女性です。

 その彼女からオーダーをいただきました。
 いつも、オーダーをお受けしたら、お客様のご希望をうかがった上、その方のイメージを頭にデザインを考えます。彼女とはお互いの悩みを打ち明けあう(笑)仲でもあるのですが、彼女のまっすぐな人柄を心に描きながらの作業は、ジュエリーが身につけるものだけに、より親密な感覚を覚えました。

 

CATEGORY : DAILY

探偵!ナイトスクープ

March 17, 2009

 関西では絶大な人気の「探偵!ナイトスクープ」が、夜7時というゴールデンタイムに、特別番組として放映されました。、実は私は、大の「探偵!ナイトスクープ」ファン。、家で放映を見るだけでは飽き足らず、友達数名と観覧に出かけました!

 今回は、事前に「正装でお越しください」というお知らせが! わざわざ、なごり雪の柄の着物を着て、気合をいれて出かけました。(忙しいのに私は何をしているのでしょう・・・) でも、そのかいあって?笑いあり涙ありの充実した時間を過ごすことができました。

 今回の観覧では、特別番組だけにいつもの観覧で配られるのとは違う ステッカーをいただきました。 これを私のアシスタントに見せたら、ものすごく羨ましがって・・・。 仕事の合間に二人でナイトスクープのどこが好きか、なんて、いろいろ話し合ったのも楽しかったです。

CATEGORY : KYOTO

小紋模様

March 08, 2009

 友達の高田勝株式会社の高田啓史さんのところへ、たくさんの小紋の着物を見せてもらいに伺いました。高田さんは、「小紋文様」という著書もある「小紋のエキスパート」。伝統を知っている高田さんだからこその興味深い小紋もたくさん見せていただきました。
少し見えづらいですが、画像の真ん中の文様は、スポーツの模様。何のスポーツが描かれているか、お分かりになりますか?そして、右側の小紋の真ん中の右端あたりに、小さなめがね!これらは、なんと、古田敦也さんがお召しになる着物用にわざわざつくられた小紋とのこと。スポーツやメガネ、本当に古田さんにぴったりなモチーフですね。こういう遊びも、着物ならでは・・という気がしました。
最近では、朝の連続ドラマ小説「だんだん」に出演中の石田ひかりさんや三倉佳奈さんがドラマの中で着てらっしゃる着物も、高田さんの会社がご用意されているそうです。ドラマは三月末で終了ですが、それまで、まだたくさんの着物が見られると思いますので、ご興味ある方はどうぞご覧になってくださいね。
素敵な時間をすごさせていただき、高田さん、どうもありがとう!
「小紋文様」
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E7%B4%8B%E6%96%87%E6%A7%98-%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E3%81%AE%E6%9F%93%E7%B9%94%E5%B7%A5%E8%8A%B8%E6%84%8F%E5%8C%A0%E9%9B%86-%E9%AB%98%E7%94%B0-%E5%95%93%E5%8F%B2/dp/476611826X
古田敦也さんのブログ(着物を着用されている写真が見られます)
http://www.aspara.co.jp/atsuya-furuta/2008/06/eggs.html

CATEGORY : ART

ヤマシタリョウさんの眼鏡

February 27, 2009

 上七軒にある 着物の弓月さんの二階ギャラリーにて行われていた 眼鏡作家のヤマシタリョウさんと 染色作家の野中健二さんの展覧会を見てきました。 

 ヤマシタさんから、事前にお知らせをいただいていたにもかかわらず、なかなか行くことができず、終了二日前に慌てて見に出かけてきました。そして、その話をアシスタントのSに「とってもよかったのよ!」と話したところ、彼女も「見たい!」というので、最終日に彼女を連れてなんと二日続けて見に行くことに。

 ヤマシタさんの眼鏡は、江戸時代の金枠職人(眼鏡職人)さながら、竹や鉄をつかって、デザインから製作工程のすべてをひとりで手掛けていらっしゃいるそう。 今回の展覧会も、とっても遊び心のある眼鏡から、普段使い用の眼鏡までたくさんあって、実際にかけさせてもらうこともできました。 山下さんのお話をじっくり聞きながら、作品を堪能できて、幸せ! 着物を着ると、なかなか眼鏡が似合わないと思ってしまうのですが、山下さんの眼鏡は、着物にも自然にあわせられそうなものがたくさんあって、とても魅力的でした。

 東京・神宮前のギャラリー漣にて3月10日から19日まで展覧会をされるそうです。お近くの方はぜひどうぞ。

 ヤマシタリョウさんのHPはこちらから
http://www.yamashita-gankyo.jp/index.html

CATEGORY : ART

フランク・O・ゲーリー

February 19, 2009

 建築が好きです。衣食住の中でも自然に、包み込むように気持ちに影響を与えてしまうところも、すごいなぁと思うところです。
 多くの建築家の中でも、ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサート・ホールなど刺激的で、オリジナリティあふれるデザインが特徴的なフランク・O・ゲーリーという建築家には、わくわくしてしまいます。直線と曲線の融合、異素材の組み合わせなど常に革新的な取り組みをされる方で、本人も、思い切ったことをするには勇気がいる!・・・と、発言するなど、アーティストとしても素敵な方だなと尊敬しています。
ディズニーコンサートホールでは、もちろん、日々コンサートが行われているのですが、昼間に行くと、プレーヤーをつけて説明つきで、自由に中を見学できるようになっていて、海外での建築家への意識の高さ、彼への人気、尊敬の気持ちを垣間見る気がしました。
2年ほど前に、『スケッチ オブ フランク・ゲーリー』というドキュメンタリー映画が上映されましたが、その映画の中で、建築好きで有名なデニス・ホッパーが彼について語っている場面がありました。デニス・ホッパーは自宅をフランク・ゲーリーに設計してもらったそうです!
 また、彼は、建築だけでなく、家具やアクセサリーのデザイナーとしても有名で、特に、ティファニーとタッグを組んでいる「フランク・ゲーリーコレクション」でたくさんの作品を発表しています。建築にも見られる彼独特の異素材使いとラインの美しさがとても素敵だと思います。
ティファニーのフランク・ゲーリーコレクションはこちらから。
http://www.tiffany.co.jp/Shopping/Category.aspx?cid=288188&mcat=148206

CATEGORY : JEWELRY

春・・・brezza –original jewelry

January 31, 2009

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TITLE : 春・・・brezza
ITEM : Ring
MATERIAL:K18YG Rose Quartz Diamond
DESIGN STORY : Rose quarts の色は、桜の花びらとも似て、春の訪れを感じさせます
柔らかなカボッションカットのリングに新しい時への想いを込めて
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Color of rose quarts resembles petals of cherry blossoms. Excitement for long-awaited spring.

CATEGORY : JEWELRY

お天気モチーフのジュエリー

January 26, 2009

これは、晴れ・雨・海に沈む夕日をモチーフにしたピアスです。具体的なモチーフがわかるデザインは私の作品には珍しいものですが、かなり楽しんで作ってしまいました。雲部分のカーブひとつ、また、ぶら下げるダイヤの少しの位置の違いなどで本当に印象が変わるので、製作の作業はとても楽しかったです。いつもジュエリーの製作は職人さんと共にいろいろ話し合いながら作り上げていくのですが、自分で手を動かして作る楽しさは、紙面上でのデザインだけでは味わえない面白さです。
この作品は少し前につくったものなのですが、先日、これを少し小さめにしたデザインでピアスがほしい!とのオーダーが入り、今、またつくっています。定番なものではなく、こういうデザインに興味を持っていただけるのは、遊び心でジュエリーを楽しもうと思っていただけているようで本当に嬉しいです。
この作品たちは、ピンブローチとしても使えます。今ふと思いついたのですが、男性の方が、シックなスーツにピンバッジとして、さらりと着けられるのも、チャーミングで素敵ですね。天気にあわせて、付け替えたりして。朝と夜で天気が違ったら、ちょっと困るのかな(笑)?!

CATEGORY : JEWELRY

ARIA — original jewelry

December 15, 2008

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TITLE : ARIA
ITEM : Brooch / Pendant
MATERIAL:K18WG FeahterPearl Diamond
DESIGN STORY : 天使の羽のようなフェザーパール。
年月を経ても色あせることのない清らかな美しさをジュエリーにとどめたい
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CATEGORY : DAILY

ヴァンクリーフ&アーペルのカタログ

December 11, 2008

東京に住む友人が「ヴァンクリーフ&アーペル L’Atlantideコレクション」を見に出かけたとのことで、そのおみやげに配られたカタログを送ってくれました。写真ではよくわからないかもしれませんが、この,
本にみえるものが実はケースで、このケースを開けると中にカタログが入っています。ケース、カタログともディテイルがものすごく凝っていて(このケースには、しおりや見返しまでちゃんとついています)、うっとりとしました。
海にまつわるものをモチーフにしたたくさんのジュエリーの(写真ではなくて)デザイン画が掲載されていて、絵画集のような楽しさにあふれています。ジュエリーはどうしても身につけるものなので、形が制約されると感じてしまうことがあるのですが、これを見ると、自由な心に立ち返ってデザインしていけばいいのだと思い、うれしくなりました。デザインや製作に行き詰まったとき、活を入れてくれる一冊になりそうです。東京からわざわざ送ってくれた友達に感謝!

CATEGORY : JEWELRY

ボルダーオパールのジュエリー

November 24, 2008

 今日ご紹介するこの石は、ちょっと馴染みのない方も多いかもしれませんが、ボルダーオパールといいます。母岩になる石の層の間に、オパールが浸入した形で産出される為、通常母岩付で研磨されます。  
 そのボルダーオパールとダイヤをあわせたリング、そして、べっ甲をあわせたネックレスをつくりました。
 真ん中の、大きい方のボルダーオパールは、パッと見るとコルクのような、木のような感じで、人によっては、皮にも見えるといわれるほど、柔らかな印象を与える石です。その石の表面に、うっすらとオパール層がついているようで、キラッと青貝色に光る感じがとても面白くて、デザインもすぐに決まりました。リングは、つけてみると二つの指にまたがるように横長に石を使いましたので、存在感はありますが、色が茶色で馴染みやすく、どんなお洋服にもモダンなアクセントになってくれると思います。
 私の住む京都の紅葉もいよいよ見ごろとなってきました。少し秋っぽいこんなジュエリーをつけて、自然を満喫しに行きたいですね。

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