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CATEGORY : JEWELRY

帯留 Brooch — order jewelry

March 26, 2009

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TITLE : Kassie
ITEM : 帯留 Brooch
MATERIAL:K18WG Diamond Opal Amehtyst
DESIGN STORY : カラフルなカボッションカットの石 。 地味になりがちな帯留をモダンにアレンジしてみました 。 ブローチとしてつけて頂く時も いろいろなファッションに合わせて着けていただけると思います
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 今回ご依頼いただいた方は、会うたびに、フラメンコや、パソコンなど、常に何か新しいことにチャレンジしていらしゃる楽しい方。持っていらしたいくつかの石を利用して、帯留をつくらせていただきました。

 何点かデザインを考え、お見せしたところ、このデザインに即決されました。“いかにも帯留”というものでなく、すっきりと、女らしくさわやかなイメージで仕上げました。 それぞれの、石が、独立してきれいに見えてほしいこと、帯締めの紐とバランスよく着けられること、帯留として使う時の金具が、ブローチとして使う時に見えないこと、等々、ジュエリーとして当然の配慮ですが、シンプルなデザインだけに、工夫のいったところでもあります。

 白地の帯に合わせられたら、とても映えたそうで、他にもいろいろな帯や着物で楽しんでくださっているそうです。 また、これを、洋服につけて街を歩いておられたところ、突然、見知らぬ方から「それ、素敵ねえ」と声をかけられそうで、「オーダーってこういうことなのね!」と、ずいぶん喜んでいただきました。

CATEGORY : JEWELRY

sperare 願い — order jewelry Nさんのオーダーリング

March 22, 2009

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TITLE : sperare 願い
ITEM : Ring
MATERIAL:Pt900 Diamond etc
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 京都に住んでいると、西宮から三宮にかけての六甲の南側は、どこも海に面した山の手の素敵な所。山に囲まれた京都と違って、華やかでゴージャスの女性の多い街として、何かとうるさい京都の人からも、一目置かれている土地柄と言う気がします。

 そんな街にお住まいのとてもチャーミングな女性が、Nさんです。 知的で堅実な方なのに思い浮かべるのは天真爛漫な笑顔ばかり。茶道をされているので、話も合って、お子さんのことやご家族のことをいつも大切に考えてられる、その考え方、そして、大変なキャリアウーマンでいらしたことも含めて、憧れている女性です。

 その彼女からオーダーをいただきました。
 いつも、オーダーをお受けしたら、お客様のご希望をうかがった上、その方のイメージを頭にデザインを考えます。彼女とはお互いの悩みを打ち明けあう(笑)仲でもあるのですが、彼女のまっすぐな人柄を心に描きながらの作業は、ジュエリーが身につけるものだけに、より親密な感覚を覚えました。

 

CATEGORY : DAILY

探偵!ナイトスクープ

March 17, 2009

 関西では絶大な人気の「探偵!ナイトスクープ」が、夜7時というゴールデンタイムに、特別番組として放映されました。、実は私は、大の「探偵!ナイトスクープ」ファン。、家で放映を見るだけでは飽き足らず、友達数名と観覧に出かけました!

 今回は、事前に「正装でお越しください」というお知らせが! わざわざ、なごり雪の柄の着物を着て、気合をいれて出かけました。(忙しいのに私は何をしているのでしょう・・・) でも、そのかいあって?笑いあり涙ありの充実した時間を過ごすことができました。

 今回の観覧では、特別番組だけにいつもの観覧で配られるのとは違う ステッカーをいただきました。 これを私のアシスタントに見せたら、ものすごく羨ましがって・・・。 仕事の合間に二人でナイトスクープのどこが好きか、なんて、いろいろ話し合ったのも楽しかったです。

CATEGORY : KYOTO

小紋模様

March 08, 2009

 友達の高田勝株式会社の高田啓史さんのところへ、たくさんの小紋の着物を見せてもらいに伺いました。高田さんは、「小紋文様」という著書もある「小紋のエキスパート」。伝統を知っている高田さんだからこその興味深い小紋もたくさん見せていただきました。
少し見えづらいですが、画像の真ん中の文様は、スポーツの模様。何のスポーツが描かれているか、お分かりになりますか?そして、右側の小紋の真ん中の右端あたりに、小さなめがね!これらは、なんと、古田敦也さんがお召しになる着物用にわざわざつくられた小紋とのこと。スポーツやメガネ、本当に古田さんにぴったりなモチーフですね。こういう遊びも、着物ならでは・・という気がしました。
最近では、朝の連続ドラマ小説「だんだん」に出演中の石田ひかりさんや三倉佳奈さんがドラマの中で着てらっしゃる着物も、高田さんの会社がご用意されているそうです。ドラマは三月末で終了ですが、それまで、まだたくさんの着物が見られると思いますので、ご興味ある方はどうぞご覧になってくださいね。
素敵な時間をすごさせていただき、高田さん、どうもありがとう!
「小紋文様」
http://www.amazon.co.jp/%E5%B0%8F%E7%B4%8B%E6%96%87%E6%A7%98-%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E3%81%AE%E6%9F%93%E7%B9%94%E5%B7%A5%E8%8A%B8%E6%84%8F%E5%8C%A0%E9%9B%86-%E9%AB%98%E7%94%B0-%E5%95%93%E5%8F%B2/dp/476611826X
古田敦也さんのブログ(着物を着用されている写真が見られます)
http://www.aspara.co.jp/atsuya-furuta/2008/06/eggs.html

CATEGORY : ART

ヤマシタリョウさんの眼鏡

February 27, 2009

 上七軒にある 着物の弓月さんの二階ギャラリーにて行われていた 眼鏡作家のヤマシタリョウさんと 染色作家の野中健二さんの展覧会を見てきました。 

 ヤマシタさんから、事前にお知らせをいただいていたにもかかわらず、なかなか行くことができず、終了二日前に慌てて見に出かけてきました。そして、その話をアシスタントのSに「とってもよかったのよ!」と話したところ、彼女も「見たい!」というので、最終日に彼女を連れてなんと二日続けて見に行くことに。

 ヤマシタさんの眼鏡は、江戸時代の金枠職人(眼鏡職人)さながら、竹や鉄をつかって、デザインから製作工程のすべてをひとりで手掛けていらっしゃいるそう。 今回の展覧会も、とっても遊び心のある眼鏡から、普段使い用の眼鏡までたくさんあって、実際にかけさせてもらうこともできました。 山下さんのお話をじっくり聞きながら、作品を堪能できて、幸せ! 着物を着ると、なかなか眼鏡が似合わないと思ってしまうのですが、山下さんの眼鏡は、着物にも自然にあわせられそうなものがたくさんあって、とても魅力的でした。

 東京・神宮前のギャラリー漣にて3月10日から19日まで展覧会をされるそうです。お近くの方はぜひどうぞ。

 ヤマシタリョウさんのHPはこちらから
http://www.yamashita-gankyo.jp/index.html

CATEGORY : ART

フランク・O・ゲーリー

February 19, 2009

 建築が好きです。衣食住の中でも自然に、包み込むように気持ちに影響を与えてしまうところも、すごいなぁと思うところです。
 多くの建築家の中でも、ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサート・ホールなど刺激的で、オリジナリティあふれるデザインが特徴的なフランク・O・ゲーリーという建築家には、わくわくしてしまいます。直線と曲線の融合、異素材の組み合わせなど常に革新的な取り組みをされる方で、本人も、思い切ったことをするには勇気がいる!・・・と、発言するなど、アーティストとしても素敵な方だなと尊敬しています。
ディズニーコンサートホールでは、もちろん、日々コンサートが行われているのですが、昼間に行くと、プレーヤーをつけて説明つきで、自由に中を見学できるようになっていて、海外での建築家への意識の高さ、彼への人気、尊敬の気持ちを垣間見る気がしました。
2年ほど前に、『スケッチ オブ フランク・ゲーリー』というドキュメンタリー映画が上映されましたが、その映画の中で、建築好きで有名なデニス・ホッパーが彼について語っている場面がありました。デニス・ホッパーは自宅をフランク・ゲーリーに設計してもらったそうです!
 また、彼は、建築だけでなく、家具やアクセサリーのデザイナーとしても有名で、特に、ティファニーとタッグを組んでいる「フランク・ゲーリーコレクション」でたくさんの作品を発表しています。建築にも見られる彼独特の異素材使いとラインの美しさがとても素敵だと思います。
ティファニーのフランク・ゲーリーコレクションはこちらから。
http://www.tiffany.co.jp/Shopping/Category.aspx?cid=288188&mcat=148206

CATEGORY : JEWELRY

春・・・brezza –original jewelry

January 31, 2009

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TITLE : 春・・・brezza
ITEM : Ring
MATERIAL:K18YG Rose Quartz Diamond
DESIGN STORY : Rose quarts の色は、桜の花びらとも似て、春の訪れを感じさせます
柔らかなカボッションカットのリングに新しい時への想いを込めて
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Color of rose quarts resembles petals of cherry blossoms. Excitement for long-awaited spring.

CATEGORY : JEWELRY

お天気モチーフのジュエリー

January 26, 2009

これは、晴れ・雨・海に沈む夕日をモチーフにしたピアスです。具体的なモチーフがわかるデザインは私の作品には珍しいものですが、かなり楽しんで作ってしまいました。雲部分のカーブひとつ、また、ぶら下げるダイヤの少しの位置の違いなどで本当に印象が変わるので、製作の作業はとても楽しかったです。いつもジュエリーの製作は職人さんと共にいろいろ話し合いながら作り上げていくのですが、自分で手を動かして作る楽しさは、紙面上でのデザインだけでは味わえない面白さです。
この作品は少し前につくったものなのですが、先日、これを少し小さめにしたデザインでピアスがほしい!とのオーダーが入り、今、またつくっています。定番なものではなく、こういうデザインに興味を持っていただけるのは、遊び心でジュエリーを楽しもうと思っていただけているようで本当に嬉しいです。
この作品たちは、ピンブローチとしても使えます。今ふと思いついたのですが、男性の方が、シックなスーツにピンバッジとして、さらりと着けられるのも、チャーミングで素敵ですね。天気にあわせて、付け替えたりして。朝と夜で天気が違ったら、ちょっと困るのかな(笑)?!

CATEGORY : JEWELRY

ARIA — original jewelry

December 15, 2008

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TITLE : ARIA
ITEM : Brooch / Pendant
MATERIAL:K18WG FeahterPearl Diamond
DESIGN STORY : 天使の羽のようなフェザーパール。
年月を経ても色あせることのない清らかな美しさをジュエリーにとどめたい
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CATEGORY : DAILY

ヴァンクリーフ&アーペルのカタログ

December 11, 2008

東京に住む友人が「ヴァンクリーフ&アーペル L’Atlantideコレクション」を見に出かけたとのことで、そのおみやげに配られたカタログを送ってくれました。写真ではよくわからないかもしれませんが、この,
本にみえるものが実はケースで、このケースを開けると中にカタログが入っています。ケース、カタログともディテイルがものすごく凝っていて(このケースには、しおりや見返しまでちゃんとついています)、うっとりとしました。
海にまつわるものをモチーフにしたたくさんのジュエリーの(写真ではなくて)デザイン画が掲載されていて、絵画集のような楽しさにあふれています。ジュエリーはどうしても身につけるものなので、形が制約されると感じてしまうことがあるのですが、これを見ると、自由な心に立ち返ってデザインしていけばいいのだと思い、うれしくなりました。デザインや製作に行き詰まったとき、活を入れてくれる一冊になりそうです。東京からわざわざ送ってくれた友達に感謝!

CATEGORY : JEWELRY

ボルダーオパールのジュエリー

November 24, 2008

 今日ご紹介するこの石は、ちょっと馴染みのない方も多いかもしれませんが、ボルダーオパールといいます。母岩になる石の層の間に、オパールが浸入した形で産出される為、通常母岩付で研磨されます。  
 そのボルダーオパールとダイヤをあわせたリング、そして、べっ甲をあわせたネックレスをつくりました。
 真ん中の、大きい方のボルダーオパールは、パッと見るとコルクのような、木のような感じで、人によっては、皮にも見えるといわれるほど、柔らかな印象を与える石です。その石の表面に、うっすらとオパール層がついているようで、キラッと青貝色に光る感じがとても面白くて、デザインもすぐに決まりました。リングは、つけてみると二つの指にまたがるように横長に石を使いましたので、存在感はありますが、色が茶色で馴染みやすく、どんなお洋服にもモダンなアクセントになってくれると思います。
 私の住む京都の紅葉もいよいよ見ごろとなってきました。少し秋っぽいこんなジュエリーをつけて、自然を満喫しに行きたいですね。

CATEGORY : DAILY

銀紙でつくったリング

November 12, 2008

ふと手にした雑誌でいろいろなご夫婦の思い出の贈り物を特集があって、その中の中村吉右衛門さん・波野知佐さんご夫婦の思い出の贈り物がとてもいいなあと思いました。
お二人の初めての贈り物は「銀紙でつくったリング」。結婚前のデートの最中に、吉右衛門さんが当時吸っていた煙草“KENT”の銀紙で手作りして贈られたのだそうです。その指輪を、奥様はエンゲージリングの代わりとして、今でも宝石箱に入れて大切にしまってらっしゃるのが写真にのっていました。それは、リングの真ん中に、銀紙を丸めてつくった大きな石(?)がぽってりとついていて、一般的なマリッジリングの形ではなく、まさにエンゲージリングの形をしている“銀紙リング”でした。
当時、奥様は19歳だったそうです。その指輪を手にされたとき、(結婚後30年たっても大切に保管されるほど!)嬉しいお気持ちになったのだろうなあ・・・などと思い浮かべると、なんだか映画を見ているような気持ちでぼうっとしてしまいました。
リングというものには、何かいつも素敵なストーリーや思い出が寄り添う気がします。皆さまにも、何か「リング」で思い出す物語はありますでしょうか・・・?!

CATEGORY : DAILY

「theomurata」の チョコレート

October 28, 2008

先日、大学時代の友人で、現在は大分に在住している友人が、「theo murata」というチョコレートショップのチョコレートをおみやげにプレゼントしてくれました。手渡された紙袋、チョコレートの箱、それぞれのチョコレートを包んでいるパッケージ、すべてがとても感じがよくて、大変うれしい贈りものでした。もちろん中身のチョコレートもとても美味しくて、アシスタントと仕事の休憩時間に頂いたのですが、とてもゆったりとした気持ちになれました。
少しネットで調べてみると、湯布院ではとても有名な旅館「山荘無量塔」がプロデュースされているお店のようです。しばらく九州に行ってませんが、のんびりと遊びに行きたいなあと思っています。
theo murata  http://www.sansou-murata.com/facilities/theomurata01.html
山荘無量塔   http://www.sansou-murata.com/murata_top.html

CATEGORY : DAILY

エルメスというブランド

October 10, 2008

エルメスの社長であるジャン・ルイ・デュマ・エルメスのインタビューを読みました。お相手がエッセイストの阿川佐和子さんでしたので全体として軽やかなインタビューでしたが、いくつも素敵だなと心に残る言葉がありました。
「私たちは目に見えぬ信頼関係のようなものを売っているという感じでいます。そしてそれは時間が証明してくれると思っています。」、そして「エルメスにとっての一番のお友達、それは時間なのです。若い女性もいつまでも若くはなく、年をとるほど私たちの商品との関係を濃密にしてくれているようです」と付け加えられていました。
その言葉に、エルメスのスカーフを最初に手にした若いころは、ずっとしまっておいたのに、年齢を積み重ねるにつけ段々としっくりくるようになったという経験をお持ちの阿川さんはとても納得しておられました。
また以前、なにかの雑誌でエルメスの広告のコンセプトが「目にするすべての人に幸福感をわけあたえること。」というのを目にしたことがあります。
このエルメスの「時間が証明してくれる“目に見えぬ信頼感“」「目にするすべての人にあたえる幸福感」という信条に、私のジュエリーを身につける方・見てくださる方にも常にこんな風に感じていただけるようなものを作りたい!と、(大変おこがましいことですが、)少し嫉妬までしたような気持ちがします。
また、エルメスのHP、ぜひご覧になってみてください。とてもキュートで楽しい気持ちになるHPです!
http://www.hermes.com/index_jp.html
(決して、私はエルメスのまわしものでも、エルメスのコレクターなどでもないのですが、今日のブログはなぜかすごく肩入れしてしまいましたね・・・笑)

CATEGORY : JEWELRY

珊瑚 Rosso・・・紅・・・ — original jewelry

September 24, 2008

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TITLE : Rosso・・・紅・・・
ITEM : Pierced Earring / Ring
MATERIAL:K18YG Coral Diamond
DESIGN STORY : 和の装身具としても古い歴史をもつ珊瑚温かな色と質感を現代の感覚でデザインしてみました
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珊瑚が好きです。珊瑚は、真珠と同じ有機質で、洋服だけでなく和服にも合う、温かみのあるところが気にいっています。日本では血のように赤い「血赤さんご」がその希少性からも人気がありますが、朱色・ピンク・白・黒・青などさまざまな色があり、私は血赤より明るい朱色やピンクが好みです。
 イタリアでも珊瑚は人気なのですが(地中海も珊瑚の産地)、20世紀に入り、日本からイタリアへの輸出が盛んになると、イタリアの商人たちは日本産の色の淡い珊瑚の美しさに目をつけました。とくに彼らは、「ボケ」といわれる淡いピンク色のものをわざと「シャルボ(色あせた)」「インシニフィカンテ(つまらない)」などと価値のないもののように呼び、値が高騰しないようにしたということです。そんなことも、日本での血赤人気の一因でしょうか?でも、今ではボケも立派にその価値を認められるようになっています。
 ジュエリーとしては、古くから帯留めやかんざしに良く使われてきたせいか、地味で古臭いイメージをもたれている方が多いようですが、実は、モダンで可愛らしい一面のある宝石だと思っています。デザインの国イタリアでも珊瑚はあこがれの宝石のひとつ。いろいろに楽しめる素敵な宝石ではないでしょうか。

Coral has been used for Japanese ornaments since ancient ages. Its warmth and texture give life into contemporary design of this ring.

CATEGORY : DAILY

茶道

September 06, 2008

私が大切にしている趣味のひとつに茶道があります。高校生の時からずっと続けていて、忙しい時期はちょっとご無沙汰のときもありましたが、最近は特に私の生活には欠かせないもののひとつになりました。
 どんなに忙しい日々でも、お茶室の凛とした空気、炭の香り、松風、着物 の衣擦れ、それらがつくる空間がとても好きです。 たとえば、真夏。背中に汗がすっと流れるような暑さでも、しんとした中でお点前をしていると気持ちがしゃんとします。冬のひんやりとした茶室の中での一服のお茶は本当に贅沢。
 お茶には、お茶事・お茶会などがあり、、その時々のテーマ、たとえば、季節、お月見や何かのお祝い事などを決めて、ストーリーをつくり、掛物などのお道具類、お花などを取り合わせて、その趣向でおもてなしをします。
 私はどうもストーリーがあるものが好きで、ジュエリーをデザインするときも、何かストーリーを持たせてデザインしているような気がします。ストーリーをもたせ、一生懸命に相手を思い、おもてなしをする。日本人が昔から大事にしている素晴らしい心。そういう気持ちから生まれたものこそ、ずっと残るものなのだろうなと思っています。

CATEGORY : GEM

大切なジュエリー

August 25, 2008

しばらく前、友人と会っていたときのこと。
「結婚前に父が買ってくれたジュエリーがいくつかあるんだけど、ちょっと時代遅れな感じがして、身につけていないの。かといって、もらったときのことを思い出すと、そのままの形で大切にしたいような気がやっぱりして、今風にリフォームするのも気がひけるのよね。」と友人が話していました。
 そのとき、私は、以前、私が何かで目にした“ジュエリーは一緒に暮らすもの”という言葉にとても共感していたので、友人に、「せっかくずっと大切にされてきたジュエリーだし、流行は気にしないで、どんどん身につけたほうがいいのでは?」と話しました。
 それ以来、彼女は発想の転換ができたようで、会うたびに、いろいろと違ったジュエリーを身につけて、見せてくれるようになりました。身につける機会が増えたことで「着けていると、すごく馴染んできて、より大切な宝石になる」とうれしそうでした。
 少し、話がそれますが、昔、「LOVE」という言葉が日本に入ってきた当時、「愛」という日本語ではなく、「大切」と訳されていたようです。なんとなく、「愛」という言葉より「大切」という言葉の方がより実感がわくような気がします。
 気にいった形にリフォームすることも確かに楽しいことですが、そのままの形でずっと大切にするということもとても素敵なことだと思います。
 みなさまも、もし、なんとなくしまい込んでいる宝石があれば、たくさん身につけてみてくださいね。

CATEGORY : PRESS & NEWS

タヒチアンパールフェア

August 13, 2008

連日、猛暑が続きますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
暑さを避けて避暑地へお出かけの方、夏こそはと海へお出かけの方も、多いことと思います。
南洋真珠の故郷、タヒチ。映画の舞台になったり、透き通るような海の蒼さが印象的なリゾート地ですね。
今、東京の、日本橋三越本店でタヒチアンパールフェアが行われています。14日~16日までは、タヒチアンダンスショーが行われたり、いろいろなイベントもあるようです。
その一角で、タヒチパールプロモーションが、タヒチアンパールトロフィーの、グランプリ作品ばかりを集めたコーナーを作ってられます。
’06年にグランプリをいただいた私の作品“tomorrow“も、出品されていますので、ぜひ、ごらんになってください。

■タヒチアンパールフェア 平成20年8月12日(火)~17日(日)日本橋三越本店7階

CATEGORY : DAILY

ジュエリー携帯電話

July 31, 2008

雑誌でセレブ携帯ということで紹介されていたのを見て、そのデザインと価格(!)に驚いて、パソコンで検索してみたらネット上でも記事がありました。
ジュエリー・ブランド「ブシュロン」(BOUCHERON)とノキア(NOKIA)の子会社でイギリス最高級携帯ブランド「VERTU」がコラボレーションしたという豪華な携帯電話です。
日本ではデコ携帯が流行っていますが、本物のジュエリーで,世界で34台の限定。いったい、どんな方がお持ちなのでしょうか・・・そして、持ってらっしゃる方は実際に使用されているのでしょうか・・・。ちょっと気になります。
「ブシュロンとVERTU、夢のコラボレーション携帯電話を発表」
http://www.afpbb.com/fashion/1073311/

CATEGORY : ART

CHANEL MOBILE ART IN TOKYO

July 23, 2008

少し前になりますが、東京で開催されていた「シャネル モバイルアートイン東京」を見てきました。シャネルモバイルアート展は、二年間をかけて世界の主要都市をザハ・ハディッド設計の移動式のパビリオンで巡るというシャネルのアートプロジェクトです。東京では7月4日で終了だったのですが、なんとかぎりぎりで見にいくことができました。
会場では入り口で渡されたMP3プレイヤーを装着して、そこから聞こえてくる不思議な女性の声での解説や音楽とともに、国内外の作家のインスタレーションを鑑賞するといった、今まで体験したことのない経験でした。
私はオノヨーコが好きで、オノヨーコの作品も楽しみにしていたのですが、日本の作家の束芋の作品もすごく気に入りました。好きな作家が世界で活躍しているのはとても刺激になります。これからまだ続く世界への巡回で、海外の方たちがそれぞれの立場から、彼女たちの作品にどんなことを感じるのだろうと思いをはせました。公式ブログがありますので、そちらにも詳細レポートがあります。どうぞ興味がある方は、見てみてください。http://blog.excite.co.jp/mobileart/

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