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和楽「世にも贅沢な京都旅」にインタビュー記事がが掲載されました

September 02, 2012

 世にも贅沢な・・とは、なんともドキドキするネーミング。 しかも、その中で、「美味しいもの好きな京都人」が、お薦めしているのは・・・
 9月1日に発売された雑誌「和楽」10月号。 創刊11周年記念!の京都特集のなかで、「京都で美味しいものを食べるなら、ここへ行きよし!」とお薦めしているのは、骨董商の梶さん御夫妻、・・そして、私でございます。 いいのかしら・・・。 
 梶さんは、骨董街で有名な新門前通りで、屏風からお茶道具まで幅広く骨董品を扱っていらっしゃる方。奥様は、南禅寺近くで現代陶器を扱うお仕事をされています。 もうずいぶんと長いお付き合いのおふたりですが、お二人とも、全国の料亭やレストランとお仕事をしていらっしゃる関係上、“美味”については、ほとんどプロ。 御存じないお店なんてないのじゃないかしら?という感じの方々です。 そんなお二人とお話しするなんて、本当に恐れ多いのですが、一般人の目線!も大切ですものね。
  
 いろいろとお話ししているうちに、私の場合は、ただ味が美味しいというだけでなく、お店の雰囲気や建物、お庭・・全体的に、“良い感じ!”と思える所が好きだということが、今さらながらわかってきました。そして、ゆっくり、のんびりしていられるとうれしい・・。 いわゆるわがままなお客ですね。 でも、でも、そんな私たちを暖かく迎えてくれる懐の深いお店が、やっぱり京都にはたくさんあるのです!
 どうぞ皆様も、この秋はぜひ 「世にも贅沢な京都旅」 を満喫してください!
和楽のサイト  http://www.waraku-an.com/

地球テレビ エル・ムンド NHKBS1に池田美樹様が着用、出演されました

August 30, 2012

 ドキドキ・・・1時間があっという間でした!
 2年前の展示会の時に取材にお越しくださって、初めてお目にかかった池田美樹さん! 今年の展示会にもわざわざお立ち寄りいただき、久々の再会を喜びました。
 その彼女が、29日、NHKBS1の地球テレビ エル・ムンドで、私のデザインした今年の新作、“Afuhi”のネックレスとピアスを着けて出演して下さいました! 本当はもっと早くお知らせするべきだったのですが、都合で付けられないこともあるということで、直前に、ツイッターでのみ お知らせしました。

 本当に素敵だった! アンアンの編集者でもいらっしゃって、ファッションセンスは抜群!黒のドレスにゴールドのネックレスが映えて、本当に感激しました。今回 彼女が取材した「BENTO」。 放映後、なんと友人の勤めている会社だとわかり、またびっくり。
 放映後のみなさん 池田さんのツイッターから  http://twitpic.com/y5d6
 この日のゲストは、パディ・モローニさん。愛してやまないスティングや U2 といったミュージシャンたちが尊敬するケルト音楽の巨匠です。 グラミー賞を 7度も受賞したその方の目に私の作ったジュエリーが写ったなんて・・・あぁ・・感動です。 
 
 
 地球テレビ エル・ムンド http://www.nhk.or.jp/elmundo/prg/120829.html

CATEGORY : ART

特撮博物館 そして 日本ファッションの未来性

August 27, 2012

 先日東京に出かけた時、ちょうど「日本ファッションの未来性」という展覧会を東京都現代美術館(MOT)でしていると聞いたので、暑いさなかとぼとぼと出かけてきました。 本当にとぼとぼ・・というのがぴったりのこれ以上ない暑い一日。 何度も書いていますが、京都に住む者にとって、東京の駅と駅の間隔は、ありえなく遠い。 どこへ行くのもひたすら歩くイメージですが、東京にお住まいの方にとっては、なんてことないのでしょうね。
 さて、やっとの思いでMOTに着いてみると、大変な行列! 暑さと距離にすっかりめげていた私はクルッとUターンしそうだったのですが、どうやらこの行列は特写博物館の方。 並んでいらっしゃる方々も、微妙にオタクな香りが。 ふと、興味がわいて見てきました!!
 なかなか、面白かった! いまやCGで、なんでも出来てしまう?(くわしくないのですけれども)映像の世界。 火薬はもちろんセットの一つづつを手作りして、その撮り方を工夫することで、ビックリするような効果を作り出しています。 作っているおじ様、お兄様方の楽しそうなこと! 少年の心ここにあり!でした。 実物のセットの中で写真を撮れるコーナーもあり、こちらも大変な行列!

なかなか楽しい・・・。ぜひとも“男子!”とお出かけになることをお薦めします。

こちらは本物の東京・・・
 
 付け足しのようになってしまいましたが、 「日本ファッションの未来性」 も、ヨージヤマモトにはじまり、歴史に残る洋服とは、という展示。 何十年も前のデザインが、今に至っても古びない!“良いデザイン” の力を感じました。
東京都現代美術館のサイト  http://www.mot-art-museum.jp/

CATEGORY : DAILY

Nantucket Basket

August 25, 2012

 端正な、という言葉がぴったりな籐のかご「ナンタケットバスケット」 
 アメリカ、ニューイングランドのケープコッド沖にあるリゾート地、ナンタケット島の伝統工芸品です。 このバスケット、籐で編まれたバスケット界のエルメスと言われているそう。 金具部分の白いところは象牙!で、飾りは貝やクジラの形のパーツで作られています。一見和風のかごにもみえるのですが、良く見ると海の香りがするリゾート感あふれる雰囲気。
 白井由香里さんと言う方が作ってらっしゃるそうで、洋服はもちろんお着物にもぴったりですね。
 ルビーのポイントのついた白珊瑚のピアスに、大きめのレインボームーンストーンのリング、つばの広い帽子などをかぶって、リゾート地、ナンタケット島で、ゆっくりと、遅い夏休みを過ごしてみたい!!です。
ナンタケットバスケット展示会
 日時 8月24日金曜日?31日 11時?16時まで
 場所 FIORISTA サロン 京都市左京区一乗寺野田町6番地

CATEGORY : ART

「パール 海の宝石」展 -兵庫県立美術館ー

August 20, 2012

 暑い暑い・・本当に毎日ただただ暑い・・ですね。 暑いと言えば、中近東。アラブの国々はどれほど暑いのでしょうか。 ドーハがカタールのどこにあるのかさえも、ちょっとあやふやだった私。今年、そのカタールと日本は国交樹立40周年だそうです。いくらアラブの国とはいえ、案外と短い気がしますね。
 ところで、“カタールと真珠”と聞いて、ピンとくる方はいらっしゃるでしょうか?
 アラビア湾の南岸にきゅっと突き出た小さな半島がカタール。 カタールと言うと、「石油」「ドーハの悲劇」しか想像できなかったのですが、石油が産業になる前は、そして、日本で養殖真珠が盛んになる前は、アラビア海でのパールの採取が、主要産業だったそうです。 どうしてもあのアラビアの白い民族衣装を着た男たち・・が、海に潜る図が、想像できないのですが、また、そこで採れたというパールのカラフルなこと。

 写真下の、カラフルなパールたち。すべて、アラビア海で採れた天然真珠だそう。ブルーや珊瑚色のものもあって、不思議ですね。 ウジェニー皇后やエリザベス・テーラーなど、華やかな著名人たちがまとった宝飾品も展示されるそうです。
 ネパールのラマ家の一族が用いた頭飾りの写真も載っていましたが、ふんだんに使われたパールや宝石類が圧巻!ネパールのような内陸部に、これほど大量にパールが持ち込まれていたのにも驚きましたが、これだけの数を買い集められる財力にもびっくり。 ネパール → ヒマラヤ → シェルパ ・・宝石とは無縁 という通り一遍のイメージも、改めないといけません!
 展覧会の開かれている兵庫県立美術館は、ご存じの方も多いと思いますが、安藤忠雄さんの設計。建物自体も見どころいっぱいです。以前、世界的に有名なメキシコの建築家の方々と この美術館を一緒に見学した時のこと。 数名で、ざわざわ話しながら、見まわっていたのですが、ある部屋に入ったとたん、「すばらしい・・・」とつぶやくようにおっしゃられて、しばらくし~んと黙りこまれたのが、印象的でした。・・さて、どの部屋でしょうか? こちらも、お見逃しなく。
パール 海の宝石展 はこちら   http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1207_pearl/t_1207_pearl/index.html
美術館の建物について はこちら  
 http://www.artm.pref.hyogo.jp/2002-2008old/information/archtect/index.html

CATEGORY : DAILY

2012びわ湖大花火大会

August 12, 2012

 毎日、「暑い暑い・・」ばかり、口にしてしまいますが、8月もこの頃になると、ちょっと暑さも和らいできた気がしますね。 先日、友人ご夫妻が花火大会が室内から見られるから来ませんか?とお誘いくださったので、久しぶりの花火!と楽しみに出かけてきました。
 すぐ、湖岸の最高のロケーション!! ほどなく花火が始まると

 こんなんじゃ、迫力がない・・、いや、もうすぐもっとすごくなる・・と、みんな喧々諤々・・・ 

 いよいよ・・

 外に出た方が、音が凄い~!!という声に、出てみると、おなかに響く音! ・・・ちょっと、怖いくらい。

 大迫力!水面に花火がうつって本当にきれい!
 
 この日は、ご夫妻の友人が大勢いらしてたのですが、山岳会関係の方々で、エベレストに登られた・・とか、三角点を研究?しているとか・・・皆さん、ちょっとお茶目な大人たち! 仕事もばりばり、趣味もどんどん! で、素敵でした。 頑張って体動かさないと!!

新作展が終わりました。

July 22, 2012

 イムラアートジェムでの新作展が終わりました。どうしてわざわざ・・と思うほど、嵐のような雨であったり、うだるような暑い日であったり、お越しいただいた皆様には申し訳ないようなお天気続きだったのにもかかわらず、大勢の皆様にご高覧いただきまして、感激しています。 ありがとうございました。

 毎年のこととなりましたが、会期中は祇園祭の最中で、遠方からも大勢の方に来ていただくことができました。七夕ではありませんが、一年に一度の出会いがちょっぴり懐かしく、お変わりのないご様子を大変嬉しく思いました。 結婚式の帰りなの・・とお疲れのところ、それでも来てくださった方。 ジュエリーには全く興味ないんだけど・・などと憎まれ口をききながらも、暑いさなか立ち寄ってくださった方。 ちっちゃなお客様も何人か来ていただいて、和やかで楽しい新作展になりました。
 今年の新作展では、葵の葉の形、ハート型を私なりにアレンジしてみました。ゴールドを使ったシリーズでは、金属でありながら、軽やかな雰囲気がでるようにモチーフの付け方を工夫してみたり、ディテールに繊細なパーツを使ってみたり、制作もずいぶん楽しんだ感じです! また、ホワイトゴールドをつかって、気軽に日常使い出来るタイプのもの。 ルビー使いの可愛らしいシリーズなども作ってみました。 ハート型はどんな女性にとっても、なんだか気になるモチーフ。 ちょっと大人も楽しめる、そんなジュエリーができたのではと思っています。
 人と人が出会う時のちょっとした気持ちの華やぎをイメージした今回の新作展。その通りに、多くの方との出会いが、私たちの毎日を楽しく温かいものにしてくれているように思います。
 引き続き、イムラアートジェムにてお取り扱いいただいています。 どうぞお近くにお越しの節は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

2012年 新作展

July 07, 2012

 7月に入り、そろそろ梅雨明けが待ち遠しい気分ですね。 とはいえ、今年の京都は去年に比べれば随分と過ごしやすい梅雨でした。 蒸し暑いといっても、今までのところは、なんとか耐えられる範囲内。 節電の夏ということもあり、みんなで冷房付けてもいいかしら・・、ちょっと我慢しようかしら・・などと相談しながら、なんとか蒸し暑さをやり過ごすことができました。
 さて、ご案内がとても遅くなってしまいましたが、今年も、京都ホテルオークラ内のイムラアートジェムで、夏の新作展をすることになりました。今回のテーマは、「Afuhi」 葵、をイメージして制作してみました。葵祭のときに飾られる葵の葉っぱ。可愛らしいハート型で、その言葉のもとに、「逢う日」という意味があることを知って、ずっと気になっていたモチーフです。
 まずは目にしただけで可愛らしく思えてしまう、そんなハートを自分なりに、いろいろな形に表現してみました。 ちょっと、大人っぽかったり、モダンだったり、すご~く甘かったり。 皆様にも楽しんでいただきたいと思っています。 ぜひ、ご高覧下さいませ。お待ち申しあげております。
 
■イムラアートジェム
期間: 2012年7月11日(水)~18日(水)
場所: 京都ホテルオークラ 地下1F ショッピングアベニュー・コンフォート内
   京都市中京区河原町御池角
営業時間: 11:00am~8:00pm (年中無休)
tel/fax : 075-231-6116

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TITLE icicle Afuhi 葵 -あふひ-
ITEM Necklace
MATERIAL K18YG
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CATEGORY : JEWELRY

Afuhi 葵 -あふひ- —original jewelry

July 06, 2012

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TITLE icicle Afuhi 葵 -あふひ-
ITEM Necklace
MATERIAL K18YG
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Afuhi 葵 - あ ふ ひ –
どきどきする気持ち
ときめき
こみあげる想い
困惑
複雑な思い
晴れやかな笑顔
心待ちにしていた人と逢う そんな誰かと逢う特別な日 “あ ふ ひ”
古くから和歌などに好まれて詠まれてきた “あふひ”。
“あふひ”の“ひ”は、生命力や神霊を指し、“ひ”に めぐり“あう”、“縁”が語源とされています。そして、その象徴として、“葵”が大切にされてきました。賀茂神社の神紋でもあり、葵祭で挿頭(かざし)に使われるのもこの二葉葵です。古歌にある“あふひ”は “逢う日”と 掛詞になっていて、人々の切ない想いやときめきを今に伝えています。 
風薫る五月、二葉葵はハート型の葉の間に淡紅紫色の可愛らしい花を咲かせます。 
その昔から、めぐり逢う日を願って想いを託されてきたこの葉。この小さなハート型の葉に込められた、そういった様々な想いをジュエリーにかたどってみました。

A Fu Hi ― Hollyhock ―
Excitement,
Fast beating heart,
A surge of sentiment,
Embarrassment,
Complicated feelings, and
A bright smile
On that special day “A Fu Hi,”
When you meet the person you’ve been waiting for
Afuhi or hollyhock has often been seen in tanka through the ages.
The Japanese word hi in afuhi means power of life or sacred spirit. The original meaning of afuhi is, therefore, to encounter (afu or au) hi, or in other word, karma. Accordingly, the hollyhock plant (afuhi or aoi) has a significant meaning for Japanese people as a symbol of karma. Futaba aoi (double-leafed hollyhock) has been used as the Kamo Shrine’s crest, and it is also worn as hair ornaments by the participants in the traditional Aoi Festival. The word afuhi in old Japanese poems often incorporates the meaning of auhi (a day for meeting someone), representing even today the painful longing and the passion of the people of ancient times.
In the gentle breeze in May, pretty fuchsia pink flowers of futaba aoi come out among heart-shaped leaves. From ancient times these leaves have conveyed people’s wishes to see their loved ones. I have created jewelries to embody the various sentiments which people associate with these small heart-shaped leaves.

CATEGORY : DAILY

吉本100年物語

June 29, 2012

 忙しいでしょう・・といつも気遣ってくださる皆様には、本当に申し訳ないようですが。
 行ってきました吉本興業創業100周年記念公演の、吉本百年物語。
 吉本といえば、関西が誇る、お笑い界のドン!?ですね。 子供のころから土曜日の午後ともなれば、親たち・・だけでなく、なんとなく子供たち同士でも、こんなの見るの~?といった空気を漂わせながらも、結局、テレビの前で、ゲラゲラ笑っていた覚えがあります。 大人になってからも、微妙に言い訳しながら、家族がテレビを見ているのを、一緒になって楽しんで ・・。 お決まりのオチが、なつかしく、可笑しいですね。
 というわけで、大ファンの池乃メダカちゃん!は、出られるのかなぁなんて思いながら、出かけたのですが、この吉本百年物語、吉本新喜劇とは、ま~ったく違うお芝居でした。 少しは予習して出かけないと誘ってくれた友達にも申し訳ない。 
 
 主役の中川晃教さんのパワフルな声!が迫力で、カンペイさんとの、掛け合いもテンポ良く、そこはやっぱり吉本の劇。 アジアンの隅田美保さんは、大正、昭和のお着物がとってもお似合いで、新たな魅力発見でした。 NMB48のダンスや歌もとっても華やかで可愛いらしい!
 でも、彼女たちが舞台いっぱいに並んだラインダンス。女性目線では可愛らしく元気で良かったのですが、どちらかというと“色っぽさ”よりは、なんだか体育会系な感じがして、そのあたり、男性方はどんなふうに感じられたかしら? 感想を聞いてみたかったです。

吉本100年物語のサイトはこちら   http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/

CATEGORY : GEM

ジュエリーウォッチ

June 15, 2012

 “宝石”という言葉を聞いた時にまず思い浮かべるのは、きらきらとした輝き?それとも、カラフルな色でしょうか? 
 きらきらと光るという意味では、ダイヤモンドが、“輝き”の代表格。けれども、そのダイヤモンド。歴史的にはあまりに硬すぎて、長く研磨の方法がわからず、美しさというよりは、その硬さに対する畏敬の気持ちから大切にされてきたという経緯があります。そして、ほとんどの宝石は、カット技術の進歩で、より輝きを増してきたもの。
 自然な気持ちで見た時、まず目に入るのは、「美しい色」でしょうか。
 先日、たまたま雑誌を見ていたところ、カラフルな腕時計が・・

 ディオールのジュエリーウォッチ。
 近頃、カラフルな文字盤だからといって、特に珍しくは感じませんが、上から、ラピスラズリ、スギライト、ターコイズといった天然石が使われています。 右下のカラフルな文字盤はオパール。
 ルビーやサファイアといったゴージャスな宝石を使った腕時計も、たくさん目にするこの頃。それぞれに素敵ですが、ぱっと目にするこの色が、エジプトやペルシャの王朝の時代から大切にされてきた宝石たちだと思うと、シンプルながら、ちょっと他には代えがたいもののような気持ちになりますね。 
 

CATEGORY : お手入れ

ジュエリーでケガ?!

May 31, 2012

 ジュエリーをご覧になる時、皆様はどんなところに目をとめられるでしょうか? なんとなく可愛い~!と全体の雰囲気でご覧になる方、宝石の大きさや価値に目を奪われる方も多いかもしれません。ショップの方から作りの確かさや、見どころ!の説明もあるでしょう。
 
 一般的に、どのようなデザインのジュエリーでも、肌あたりの部分は なじみが良いように、そして、尖った形をデザインに取り入れたいときは、目の錯覚を利用して尖っているように見せかけたり、使用中に出来るだけ引っかかりのないようにと、いろいろな工夫がされているものです。
 ところが、場合によって、身につけるのに不都合がない範囲で、デザイを優先する時があります。特に、(限られるわけではありませんが)コンテンポラリージュエリーなどで、デザイン上のコンセプトを際立たせたいために、使用感よりデザインを優先して制作されているジュエリーがあります。

ちょっと、極端な例ですけれど・・。
 本来ジュエリーは身につけて初めて完成するもの。 決して尖っていたり、大きすぎたり、重すぎたり・・というものはジュエリーとしては良くない気もしますが、洋服でも、毎日は着られないけれども、何かの折には着てみたいタイプの洋服ってありますね。
 幼稚園の先生や看護師の方々。そういった方々は、お仕事中に指輪等を着けられることはありません。 プロでなくても、小さい子供たちと遊ぶ時、自然の中で思い切り遊びたいような時には、自ずからその場にあったジュエリーがあります。海外では、小さな子供たちもよくピアスをつけいて、とても可愛らしいと思いますが、まだ判断力の乏しい小さな子供がひも状のネックレスをつけていたりすると、何かに引っかかって首吊り状態になったりしないか、心配になります。
 TPOという視点以前に、そういった安全上の気づかいは必要。
 貴金属は熱伝導率が良いため、たとえば、ネックレス、指輪、ピアスなどを着けたままサウナに入ると火傷の原因になります。極寒のスキー場などで、ピアスをつけたまま長く屋外にいると、凍傷になってしまうこともあるそうです。
 大きめのデザイン重視のリング等も、エレガントに食事を楽しむ時などには、ぐっと映えて素敵ですが、人ごみの中では、はた迷惑な代物になっているかもしれません。 
 人を傷つけないと同時に、自分も傷つけない。当たり前の気づかいですが、ちょっと気をつけて、誰からも一目おかれる素敵な着こなし、着けこなしをしてみてください。

CATEGORY : DAILY

サファイア

May 28, 2012

 湊かなえ著の「サファイア」。 ドキッとするこの表紙! ひんやりとした空気感がなんとも私好みで、衝動買いしてしまいました。映画にもなった「告白」の作家ですね。
 
 真珠/ルビー/ダイヤモンド/猫目石/ムーンストーン/サファイア/ガーネット と、それぞれの宝石を題名に、短編がつづられています。日ごろすっかりあたりまえになってしまっている宝石。こうしてみると、それぞれに、イメージが膨らんで宝石の持つイメージって思いのほかはっきりとしていますね。
 本の内容のほうは、読んでのお楽しみ! 登場人物に、どうにも苦手なタイプが出てくるのですが、そういう人にも何か救いがあるのが読んでいてホッとしました。
湊かなえ著 「サファイア」http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=4194

CATEGORY : DAILY

「人と防災未来センター」

May 26, 2012

 先日、数年ぶりに、ドイツとイギリスを母国とする友人とそのお嬢さんが、日本に来られたので、神戸まで会いに行ってきました。
 ランチを食べた後、この後どうするか聞くと、阪神・淡路大震災のミュージアムがあるらしいので行ってみたいとのこと。 私たちも行ったことがないので、ご一緒することにして、周りの人にどこにあるのか聞いてみました。 ところが、案外と皆さん良く分からず・・たぶん灘の県立美術館の並びにある、あの建物じゃないかなぁ・・とあやふやな返事。 行ったらわかるかなという、いいかげんな判断ででかけたのですが、駅に着くと「Disaster Reduction And Human Renovation Institution」という案内表示が。
 “どういう意味ですか?”と、英語圏の友人に聞かれても・・・私も困る・・。たぶんこれが、私たちの行こうとしている所のような気がすると話しながら、目指す「人と防災未来センター」に行ってみました。

 ガラス張りのすごく立派な建物。受付にいくと、学生や小学生の来るところかしらというイメージとはうらはらに、背広を着た男性の一団、シルバー世代の女性の一団と、かなりの大人の数にまずびっくりして、振り返ると観光バスで来られているらしく、表にはバスがずらり。
 順路に従って歩くと、まず震災の体験をイメージすべく、「震災追体験フロア」で映画を見ることになっていました。 気分が悪くなったらすぐに部屋から出てくださいとの注意があり、不安な気持ちで見始めましたが。 

 これが本当に大変でした。 
 実際に体験された方には、これも映画でしょ、と言われそうですが、あぁ現場はこんなだったんだ・・と身にしみる映像。テレビのニュースで見る震災と、その場にいることの差がどれほど大きいか。 ビルが家が倒れてくる、その場にいるかのように感じられる映像はは、本当に恐ろしくて、いいようのない気持ちになりました。 その後、他のフロアでは、震災を学んだり、防災や減災についても学べるようになっていて、興味深かったです。高さ15mの津波は実際この高さ・・と示されると、あまりの高さにかなり怖かった・・です。 
 感想を書いてポストに入れるようになっているコーナーでは、子供たちが真剣な表情で感想を書いていて、子供は未来!という言葉が胸に浮かびました。よくよくお勉強してね・・と一人一人に声をかけたいような気持でした。
 今回、この友人は日本に来て、まず石巻でボランティアをしてから旅行を始めたとのこと。 そういえば、去年、やはりボランティアに行った友人の高校生の息子も、外国からたくさんボランティアの人が来てた!と感激していました。  これから予想される地震のポイントが記されている地図では、日本のほとんどが真っ赤に塗られていて、逃げ場のない地震国ニッポン。 友人もそれを見てビックリしていましたが、そんな国を愛し、旅行に来てくれ、そしてボランティアをしてくれる。 これといって、何もしていない自分を省みて、大いに反省しました。
阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」のHPはこちら  http://www.dri.ne.jp/index.html

CATEGORY : KYOTO

似顔絵

April 30, 2012

 スタジオのある北山通界隈は、植物園の北側、ちょっと郊外に位置していて、一般にイメージされる京都の町屋やお寺の立ち並ぶ街並みとは、ずいぶん感じがちがいます。
 
 賀茂川が近くを流れていて、比叡山も間近に見え、空気もきれい。自然豊かな土地柄です。田んぼや畑が、ビルや民家の間にたくさん残っているので、畑の作物を見ては、そろそろすぐきの準備ねと思ったり、もう少ししたら、田んぼに水が張られてカエルの声がうるさいくらいになるかしら、といった具合に居ながらにして季節を感じることのできる所です。
 
 それでも、地下鉄が通ってからは、ずいぶん便利になって、こんなに自然たっぷりの北山駅から、中心部の四条駅まで、たったの10分。 最近は人通りもかなり多くなってきました。もともと、お洒落なお店がぽつぽつとあり、ドライブに来てちょっとお茶してという、デートコースにピッタリの場所でしたが、最近は、いろいろとユニークなお店も増えてきました。
 地下鉄の駅をでて、賀茂川の方へ西をむいて歩いて行くと、北山通に面してある WORLD1 というお店。似顔絵を描いてくれるお店だそうです。 結婚式のウェルカムボードにしたり、プレゼントにしたり。私自身は、甘~い感じのものが何でもちょっと苦手なので、最初はそれほど興味がなかったのですが、 カタログをみると何人か作家がいらっしゃって、好きな作風の方を選ぶこともできるようです。 お店に行くと、似顔絵カタログももらえます。 ちょっとデフォルメされた似顔絵が案外と楽しそう。 
 ご自分の顔がどんなふうに描かれるか、ちょっと興味ありませんか?
WORLD 1 京都北山店のサイトはこちら  http://worldone.to/shop_kitayama/

CATEGORY : ART

アート京都2012

April 28, 2012

 春爛漫。桜の季節が過ぎ、日中は暑いくらいの毎日ですね。 昨日は、友人と軽くランチをしようと待ち合わせをしていたのですが、ふと見たパンフレットに、「美術立国、京都。」 の文字が。 
 2010年、2011年と二年続けて開催された「アートフェア京都」が、今年は、国立京都国際会館のアネックスホール、そしてホテルモントレ京都の4階、5階のフロアと、大きくスケールアップして開かれているという案内。 行ってみようか・・とすぐに話はまとまり、両会場とも見てきました。 
 すごい・・。規模もほぼ去年の倍。国立京都国際会館の方は、場所も広いので、展示されている作品もぐんと大きいものがたくさんあって、見ごたえがありました。  京都は古い街ですが、日本最先端の学術、技術、そして文化芸術を生み続ける国際都市。 古いものにしがみついているだけではない、アートの息吹を感じました。 お天気も良く、野点席でお茶もいただけて、大満足の午後。 もっと早くにご案内できれば良かったのですが、アートフェアのサイトでは、出展作家の紹介もされています。 熱い京都!をこれからも応援してくださいね。
アート京都2012 のサイトは、こちら http://www.artkyoto.jp/

CATEGORY : KYOTO

宝石箱をひっくりかえしたような

April 16, 2012

 「珊瑚の海」というと、沖縄や海外のリゾート地をまずは思い浮かべますね。 そして、宝飾業界にいるものとしては宝飾珊瑚のとれる土佐沖を思い浮かべます。
 京都市内には海がないので、海辺に暮らすということにちょっと憧れのような気持ちがあるのですが、そんな京都にも珊瑚の海が楽しめる水族館ができました。 京都駅からバスで10分ほどの梅小路公園内。 気候の良いときは、お弁当を広げる人たちで賑わうようですが、なんといっても蒸気機関車館が有名で、風向きによっては北区の我が家まで汽笛が聞こえてきます。 冬場などなんとなく大正、昭和の哀愁を感じて、古都京都ならではの風情という気がします。 
 さて、水族館。宝石箱をひっくりかえしたような珊瑚の海の他にも、いろいろなゾーンに分かれていて、それぞれに楽しめるそうです。 イルカのショーもあると聞いて、思いの他大きいのかしらと、ちょっとびっくりしました。 おかしかったのが、たまたま見ていたテレビで、この芸がまだ覚えられてないんです・・と練習中の技を苦笑しながら紹介されていたこと。 イルカも大変ですね。
 大学生の友人は、入場料2回分で年間パスポート!とちょっと興奮気味に話してくれました。新しいデートスポットになるのかな? 
京都水族館はこちら  http://www.kyoto-aquarium.com/

CATEGORY : GEM DAILY

指輪88

March 29, 2012

 去年出版された 「指輪88」。 監修者の一人 諏訪恭一さんは、今までにも宝石の本を何冊も書いていらっしゃる方。 気になりながらも、宝石の歴史本は何冊も読んだことがあるから、と思っていました。 ところが、先日、たまたま手に取る機会があって、ざっと見てみたところ、・・これが興味しんしん!
 橋本貴志さんというコレクターが集められたリング88点。本の見開き両面に一点づつ歴史を追って紹介されています。載っている写真も、見たいなぁ・・と思うツボが、しっかりアップで撮られていて、飽きないです。 
 コレクターと呼ばれる人は、よほどその「物」が好きで、集めていらっしゃるのだろうと、当然のことのように思っていましたが、まえがきに、「コレクターの悦びは、物を冷静かつ客観的に見極め、文化的に意味がある集合体を新しく創造することにある」、とおっしゃるだけあって、本当に興味深いセレクト。「新しく創造する」といういことが、こういう分野にもあるんだなぁと、ちょっと感動しました。
 写真は、「スパイが使ったカメラの指輪」、写真右側、花弁の中央がレンズになっているそうで、左下の男の子の顔が、このカメラで撮られた写真。・・・すごい!! 文章もちょっとおちゃめで、楽しく読めました。宝飾品に興味のない、男性にもぜひ!お薦めです!
 
 「指輪88」 88点のリングが、歴史順に写真入りで、紹介、説明されています。

宝官優夫 諏訪恭一 監修 淡交社 http://www.tankosha.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=1244

CATEGORY : KYOTO

京都マラソン2012

March 02, 2012

 二月は逃げる・・とは、よく言ったもので、もう三月! 飛ぶように毎日が過ぎていく中で、節分には神社で豆まきの豆をいただき、自宅には、お雛様も飾り・・・。適度に?お友達とも会って、お仕事も?する。 充実した毎日を過ごしていましたが、さて、私の生活に欠けているものは・・
 「体を鍛える!」ということ。 、特にこう寒いとおっくうで、何をするのもいやになってしまいます。
 そんな私にとって、マラソンをする人は、別世界の人のように思えるのですが、案外と親しい友人にもランナーたちがいて、なんと、3月11日の京都マラソン2012 に出場するとか!!! 10何名申し込んで、やっと2名だけエントリーできたということで、盛り上がってます! なんだかおかしな気もしますが、「友人が出場するんです!」と自慢したりして。 ちょっとわくわく気分。 北山がちょうど中間地点になるらしく、先月半ばあたりから、練習ランをする人たちをよく見かけるようになりました。  今までも、駅伝などマラソンを見ることはありましたが、一般人参加型のフルマラソンは初めて。 楽しみです! 
 京から、明日へ! スタートへのカウントダウンも始まっています。
京都マラソン2012オフィシャルサイト        http://www.kyoto-marathon.com/
ワコールの京都マラソン2012コースムービー   http://www.youtube.com/watch?v=LDDuzvOCcEE&feature=related
オムロンの京都マラソンコースの楽しみ方     http://www.healthcare.omron.co.jp/kyoto/

CATEGORY : DAILY

大雪?!

February 19, 2012

 すっかり、ご無沙汰してしまいました。なんだかおかしい、おかしい・・と思いながら使い続けていたパソコン。アップデートもして、ウイルス対策ソフトもいれてあったのに・・それでも、おかしくなってしまって、なんともやりきれない気持ち。原因はウイルスしか・・といわれると、どう気をつけたらいいのか、本当に、ホントにくやしいです!
 さてさて、京都は一昨日から雪が降って、今年初めて5cm?ほど積りました。東北や日本海側で困っていらっしゃる方のことを考えたら、きれいねぇ~とのんきに言っていられないところですが、本当にきれい。比叡山が、すっかり雪で、白くなって、大文字山の大の字の場所が、三角に白く、大の字が黒く浮かびあがっています。
 先週14日は、バレンタインデーでしたね。皆様、甘~い一日になったでしょうか?ハイデルベルグに住む友人から、町の中心を流れるネッカー川が凍って、スケートリンクになったと、写真を送ってくれました。おとぎの国のような街ですが、さすがに寒かったらしく、“Frozen!”と、一言!今日は、写真を撮りそびれたので、ドイツの風景で。

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