BLOG

CATEGORY : DAILY

アンジー

May 26, 2013

 “ガンに罹る確立が、 87%以上” と宣告されたら、…

 数日前に報じられた、遺伝性乳がん予防のために乳房切除手術をうけた女優のアンジェリーナ ジョリーさんの選択は、新聞のトップニュースになるほど、衝撃的なものでした。 皮膚がんになる確率が高いほくろは、取った方がよい、とよく聞きますが、胸となるとほくろを取るような気持では挑めないのが人情。 私のまわりにも、何人も乳がんを患った友人がいるので、どうしても人ごととは思えませんでした。

 アメリカのテレビドラマで、「ニップタック」という番組があったのを御存知の方はいらっしゃるでしょうか?  残念ながら、私は見ていないのですが、美容整形と女性のドロドロを描いた人気番組だったそうで、その中で、発がんリスクの高い人が胸を切ってほしいと言いだして大騒ぎ!という回があったそうです。 そんなに昔のドラマではないはずですが、(2003年から放送されているそう) その頃はまだ、予防処置としての乳房切除は、アメリカでも考えられない時代だったのですね。 そんな、以前は奇行と写っていたことが、“勇気ある選択”と報じられるようになった。 
遺伝子研究の成果が、予防医学を、そして人々の意識を変えたということでしょうか?
 
 日々進歩する医療現場。 実際、先日も、まったく新しい形のがんの治療法が試みられているという報道がありました。  移植医療にかかわっている友人の医師が、(ひどい言い方になって申し訳ないですが) 誰かの臓器をあてにする・・という今の時代が、いつか、そんな時代もあったねと言える日がくると思いながら手術をしていると話していましたが、その日が来るのも、明日なのか、10年後なのか、誰にもわからない。
 
 確率という、不確かなもののために、ある意味大きく体を傷つける決断をしないといけないとしたら、自分ならどうするのか。 こんなに痛みに弱く、根性無しの私。 手術を決断することも、けろっと平気でいることも、難しい気がします。 
知ることが幸せなことなのか、よけいなことなのか、いくら考えてもすっきりしません。 強く決断したアンジェリーナ ジョリー自身の言葉からも逡巡する気持ちが垣間見えるようです。

  思春期の頃から、多くの問題をかかえ、果敢に人生を切り開いてきたアンジー。  そして、そんな強いアンジーの傍らで、なんだかちょっと か弱く見えてしまうブラッド ピット。 そんな彼と子供たちの存在が彼女の決断の後押しをしたと聞くと、否定的なことは、言える筈もないのですが。 

 どこまでも、攻めの姿勢を貫く彼女のこれからが、今まで以上に、気になる気がします。
 

CATEGORY : DAILY

上賀茂

May 06, 2013

 連休も今日で終わり。さすがゴールデンウィーク!ずっと、お天気でしたね。

 仕事場のある上賀茂は、葵祭で有名な上賀茂神社のすぐ南側から北山通までの一帯をいいます。小高い山が迫っているので、深呼吸すると、山の緑の香りがして、とても気持ちいい、自然に恵まれた土地です。 町屋イメージの京都とは、ちょっと違いますが、古い土地柄なので、いろいろな言い伝えがあるのも、なかなか面白かったり、怖かったり。 どこの筋は、神様の通り道。 どこは、何ぞやが通るから、建物を建てたらダメ。 等々。我々、“いりびと”には、わからない様々な決まりごとがあるようです。

 上賀茂神社から東へ歩いて10分ほどの太田神社のかきつばた。 昨日は、まだ、ちらほらとしか咲いていませんでした。 最近は観光で来られる方も多くなって、少々ざわざわしていますが、人の少ない時の森閑とした雰囲気は、いつも神妙な気持ちにさせられます。 

 

 上賀茂神社の御神紋でもある葵の葉。

 15日は、葵祭の行列の日。 上賀茂神社からは、歩いて10分ほど。 ちょうど、かきつばたが咲き揃う頃ですね。

 実は、一人静かに楽しみたい場所なのですが・・、皆様もぜひ。

CATEGORY : JEWELRY

忘れがたい女性

April 20, 2013

 一日を一緒に過ごした恋人が帰った後のこと。

 彼女が部屋に忘れていったピアスを見つけて、ドキッとした! とある男性が、以前話してくれました。(家族に見つかるのがヤバイ!とかいう話ではないので、念のため)

 こんなに小さなものなのに、一緒に過ごしたその日一日の出来事が、ざっと脳裏を横切って、まるでその場に彼女がいるような気がしたのだそう・・。なかなかのロマンチストですね。
 
 たしかに、肌にぴったり着けるジュエリーは、親密な気持ちを抱かせるもの。 特にピアスは、耳元を飾るだけに、ちょっとセクシャルな連想を抱かせるのかもしれません。
 顔周りを華やかに彩る・・という、現実的な効果もさることながら、見る人の心に残る小さな煌めき。

 ・・・・忘れがたい女性になってみましょうか。

CATEGORY : KYOTO

都おどり

April 16, 2013

 京都の春といえば、都おどり。
 有名な、「都おどりは、ヨ~イヤッサァ~!」の黄色い掛け声ではじまるこの踊り。見たことのない方にはぜひぜひ見ていただきたいと思う、ワビサビではない京都が見られる楽しい催しです。 このキラキラと曇りなく明るい舞台を見ると、本当にどんなに元気のない時も、パァ~!っと晴れやかな気分になれること間違いなし!

 あまりマメでない私は、観劇にしろ何にしろ、チケット類を自分でとる・・というのが苦手。 誰かれなく頼ってしまうのですが、この花街の踊りのチケットについては、京都に住んでいる限り心配なし?! 舞妓さんや芸妓さんたちに頼まれて、旦那衆がちょっと多めに買ったチケット。 それが、その奥様方からまわってくるという仕組みです。 おかげさまです~! 1時間くらいで見られるので、気軽に出かけられるのもポイントですね。

 目にも鮮やかな舞妓さんの衣装
 贔屓の舞妓さんや芸妓さんが出てこられたら、目が合ったとか合わなかったとか・・大騒ぎ。何年か前には、ウインクした舞妓さんがいらして、一瞬どよめいていました。(叱られてなかったかしら) 広すぎず狭すぎずの歌舞練場の大きさも、親しみやすくていい感じです。男性だけ何人かで連れだって出かけても、大人の社交場の雰囲気が醸し出されるのが花街独特。 そんな空気も楽しんでいただけたらなと思います。
 都おどりのホームページはこちら  
(黄色い掛け声を聞いてみてくださいね!)
 http://www.miyako-odori.jp/
 

CATEGORY : GEM

宝石の?お風呂

March 31, 2013

このお風呂!石でできていますが、さて、何の石でしょうか?

すべて、翡翠です。翡翠と言えば、中国や台湾の美術館で、結構な大きさの彫刻を見る機会がありましたが、この塊!
東京、品川の原美術館のすぐ近くにある翡翠原石館。 個人の蒐集家の方が集められた主に翡翠が展示されている美術館です。 ここの展示室の一角にあったのがこのお風呂。
バスタブは、10t以上の重さの翡翠の塊をくり抜かれたそうで、 これを運んでくるだけでも、大変だったそう。 これでお風呂を作ろうと考えられたのが、すでに尋常じゃないですね。 床も壁も翡翠。 石造りだけあって、普通にお湯をためても温まらないそうで、60℃近いお湯をかけ流しで流し続けないと温まらないそうです。 庭に向かって一面ガラス張りなので、ゴージャスな気分でバスタイムを楽しめそうですね。
以前の建物の持ち主が、建物の前の桜の大木を切ると言われたのを、それは残念だと、今のオーナーがこの建物を買われたとか。 どこまでも太っ腹なオーナーのおかげで、桜のお花見と翡翠風呂の両方を十分堪能してきました。
・・・つかってはいませんけれど・・!

CATEGORY : PRESS & NEWS

Smart Woman Smart Leader

March 23, 2013

マガジンハウス社のエディターで俳人でもある池田美樹さんが元マイクロソフト日本法人の会長で現在は慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の Sam Furukawa さんと対談をされました。 ダイヤモンド・オンラインのSmart Woman Smart Leaderという企画だそうで、働く女性や若い人たちに何かヒントになるようなことをお話しできたらいいなとおっしゃっています。掲載は4月中旬?下旬の予定。
その対談で、池田さんが着用してくださっているのはIMAI kuniko KYOTO のジュエリーです。
つららシリーズのネックレスはチェーンが繊細に揺れ、ダイヤの光と透明感が、大人の女性にぴったり。今回は、チョーカー丈に短く、少しサイドにずらして着けてくださってます。モード感がでて素敵ですね。 ピアスも、同じシリーズのものです。

春爛漫の桜の下、どんな対談だったのでしょうか?池田さんは、エディターとしてのお仕事だけでも充分お忙しいと思うのですが、俳句やブログでも精力的に活動していらっしゃって、ほんの数行書くだけで四苦八苦している私からすると、まさにスマートウーマン!掲載楽しみにしています!

エディターの池田美樹さんのフェイスブック
http://www.facebook.com/ikeda.miki.jp
ブログ
http://http://www.ikedamiki.blogspot.jp/2013/01/blog-post_24.html

CATEGORY : DAILY

二月堂 修二会

March 12, 2013

 春を告げる行事といえば、“お水取り”。 毎年、必ず各新聞の一面を飾りますね。 京都から奈良へは電車でほんの一時間ほどの距離。 大阪や神戸に行くよりも近いくらいの距離なのに、なぜかほとんど出かけることありません。 京都に住む者にとっては、近くて遠い街。 そんな奈良へ、最近仲良くなったお友達に誘われて、東大寺のお水取りを見にでかけました。
 思い切り観光気分で出かけたのですが、心底、日本って素敵~!と思えた一夜でしたので、今回は、少し長くなりますが、じっくり書いてみたいと思います。 京都にお越しになることがありましたら、ぜひ、奈良へも。 何年後か、リニアモーターカーも通るそうですね。  どんなに近代化されてもずっと変わらない人々の営み、そして祈る心。 大切にしたいと素直に思いました。
 さて、車に揺られて景色を見ていると、なんとものどかな奈良の風景。 同じ古都でも京都とは違う大陸的な大らかさがそこかしこに感じられて、早や観光気分! 早い目の食事を済ませて、二月堂に向かいました。
小高い斜面に建つ二月堂。 遠くからでも、良く見えます。

松明になる竹。 女性一人では到底持てそうにない大きさ!

 752年から一度も絶えることなく続けられているお水取り。 修二会というのが本来で、今年で1262回目だそうです。 戦争中も休むことなく続けられた“不退の行法”として有名で、練行衆といわれる11人の僧侶が人々に代わって、罪を悔い改め、五穀豊穣を祈られます。 執事長から、ショーではないので、拍手などしないようにと注意をうけ、神妙な心持ちに。 大松明は、御本尊の十一面観音菩薩の前で僧侶が祈るために登廊を登る折、足元を照らす明りとして、3月の1日から15日まで毎日焚かれるのです。
いよいよ・・・

お堂の真下で控えるのは、完全武装?した消防隊員の方々・・。 
明るいうちは、あまりの違和感に本当に風流がわかってないんだから・・などと、文句を言ってましたが、 確かに、この燃えっぷりは、なかなかのもの。

 あまりの迫力に、ちょっとびっくり! 写真でみるよりずっと豪放で、足元を照らすって?…とちょっと笑ってしまいます。 本当にお堂に火がうつりそうで、ヒヤヒヤしました。
 火が消えると、ほとんどの方が家路につかれるのですが、行はまだまだ続きます。
 練行衆が堂内に入られてからも続く行は、一見の価値のある特殊なものなのだそうですが、残念なことに、女性は局と呼ばれるお堂の中でも 外側の部分から読経を聞くだけ。 行の見えるもうひとつ内側の 外陣と呼ばれる場所へは、男性しか入ることが許されていません。 それでも、しんしんと深夜に向かって冷え込む空気と蝋燭程の薄明かりの中、しみじみと響く読経の声を聞いていると、なんともありがたい気持ちがしてきました。

お堂の外。 中は本当に真っ暗に近いので、この明りにホッ。 大勢の見物人も帰られて、凍てつくような寒さの中、静まり返った夜空に読経の声と行をされるガタン!ガタン!という下駄のぶつかるような音が響きます。

振り返ると、奈良の街と大仏殿のシルエット。ほんの100年ほど前は、もっと真っ暗だったんだろうな。この場所から、何人の人がこの景色を見たのかしら…気持ちがふっと時を越える気がしました。

 ところで、修二会がお水取りと呼ばれる元となった、若狭井という井戸から香水を汲んで観音様にお供えする儀式ですが、これもまた、たいそう人間らしい神様の故事から始まったそう。 興味の有る方はちょっと調べてみてくださいね。 なかなか楽しい神様です。 ちょっとした逸話がいろいろあって、またそれが大切に受け継がれて次の世代に伝えられる。 そんな今なら、面倒くさいの一言で済ませられてしまいそうな小さなことも、大事にしてみると案外豊かな気持ちになるものなのかもしれません。
若狭から続いているという井戸。(左がわ)

お土産に、びん入りの御香水と、霊験あらたかといわれる松明の消し炭?をいただきました。 この、御香水の瓶の反対側には二月堂の文字が入ってます。 この清廉な感じが、奈良らしい~? 何でもないのに、素敵なデザイン!本当にぬかりないKさんのおかげで、堪能いたしました! ありがとうございました!

CATEGORY : PRESS & NEWS

フェイスブック

March 10, 2013

 2月は逃げるとよくいったものですが、このブログ、一度も更新せずに3月になってしまいました。・・・反省しています。
  いろんな方に勧められていたフェイスブック。 やっとはじめました。 慣れないといけないと、みんなに教えてもらいながらスタートしたのですが、私にとっては大変な毎日。 
 スピード感についていけず、あたふたしていた感じですが、やっと、なんとなく様子がわかってきた気がします。 今までの展示会にきていただいた方には、ちょっと見覚えのあるジュエリーだったり、ホームページ上ではご紹介する機会のなかったジュエリーなども、時節に合わせてお知らせしています。
 ホームページのトップ画面下、中央のFのマークをクリックしていただけたら、そちらもご覧いただけます。
 ぜひ、チェックしてみてください。

CATEGORY : ART

美しき日本の小さな心

January 16, 2013

 JR京都伊勢丹の美術館「えき」KYOTO で開催中の「美しき日本の小さな心」。 古門前通りの有名な骨董店、てっさい堂のオーナー貴道さんの集められた豆皿や帯留、ぽち袋が所狭しと展示されています。

 ジュエリーデザイナーとしては、帯留を見なくては・・と思って出かけたのですが、豆皿も小さいながら千差万別!丸や四角だけでなく、不思議な形の物や動物など、作られた職人さんの自由闊達な気持ちが伝わってきて、なんだか楽しい展覧会でした。
 20日までですが、またお店に行けば、手に取ることができる?のかしら。いつか自分のものにしてしまう!という気持ちで出かけてみるのも いいかもです。

CATEGORY : JEWELRY DAILY

初春のお慶びを申し上げます。

January 01, 2013

初春のお慶びを申し上げます。

……….
TITLE Spark きらめき
ITEM Pendant
MATERIAL K18WG K18YG Diamond
……….
 自らキラッと光る “世界にたった一人の私”
 けれども、そう意識してみたら、 実は支えていてくれる人が近くにいたことに、気づくかもしれません。
 2013年、新しい年を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
 今年もどうぞよろしくお願い致します。
                         今井 訓子

CATEGORY : JEWELRY

幸 fortunate –marriage & anniversary

December 16, 2012

……….
TITLE 幸 fortunate
ITEM Ring
MATERIAL K18YG Diamond
……….
 多くの方が一つはお持ちだと思うダイヤモンドの一粒石リング。 結婚指輪であったり、どちらかというとフォーマルな場面で使いたいデザインが多い気がします。 
  このリング、イエローゴールド使いで、ナナコとも呼ばれるミル打ちの飾り彫りを入れることで、少しアンティークなニュアンスを表現しました。 手前のダイヤは、1ctアップの大粒のダイヤを一つ。 もう一方は、まわりをメレーで囲んで、よりゴージャスに! 肌になじむカラーを使ったことで、日常的にファッションリングとしても身につけられ、それでいて、イザッ!という時にも堂々と着けられる、そんなリングになったと思っています。
  幸運をもたらす、そして幸先の良いという想いをこめて、幸 fortunate と、名づけました。 リングは身につけている時、いつも目はいるもの。 幸せが幸せを呼んでくれますように。

CATEGORY : DAILY

日本人へー塩野七生ー

December 15, 2012

 先日、読むものがなくなって、家族の部屋を物色していると、大好きな塩野七生さんの「日本人へ リーダー篇」という題名が目に入りました。 いつも彼女の本を読み終えると、この教訓がしっかり身につけば、どんなに立派な人間になれるかしら・・と思ったりするのですが、人生に活かせなくとも、読書は楽しい!ですね。
 この本では歴史をふりかえることで、政治は誰のためにあるのかということや、国の興亡がいかに起こったかについて、考察されているのですが…なかなか面白かった! 私なりに国の未来を憂えても、さてとなると、どうすることが私たちの未来にとって良いことなのか迷ってしまいますが、長いスパンで考えることは、一つ大切なことですね。
 ところで、日頃からテレビや新聞のニュースを見ていて、メディアは、( もちろん大切なことですけれども ) 「監視」 にばかり気持ちが偏り過ぎていて、何だかいつも批判や欠点をほじくりだすことばかりに熱心という気がしていたのですが、そんな風に感じていたのは私だけではなかったよう。
 塩野さんは、政治家も日本人であれば、日本の資源のひとつ! 蹴落とすばかり、批判するばかりでなく、もてる資源を生かす気持ちで、盛りたてて行くという気持ちが大切では?とも書かれていました。
 明日は、選挙! しっかり考えて、未来が明るいものとなるように一票を投じたいと思っています。

CATEGORY : JEWELRY

NATY –marriage & anniversary

December 10, 2012

……….
TITLE NATY
ITEM Pendant
MATERIAL Pt Diamond
……….
筒型をクルッと一周しているのは、‘NATY’ という文字。ご家族一人一人の名前の頭文字をデザインしています。
「主人がジュエリーを作りたいって、言ってるのですけれど…」と、ご相談を受けた時は、ちょっとドキドキ…。チラッとお見かけする時は、黒系統のお洋服がお似合いで、颯爽ととてもおしゃれな男らしい方というイメージ。 少し緊張してお目にかかると、ご家族をとても大切に思っていらっしゃるのが言葉の端々に感じられて、こちらまで温かい気持ちになる、そんな方でした。
 ファッションに対するお好みもはっきりしていらっしゃったので、だいたいのイメージをお伺いして、デザインしてみました。 どちらかというと、男性的な中にも洗練されたエレガントなものがお好みのようでしたので、ちょっと曲線をとりいれて、優美な感じも受けるように考えてみました。 WGのチェーンとガルーシャ(エイの皮)二種類のネックレスにつけ替えることで、まったく違った雰囲気を楽しんでいただけます。
奥様とも共用できそうですね!

Love for the family. Four initials of each family members to form a cylinder shaped pendant head with an abundance of diamonds.

CATEGORY : KYOTO

京都ここだけの話

December 06, 2012

 先日ある集まりで、転勤族の方々にお目にかかったのですが、皆様京都に転勤が決まった時は、うれしいような、怖いようなだったそうで・・。 そんなに、京都人の“いけず”は、全国に鳴り響いているのでしょうか?

 昨今、京都本をだすと必ず売れるといわれているらしく、京都の本屋さんの売り場にも、たくさんの京都本が積み上げられています。 ちょっと、笑ってしまいますが、京都に住む私たちも、雑誌の京都特集の時は、つい買ってしまったり。 そして、新しいお店が載ってないかな、とか、有名人や、もしかして知人が載ってないかしら、と興味しんしん、チェックしてしまいます。 

 ただ、以前、雑誌「和楽」で食の対談をしたときも、ライターさんに、これこれこういう有名店にはは行かれませんか?と聞かれたのですが、実際京都に住んでいると、そうそう、何万円もするようなお店に毎日のように出かけるわけもなく・・・。毎日のように出かけている方もいらっしゃるかもしれませんが、私など、日ごろの生活は、いたって普通の質素な毎日。 

 それに、よく言われますが、長年京都にすんでいて、「お茶漬けたべませんか?」なんて、一度も聞かれたことがありません。 ただ、私が本当に凄いなぁと思う “京都人” の方は、・・たとえば、どんなに角がたちそうな場でも丸くやんわり収める方。 私は、そういう手腕が、とっても京都独特だと思っているのですが。 さてさて、京都外・・の方にとって、相変わらず京都は、ややこしい街なのでしょうか?

 日本経済新聞社 京都支社が編集されたこの本、新聞社だけあって、切り口が新鮮! 京都という街を、外から目線でクールに分析しながら、この街を楽しむすべを教えてくれています。 政治に関するポイントから、路地裏のバーまで、 よろしおした~♪

 こうして、読み終わってみるとやっぱり京都は特別な街なのかしら。・・と、ちょっと誇らしく思ってしまう、私も根っからの京都人。 でも、けっして“いけず”ではありませんので、悪しからず。

CATEGORY : DAILY

コール・リリコ コンサート

November 18, 2012

 文化と芸術の秋だから?、夏、暑くて出かけられなかった反動か、このところ、展覧会やコンサート、いろんな催し物で、大忙しの日を送っています。
 連日のコンサートや展覧会。どれも面白かったり、素敵だったり、印象に残っているものがたくさんあって、本当は、一々お知らせしたい所なのですが・・・。 そんな中、行ってきた、創立23年を迎えるコーラスグループ、コール・リリコのコンサートは、総勢30名ほどのマダムたちが、毎年何らかの新しいことに挑戦されて、そうして続いているのが、とても印象に残った楽しいコンサートでした。
 京都コンサートホールの小ホールが、満席になる大勢の人たち!23年の年月の厚みを感じさせるファン層。  壇上の皆さん、合唱組曲や、クラッシックの曲もそれぞれ優雅に歌いこなされましたが、 秀逸は、リリカルワールド、 「これでええんか (え!演歌?)」 !! ・・・このネーミングがすでに、このグループの性格を物語っていますね。 関西生まれの血が騒ぐ・・・。
 ウインナワルツのような、「星影のワルツ」、 カノン風の「大阪で生まれた女」、シャンソン、ジャズ、タンゴ・・・と 特にジャズっぽい「与作」 には、笑ってしまいました。 あぁ・・ここは、どこ!? 
 
 メンバーの皆さん、ドレスの早変りや、ダンス、パフォーマンスも楽しくて! 音楽を心から楽しんでいらっしゃるのが伝わるコンサートでした。 歌詞を覚えるのが大変なのよ・・とおっしゃっていたとは思えない出来!確かに、歌詞だけでなく、ダンスまでこなすとなると、大変そう。 

 団員を募集されています。木曜日、寺町丸太町の洛陽教会で、練習されていますので、ご興味のある方はどうぞ。

Aricoさんの新作アルバムのジャケットに使用されました

November 14, 2012

 11月14日、京都α・Station、金曜夜の人気番組「Arico Peter’s Restaurant」でおなじみのピアニスト、山下有子さんの新作CDが発売されました!

 CDジャケットで、有子さんが身に纏おうとされている南洋真珠のネックレス。 とっても気に入ってくださって、使っていただいています。 爽やかな空気の中、パールの一つ一つがリズムをもったようなデザイン。 南洋真珠というと、ちょっと重々しい感じになってしまうことが多いのですが、軽やかで、すっきりとした味わいがこのCDの雰囲気にピッタリ重なったようで、嬉しかったです。
 軽井沢千住博美術館映像の音楽を元に再構成された5曲と、「Arico Peter’s Restaurant」のテーマ曲の新バージョン他全部で11曲がはいっています。
 本能が目覚め、恋する気分高まる大人のためのピアノ! この間、友人に、「恋してる?」って聞かれたのですけれど、まずは、これを聞いて、本能を目覚めさせましょうか・・・?!

CATEGORY : GEM

ゴールデンパール

November 08, 2012

 レスリングの吉田沙保里選手が国民栄誉賞を受賞されました!五輪、世界選手権合わせて13連覇!大変な記録ですね。 そして、その13連覇に合わせて、13ミリのゴールデンパールをつかって、五輪の聖火をイメージしたデザインのペンダントが、副賞としてプレゼントされました。 黒地の華やかな振袖をきて、にこやかにほほ笑む吉田選手にお母様がペンダントをつけてあげられて、本当に、お二人とも嬉しそう! 

 三重県出身。真珠といえば、まずはこの県。 日頃は、パワフルなスポーツウーマンの吉田選手も、副賞は何がいいかと聞かれて、この真珠のジュエリーを希望されたそうです。 何よりの記念品ですね。

 ところで、たまたまテレビを見ていた時に一緒にいた○○くん。 ゴールデンパールは、ゴールドのジュエリーに白いパールをセットしたら、金色に変わるんですか? って・・! 一瞬、何のことか意味がわかりませんでした。 白いパールがブローチになったとたん、金色に変わったりしません。 ゴールデンパールは海から採られた時から、ゴールド! (確かに、染めのパールというのもありますが・・) 

ちょっと、びっくりしましたが、どんなに強い女子も、パールのペンダントなどプレゼントされたら、乙女心に火がついてしまったり・・するかも。 びっくりするような質問してないで、ジュエリーをプレゼントしたくなるような女子が早く見つかりますように。

ゴールデンパールを使ったリング

宝飾の雑誌JEWELに「葵afuhi」が掲載されました

October 01, 2012

雑誌JEWEL秋号に、掲載されました。
7月のイムラアートジェムでの新作展について、掲載いただいています。 連なるハート形の葵の葉の形に込められた想い、皆様にも伝わりましたでしょうか。

 先日、ある雑誌で、直接想いを口にするのではなく、物や歌に託して伝える日本の美意識について、ドナルド・キーン氏が話してられました。 美に対する日本人の繊細な心。 私たちの琴線にふれる「もの」、「こと」が、今、世界でも見直されているように感じます。

CATEGORY : DAILY

Hong Kong

September 27, 2012

 昔の人は良く言ったもので、お彼岸が過ぎて、朝夕ぐっと涼しくなりました。 9月に入って会った方々、夏の疲れで何も手に着かない・・という言葉をよく耳にしましたが、少しづつ過ごしやすくなってきましたね。
 さて、そんな日本を後に、世界的にも大きな香港のジュエリーショーを見に出かけてきました。 もう、何年ぶりかの香港!反日の気運高まるこの時期に、わざわざ、今行きますか・・と周囲にはちょっと心配されたのですが、特に問題もなく。 これ以上ない・・という数のジュエリーを見てきました。 世界各国のジュエリーにかかわる人々が集まるジュエリーショー、それはそれは壮観でした!
 こちらは、会場からの香港の風景。

  かなり覚悟をして、歩きやすい靴で出かけたにもかかわらず、1日目にして、足をひきずる状態。 場所柄、翡翠が非常に充実していて、中国では本当に愛されている宝石だということを、肌で感じました。 そして、ダイヤモンド! いろいろありすぎて、もうお腹いっぱい! それでも、こちらがいいね!いや、あちらが素敵!と話が弾んでしまう・・色石も、楽しいカットのものが充実していて、仕事とはいえ女でよかった~~!と思う数日でした。
 会場は、近代的なビルの立ち並ぶ一角。 そんな街中でも、ちょっとした広場で太極拳に励む人たち。

 少し足をのばすと、なんだか香港らしい界隈。

 こんなにいっぱいジュエリーがあるなら、もう作らなくても・・と思う反面、もっともっと!素敵なものがあるはず・・・。恐るべきは女心かもしれませんね。  ずいぶん、いい“気”をもらってきました。 やる気いっぱいになって帰ってきましたので、どうぞ、新作を楽しみにお待ちくださいね。

CATEGORY : DAILY

夏の海

September 12, 2012

 毎夏、祇園祭前後は展示会なので、どうしてもその前は、慌ただしく日を過ごすことになり、終わった後の一番夏らしいお天気の頃は、今年こそ夏を楽しむ!!と、宣言しながらも、あっという間に過ぎ去る・・の繰り返し。 とほほ・・な気持ちでいるのよ・・と友人に話していたら、“エッ?海に行きたいの?”という言葉。
 夏は海でしょう。と深く信じていたのですが、案外出かけたくない・・という方が多いのですね。 焼けるし、暑いし、海なんかとんでもない!という方が多くて、ちょっとびっくりしました。

 冬は、しっかり雪の積もっている場所で、夏は潮風に吹かれぼんやり過ごす。 街中のキラキラした中でわいわい楽しむのもいいけれど、自然の中にどっぷりとつかって、そんな時間をゆっくりと過ごしたいと思ってます。 そしてそんな時は、焼けてもいいわ!と思ってしまう方。 後で後悔することがわかっていても、夏のじりじりした太陽とむんむんとした香りに包まれると、これこそ夏!って気がします。(・・マズイですね)

 というわけで、今年も、ほんのちょっぴり、海で過ごしてきました。 ちょっと、夕方の写真ですけれど。 広々とした海を前にして、身も心もおおらかになった・・・かしら。

SEARCH

ARCHIVES