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CATEGORY : KYOTO

きもの咲く

October 18, 2011

 久々に、お茶会にご招待いただいて、実に京都らしい一日を過ごしてきました。
 しっとりと訪問着や付け下げのお着物を着こなしていらっしゃる美しい奥様方。そんな方々の中では、私などまだまだ若輩者。ため息の出るようなお道具の数々を見せていただいては、心の中で、これはあの本にのっていた何とか、何代目の何とか・・と反芻する私。帰ったら、あの本を読みなおそう。歴史を勉強しよう!!と、決意を新たにするのは、いつものこと。いったいいつになったら、ゆったりと楽しめるようになるのでしょうね。
 さて、わりあい日常的にお茶会など、着物を着る機会の多い京都の街。またこの度、京都文化博物館で、着物を来て楽しむイベントが開かれるそうです。着物を来て参加すると、参加料が免除されたり、着物を持ってない方にはレンタル着物、そして着付けまでサービスされるとか。 北山の地元友達の柾木良子さんが、着物マナー講座で、着物を着たときの美しい身のこなし等も教えてくださるそうです。 4日間にわたってのイベント。お楽しみに!
 
『KYOTOきものパーティーランド』
10/29(土)10/30(日)11/5(土)11/6(日)
国民文化祭 京都2011関連事業
・会場:京都文化博物館
・各日300名:きもの姿限定 (←ご注意くださいね)
≪きものビューティーアワー≫
13:00~きものマナー講座:
14:00~きもの文化トーク:ゲストに華道家の笹岡隆甫氏・俳優の西村和彦氏
詳しい内容と参加申し込みは
【kyotoきものパーティーランド】http://www.waso-shinko.jp/event.html
柾木良子さんのホームページhttp://www.masakiryoko.com/

エクラ11月号に関連記事が掲載されました

October 15, 2011

 すっかり秋も深まって、朝夕寒いくらいの毎日ですが、皆さまお元気でお過ごしですか? すっかりご無沙汰してしまいました。 最近よく会う美人のYちゃんには、顔を見るたびにサボってますね・・という目でみられ、身を縮めていましたが、ボ~っとしているように見えても、ジュエリーは作り続けていますのでね(笑)
 さて、今、発売中のエクラ11月号の別冊付録、この秋行くべき「旬の京都」で、祇園界隈でのランチのおすすめ、そして小さな美しいお土産を数点お勧めしています。

 花街でランチでは3軒のお店を、「京ならでは」を買って帰る、小さい秋の美しいもの・・では、2点をお勧めさせていただいています。実をいうと、京都の人より、京都以外にお住まいの方の方が、新しいお店はよくご存じのような気がするのですが、気楽に楽しむ京都ならではなお店。そして、美しい小物と、皆さんもご一緒に楽しんでいただけたら、嬉しいです。

CATEGORY : DAILY

FIORISTA 京都

September 27, 2011

 京都のフラワーアーティスト藤井淳子先生主催の教室、フィオリスタ京都が北白川にサロンを開かれて早や半年。先週から、生徒さん達のグループ展が開かれています。
イタリア・カルテル社のスタイリッシュでモダンな家具とのコラボレーション。

 生花だけでなく、アートフラワーも一緒に表現されるということで、伺った時も、どれが生?どれがアート??と、興味深く拝見しました。毎週、テーマに合わせて花を入れられるそうで、先週 私が伺った時は、「アーリーモーニング」。

 朝露を表現されたお花。イメージがわきますね。
 そして、今週は「アフタヌーン」。藤井先生のブログによると深まる秋を表現されたそうで、また、すっかり違ったイメージになっているようです。10月14日まで。
 また、開催中、マイスタークラスの生徒さん達が、深みのあるパープルの箱にプリザーブフラワーをアレンジした、名付けて「ボンボニエール」を 限定販売されるそう。今の季節に合わせた秋色カラーの花で、どれも素敵!迷ってしまいますね!
 土曜、日曜日には、期間限定カフェもオープン。ディマルティノ・ケイカさんのケーキもいただけるそうです。
フィオリスタ京都       北大路白川上がる・東側 
                 ℡ 075・708・5272
藤井淳子先生のブログ  http://fioristo.exblog.jp/ 
          

CATEGORY : DAILY

映画 「監督失格」

September 26, 2011

 シルバーウィークという言葉に、敬老の日があるから?と思った私。ゴールデンウィークにつぐ連休という意味だったのですね。冷房をつけても寝苦しかった暑さが過ぎて、ほっと一息。暑いうちは、ちょっと外に出かけるのも、一大決心でしたが、やっと楽しく外出できる季節がやってきました。
 さて、この映画 「監督失格」。・・見てくださいね!!と力強く勧められたものの、聞くところによると、賛否両論!! 先行ロードショーを見た方の意見の分かれること分かれること!!! 大好きな矢野顕子さんが、音楽!ということで、ちょっと浮かれたところ、パンフレットには「音楽をつくるしかなかったのです。この二人のために」・・という重々しいコメント。
「エヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ 総監督の 庵野秀明さんの実写 初プロデュース作品、ということで、ずいぶん注目されているそうです。 主人公であるこの二人にしか作れなかった空気に、熱狂的なファンもいらっしゃって。そんな方々からは、この映画を見ないなんて!!という強い声も!面白いですね。よほど個性の強い映画なのでしょう。
 どちらかというと、映画に関しては、スタイリッシュで美しい、もしくは壮大な自然を感じられるタイプが、好みなのですが。さて、今回は、ちょっと怖いもの見たさ・・で、見に行ってみようかしらと、思っています。
 10月1日からです。
TOHO シネマズ二条 http://www.tohotheater.jp/theater/023/info/calendar.html

CATEGORY : ART

葵ねぶた・京造ねぶた

September 07, 2011

 台風が過ぎて、朝夕ぐっと涼しくなりました。
 仕事場のある北山通り近辺の氏神さまは上賀茂神社。神山のふもとに広々と広がる境内は、お天気のいい日には格好の散歩スポットでもあります。そういえば、街中に住んでいた幼稚園生の頃(いったい何年前?)の遠足は上賀茂神社だったような気が。 神代からの信仰の地であっただけに、祭典や行事も、由緒正しきもの。有名な葵祭りでは、斎王代が、御所からこの上賀茂神社まで向かわれますね。平安時代からの国家的なお祭りだけあって、雅な美しいお祭りです。
 
 さて、毎月のように歴史的な祭典や行事の行われる上賀茂神社ですが、最近では、毎月第4日曜日には、手作り市が開かれたり、いろいろと新しい試みも行われています。この10日から19日までは、近隣の小学生や有志の方が制作された「葵ねぶた」を、14日からは、京都造形芸術大学内で制作された、「京造ねぶた」が、同時に点灯されるそうです。 パンフレットをみると、青森のカラフルなねぶたとはまったくイメージがちがって、白い和紙のシンプルモダンなものが、多いよう。学生さんたちが楽しんで作った感じがでていて、面白そうです。
 月が最も美しいと言われるこの時期、賀茂観月祭(9月12日)を挟んでのイベントです。ライトアップは 6時から9時。 夜の神社の濃密な空気もじっくり味わえそうです。

CATEGORY : GEM

誕生日石

September 04, 2011

 昨年一昨年と、毎月、誕生石そして星座石をご紹介してきました。この春から、何にしようかと考えていたところ、干支石は?とご要望がありましたので、少し準備をはじめていました。ところが、干支石。あまり知られていないうえに、宝石自体、誕生石や星座石と重なっていたり、あまりジュエリーとして使われていない石だったりで、毎月ご紹介するのには、向いていないかと。
 そこで、ちょうど、ツイッターを始めたところでしたので一日一石づつ、その日の宝石をご紹介していくことにしました。誕生石や星座石はもちろん、干支石も、その度ごとにお知らせしていきます。すでにつぶやいています。お楽しみに!
 

CATEGORY : ART

ZIPANGU 展 と グループ展

August 27, 2011

 「日本の現代美術の魅力を世界に向けて発信する。日本人自身にもその魅力を再認識して欲しい」 というメッセージを込めて企画され、6月に日本橋高島屋で開かれたジパング展。2万人を超す来場者でにぎわったそうですが、関西でも、大阪と京都の高島屋で、開催されることになりました。大阪は、8月31日からだそう。
 そして、その、ZIPANGU展にも名を連ねた、上田順平、渡邊佳織、染谷聡さんのグル―プ展が、イムラアートギャラリーで開かれるそうです。そちらは、今日から! 現代アートは難しい・・という声も聞きますが、へぇ~と思ったり、プッと笑ったり、肩肘張らずに楽しんだらいいのでは? ぜひ!
 ZIPANGU展 http://zipangu.org/
 上田順平、渡邊佳織、染谷聡 グループ展  http://www.imuraart.com/ja.html
     会期   2011年8月27日(土)~9月17日(土) 日、月休廊
     場所   イムラアートギャラリー 
          京都市左京区丸太町通川端東入
     電話   075-761-7372
     
           

CATEGORY : KYOTO

貴船・川床のお茶会

August 20, 2011

 少し前のことになりますが、夏の初めの蛍の頃、お茶会にお誘いいただきました。なんと貴船の川床で!しかも、夜咄し!!・・・と、!!つきで、自慢されても、お茶好きの方以外には、??かもしれませんね。 京都は、千利休で有名な大徳寺など、年中どこかで釜がかかっていて、お茶会好きにはとても楽しい街。それでも、個人的なお茶会にお誘いいただくということは、そう頻繁にはないので、川床という特別な空間でのお茶会と聞いて、ちょっと、興奮してしまいまいました!
 振り返ってみると、新作展の準備で、パニックの頃だったのでは?と思うのですが、そんなこと ? は言ってられません。貴船といえば、水の神様。水の渦巻き模様の鶸色の着物に、白地にやっぱり波打つ流水模様の帯で、準備万端、わくわくして出かけました。
 当日は、あいにく雨が来そうな怪しいお天気。本来伺うべき時間より少し早めに着くと、ご亭主も (お茶では、招く側の人のことをこう呼びます) 雨が心配で、川床と室内両方の準備していて、大変!とのこと。川床を楽しみにしてきたのに・・とちょっと恨めしい気持ちで空を見上げていましたが、何とかもちそう,ということで、川床の方へご案内いただきました。 

 「うわぁ~!」 もう、思わず声が! 川のせせらぎの音に、灯火がゆれて、「幻想的」 とは、このための言葉。 待合となる、川上の川床から、流れ越しにお道具の飾られた茶席を見渡せるようになっていて、これこそ「幽玄」の世界。  薄明るい光の中で、お菓子とお茶をいただいて、場所をうつして、しっかり とり鍋もいただきました。日本人に生まれて良かった!・・ 気持ちもお腹も!?大満足で、その上、帰る道々には、童心にかえって、蛍もゆっくりと楽しめて・・。  これだけまったくの別世界を堪能しても、地下鉄の北山駅まで、車で15分!ちょっと不思議な気持ちがしました。
 ご亭主は、右源太の鳥居さん。普段からきりりと素敵な方ですが、御着物姿はさすがに京都の旦那様。板についていらっしゃいます。お忙しい合間をぬって、お稽古をされているそうで、お手前も慣れたもの。失礼ながら、見直してしまいました!
 右源太さんでは、春夏は、鮎や鱧。秋冬は気生根鍋というすっぽんと猪肉両方楽しめるお鍋など、季節に応じての美味しいお料理がいっぱい。気楽なカフェもされていて、一年中楽しめます。 最近リニューアルされた暖炉や囲炉裏のある宿泊用のお部屋でゆっくりして、美味しいものをいただいたら、もう、家には帰れなくなってしまうかもしれませんね。
右源太  http://www.ugenta.co.jp/

CATEGORY : お手入れ

ジュエリーの保管

August 15, 2011

 ジュエリーをリフォームしたい、というご相談をお受けする時に、とってもびっくりするのが、それをお持ちいただくときのジュエリーの状態。 と、こんな風にブログに書くと、すみません~・・と恐縮されるご様子が目に浮かぶのですが、ほぼ100%と言ってもいいほど、皆さまごちゃまぜにお持ちくださるのは、やはりリフォームしたくなるほど愛着がもてなくなってしまっているせいでしょうか。(笑) 
 こちらの方がドキドキしてしまうのが、エメラルドのリングとダイヤモンドやサファイアのリングを、一緒に小さなポーチに入れてお持ちくださる方。 エメラルドは、石留めをするときにかなり慎重に爪を倒していくのにもかかわらず、欠けたり、割ったりしてしまいがちな力に弱い宝石。仕事を覚えるときにも、エメラルドはなかなか触らせてもらえない、そんな石なのです。ところが、結構、乱雑に宝石箱の中に入っていたりして・・、こういう仕事をしている者としては、とてもあわてるところです。
 ダイヤが硬い。というのは、かなり知れ渡っているようですが、実は衝撃には弱いという事実はご存知でしょうか? 確かに、めったに欠けたり割れたりはしないのですが、案外な時に、カツンと欠けるので、ご注意くださいね。 また、硬いがゆえに、他の宝石に当たるような保管をしていると、他の宝石を傷つける原因になってしまいます。
 傷つきやすい宝石で代表的なのが、先ほどのエメラルドに、オパール、ペリドット。イメージしやすいものでは、珊瑚や、トルコ石、琥珀なども簡単に傷つくので、注意が必要です。そして、忘れてならないのが、パール。 他の石や金属に当たって傷つくだけでなく、汗などにも弱い宝石です。
 
 そして、保管されるときに、絶対におやめになった方がいいと思うのが、ティッシュに包んで片づけること! そのまま捨ててしまった! という笑えない話が、実際にお一人や二人ではなく・・。本当にゴミ焼却場まで、見に行ったという方もいらして・・、お気の毒でした。 以前にも書いたことがありますが、一つ一つ箱に入れるのが大変な場合、大きな宝石箱に並べていれるか、小さな透明のビニール袋に一点づついれて、それぞれがあたらないように保管するのが、一番いいように思います。 
 金庫に入れて、大切に保管するのもいいことですが、ジュエリーは身につけるもの。 どんどん身につけて楽しんでくださいね! 

CATEGORY : KYOTO

送り火

August 13, 2011

 震災から5カ月が過ぎました。早いのか遅いのか、ただ、あの日以来、時が止まったように感じて暮らしている方が、大勢いらっしゃるのだろうなと思います。
 あの時、被災した知人が送ってくれたメールには、襲ってきた津波から命からがら鉄筋コンクリートの小学校に逃げた様子、窓から外にいる人に危険を知らせる人々の叫び声、「2階ではだめだ!3階へ逃げないと!」と、言われた時の不安、濁流にのまれる家とそれをなすすべもなく見守る人々、泣き声さえもあげない子供たちの様子、それらが、克明に書かれていました。 それを読んで、ただ、つらかった。 今、少しづつ、ほんの少しづつ、いろいろなことが良くなってきていると聞きます。 けれどもそれは、単純に想像しても、以前と同じにもどったというわけではない。 悲しく辛い気がします。
 京都の大文字の送り火で、陸前高田の薪を焚くのを、放射能の恐れがあるためにやめるという記事を読みました。 大文字の送り火は、京都の夏の終わりを告げ、亡くなった人の魂を見送る、京都に住む私たちにとって、とても大切な行事です。 お盆ということで、家族や親せきが集まり、お互いを思いやり、先祖のことを想う。華やかなお祭りやお楽しみ事とは違った、心に触れる行事の一つだと思ってきました。 
 いろいろな意見や事情を考えての判断だったとは思います。 けれども、そういった行事だけに、被災地の人々の悲しい気持ちにに、私たちも一緒に寄り添うことができたはず。 京都が選んだことは、被災地の人々にどんな思いを届けたことでしょう。 出来ること出来ない事、いろんなことがあるかもしれないけれど、こんな時こそ、ちょっと強い気持ちが大切ではないかと思っています。  
 

CATEGORY : KYOTO

上七軒盆踊り

August 01, 2011

 毎日蒸し暑い日が続いていますが、お元気でお過ごしですか?今日の新聞に、節電の協力のおかげで、なんとか供給量の90%前後で、電力の利用がとどまっていると報道されていました。 西側全面が窓になっている私の部屋は、昼からはどんどん暑くなるので、冷房をつけたり消したり・・・。吹き抜けの上階になるので、ドアを開けるとムッとした空気が重くて、クラっとなりそうな暑さ。何をするのもいやになってしまうのですが、そんな中、お友達に誘われて、盆踊り!に出かけてきました。
 盆踊りの会場となった上七軒(かみひちけん)は、京都の花街の中では最も歴史の古いと言われているところ。受験の神様で有名な北野天満宮のすぐ東隣にあります。京都と言えば、和服を思い出される方も多いと思いますが、着物は室町、そして帯やお召などの織物は、西陣がその中心地になります。そうして栄えてきた室町や西陣の旦那衆の遊び場が、祇園であり上七軒でした。そういうわけで一歩通りに入ると、何とも言えない風情のある景色が続いているのですが、昨日は、いつもはひっそりした道が、浴衣を着た大勢の人でいっぱいになって見違えるような様子でした。
 通りから、一筋入ったところにある上七軒歌舞練場。その傍ににやぐらが設営されて、夕暮れ頃から始まりました!!盆踊り!! 私が小~さかったころも、盆踊りがあったような・・。でも、まさか、踊りを覚えているわけもなく、どうしようかな・・と思っていたところ、盆踊りを盛り上げようと、皆さんで練習もされたそうで、舞妓さん芸妓さんから、年季のはいった粋なお茶屋のおかあさんらしき方々まで、最初から盛り上がること!!パナマ帽に浴衣を着た素敵な外国の方も、さっさと輪の中心に入られて、踊る踊る!! 私も友達に急かされて、踊りましたよ! 

 たぶん3~4曲あったと思うのですが、“月が~出た出た~月が出た~っあ、よいよい~♪”の頃には、すっかり慣れて、芸妓さんが、横で振付を “掘って、掘って、担いで担いで・・・”と小声で教えてくれるのを、一緒になって、小声で歌いながら、ご機嫌で踊ってきました。ザ・和!の一夜。(笑) 紺地に白のとっても伝統的な絞りの浴衣を着て行ったのですが、さすがに汗だくになるのはいやだったので、ある程度で切り上げて見物していたら、最初2~3名ほどの、“おかあさん”が踊っていたやぐらの上に、3人ほどの舞妓さんたちが上がっていくと・・・
 ギョッとするほどの、フラッシュの嵐! 和の世界にもお立ち台!?ではないですが、可愛い舞妓さんたちには、誰もが悩殺されてしまいますね。
 今回お誘いいただいたのは、上七軒の通りの中ほどにある、弓月さんの奥様。狭い京都の例にもれず、小学校の誰々と同級生だった・・とか、身内話しに花がさくのはいつものこと。「西陣御召」製造元のアンテナショップとして上七軒の他に、祇園にもお店があるので、行かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。お召しだけでなく、浴衣や、素敵な和小物も充実していますし、以前ご紹介した、眼鏡作家のヤマシタリョウさんの展覧会など、楽しいイベントもたびたび開かれています。
 そして、今話題のなでしこジャパンのゴールキーパーの海堀あゆみ選手。彼女は、長岡京市の出身ということで、「スポーツ賞市民栄誉賞」を受賞されましたが、その時贈られたなでしこ柄の着物は、この弓月さんのデニムの着物 「でにむどす」だそう。セカンドラインとして作っていらっしゃるそうですが、ちょっと見ると暑いのではと思われるデニム生地が、実はとっても薄くて、さわってみると着心地良さそう。いろいろな和にチャレンジしていらっしゃる弓月さん。ぜひ、皆様もご覧になってみてくださいね。
 でにむどす http://www.yuzuki-net.jp/konoshimaya/

新作展が終了しました

July 21, 2011

 イムラアートジェムでの新作展が終わりました。大変暑い中、大勢のお客様にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。 会期中は、祇園祭の最中で、お着物や浴衣姿の方、また、遠方からわざわざお越しくださった方もあり、大変嬉しく思いました。 毎年楽しみにお越しいただく方には、またお目にかかれて、嬉しく本当にありがたく思いました。
 今年の新作展では、繊細で、ラインの美しさを感じるジュエリーをご提案させていただきました。1点を着けて繊細さを楽しむ装い方はもちろん、重ね付けすることで、ゴージャスな場でも、楽しんでいただけるよう工夫しています。プラチナやホワイトゴールドにダイヤのジュエリーは、爽やかにも、華やかにも着けていただけますが、夏らしくカラーストーンをプラスすることで、カラフルな色の楽しさも感じていただけるのではと思っています。
 引き続き、イムラアートジェムにてお取り扱いいただいています。 どうぞお近くにお越しの節は、ぜひお立ち寄りくださいませ。
新作 icicle つ・ら・ら http://www.imaikuniko.jp/

CATEGORY : JEWELRY

icicle つ・ら・ら—original jewelry

July 13, 2011

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TITLE icicle つ・ら・ら
ITEM Necklace Pierced Earrings Ring
MATERIAL K18WG Diamond
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冷たく澄みきった空
際立つ山の稜線

フワッと舞い上がる雪
ダイヤモンドダスト

真冬の朝、張り出した岩
家々の軒先に下がる
キーンと凍てる冬のかたち

キラキラと光を反射する透明な輝きは、
みず温むころ
一粒の春となって伝い落ちる

まだ、目には見えなくても
いつか躍動する春の息吹

今回のテーマは 「icicle つ・ら・ら」。 水の一つのかたち、「つらら」をイメージして涼やかな夏を楽しんでいただけるようにデザインしてみました。 つららは、極寒の頃にできるものですが、ただ寒いだけの時ではなく、少しとけて、また凍ってと、形の中に時間の流れを感じさせる気がします。そして、暖かな春の訪れる時、光の中にとけてなくなってしまうもの。
 そんな清廉な輝きを、光と共に心にとどめられたらと思っています。

Icicle

Under the cold and crystal-clear sky
against distinct lines of mountains

snow flakes are softly fluttering
and diamond dust is glittering.

On a mid-winter morning    

a  rock is in view, jutting out from a ridge.

It’s a frosty shape of winter
hanging down under eaves.

The crystal-clear sparkles of reflecting lights will crawl down as a drop of spring,
when the river water is slightly warmed.

You may not see it yet,
but this sign of spring will be soon replaced with bursting vigor of lives.

For this exhibition, I designed my works inspired by “icicles,” one of the diverse forms of water. I hope you can enjoy the hot summer with these cool jewelries.
Although icicles occur in a frigid climate, they don’t exist only in the utmost coldness. They sometimes melt a little and then freeze again. In their shapes I can see the flow of time. When the warm spring comes, they disappear in the sunshine.
It is my wish to embody their pure brilliancy together with lights in my works, and in your heart.

2011年 新作展

July 08, 2011

 今日は本当に夏らしい暑~い一日でした。四国、中国、近畿、東海地方は、今日で梅雨明けしたそうで、去年より9日早く、平年より10日から13日も早い梅雨明けだったそうです。近畿では総計史上3番目に早いということで、今から先が思いやられますね。 とはいえ、かぁ~っと照りつける太陽も夏らしくて好きな私としては、いよいよ夏本番!ちょっとうきうきするような気持ちになります。 四条界隈を歩くと、祇園祭の準備が着々と整って、お囃子の稽古の音があちらこちらから聞こえてきます。学生時代は、祇園祭までにボーイフレンドを見つける!というのが、京都の女子の合言葉でしたが・・・。
 さて、今年も、京都ホテルオークラ内のイムラアートジェムで、夏の新作展をさせていただくことになりました。  今回のテーマは、「icicle つ・ら・ら」 水の一つのかたち、「つらら」をイメージして、涼やかな夏を楽しんでいただけるようにデザインしてみました。 つららは、極寒の頃にできるものですが、ただ寒いだけの時ではなく、少しとけて、また凍ってと、形の中に時間の流れを感じさせる気がします。そして、暖かな春の訪れる時、光の中にとけてなくなってしまうもの。
 そんな清廉な輝きを、光と共に心にとどめられたらと思っています。
 毎年、楽しみにしてくださっている方、京都観光のついでにとお考えの方、ちょうど、祇園祭の最中です。期間中は、会場の方に詰めております。ぜひ、ご高覧下さいませ。お待ち申しあげております。
 
■イムラアートジェム
期間:      2011年7月14日(木)~2010年7月18日(月祝日)
場所:       京都ホテルオークラ 地下1F ショッピングアベニュー・コンフォート内
            京都市中京区河原町御池角
営業時間:    11:00am~8:00pm (年中無休)
tel/fax :     075-231-6116

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TITLE icicle つ・ら・ら
ITEM Necklace Pierced Earrings Ring
MATERIAL K18WG Diamond
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CATEGORY : DAILY

はなてがみ

June 22, 2011

 バタバタと過ぎていく毎日。テレビや映画でみる優雅なジュエリーデザイナーのイメージはいったい誰のもの・・?と、悲しく思うこの頃。 ところがお花のプレゼント!というのは、一気に気持ちを優雅にしてくれますね。また、それが、普通に郵便受けの中から、出てきた時にはハッとしてしまいました。
 「はなてがみ」と印刷されたなんだか変わった形の紙のケースが、他の郵便物と一緒に届けられたのは数日前。矢印のついた紙切れが、ちょこっとでていたので、ひっぱってみるといろいろ説明が書いてあるのですが、まだ、ピンとこずに、とりあえず箱を開けてみると。・・・・なんと生の薔薇の花が!!!
 プリザーブドフラワーかしらと、思わず花びらをさわってみたり、葉っぱを引っ張ってみたり・・どうみても、普通の生の薔薇の花! おどろきました。 お花というとお花屋さんが届けてくれるか、宅急便で、なんだか頑丈な箱に包まれて送られてくるもの、と思っていたので、本当に意外! 最初の紙きれを今一度見てみると、送り主からの暖かな言葉と、ちよっとした花言葉等が書いてあって。 とっても嬉しかったです。
 ホームページから注文出来るようです。気軽に贈っても、きっと、すご~く喜んでもらえるはず。 
はなささら http://www.hanasasara.com/

CATEGORY : ART

水の すみか  

June 08, 2011

 森 善之さんの写真の展覧会が、神戸の元町で開かれています。昨秋、雑誌、和楽に掲載いただいたドモホルンリンクルとの広告で、お世話になったカメラマンさん。 素人目にはちょっとレトロなカメラ(本当は最新なのかも・・)をお持ちで、興味しんしん!もっとお話しを伺いたかった!一言二言お話ししただけでも、物の見方が面白く、彼の目を通して、どんなものが見えるのか、楽しみです。
 
 水の
 すみか
 森
 善之
 と、案内にあって、水のすみかは、森・・か・・と。カードは水の写真。いい気がながれていそうですね。19日までです。ぜひ!
会期: 2011年5月28日(土)~6月19日(日)
会場: ギャラリーPAXREX
     神戸市中央区海岸通2丁目4-8代に日新ビルB1
電話: 078-392ー8909 

CATEGORY : DAILY

Paris Roma そしてNippon

June 03, 2011

 アートフェア真っ最中というのに、1日目だけ会場にいて、後はイムラさんのショップの方にお願いして出かけてきました。忙しい時に、ごめんなさい~。 パリ、ローマ、相変わらず、ちょっとしたディテールまでが、本当に美しく刺激的な街でした。
 パリでジュエリーといえば、ヴァンドーム広場。きっと、行かれた方も多いと思いますが、一画には、ミキモトがあり、ちょっと誇らしい気持ちになります。おなじみのブランドがずらりとならんで、とてもゴージャスな雰囲気。洋服のセレクトショップにも、アクセサリーだけでなく、ジュエリーも並べられていたり,買っている場合ではないですけれど。(笑)
 ローマ、フィレンツェも、宝石の街。ジュエリーが生活に根付いている気がしますね。誰でもが、じゃらじゃらつけている感じは受けませんでしたが、それなりの場所にでかけると、ゴージャスマダムが家に伝わる宝石を着けてる・・という感じ。そういう雰囲気は日本ではまだまだな気がします。歴史の重みにはかなわない気がしました。
 
 そして、日本へ帰る日。サッカーのチャンピオンズリーグも終わり、いったい何があったのかスペイン広場から街中まで、ピンクと黒のパレルモカラーのサポーターで、どこもかしこもがごった返していました。ふと振り返った時に目に飛び込んできた40代くらいの男性。 白地に赤い丸、そして希望という漢字をプリントしたポロシャツを着てご家族と騒ぎを見物してられました。思わずグッと胸に迫るものが・・。ほとんど日本人を見かけることのなかった遠く離れたこの街で、この洋服を着ている人がいる。まわりが何事もお構いなしの大騒ぎだっただけに、そこだけが、映画のひとコマのようにとまって見えました。

アートフェア京都

May 17, 2011

 天変地異?と思うようなおかしなお天気だった今日。ぱ~っと晴れているかと思うと、音を立てて雨が降ったり、事務所を留守にしていた間には、ヒョウも降っていたとか。今は、真っ赤な夕焼け空に、西の鷹峯がくっきりと浮かび上がって、穏やかな夕べ。そろそろ、夕食の時間!ですね。
 今週末20,21,22日と、京都四条烏丸のホテルモントレで、アートフェア京都が開催されます。去年、京都で初めての開催を、見に行きましたが、ホテルの客室を1室づつ使った展示が、普段ちょっと遠く感じるアート作品を、とても身近なものに感じさせてくれました。今年も、見に行きたいなと思っていたところ・・・。
 いつも、私のジュエリーを展示してくださっているイムラアートジェムが、出展されるとのこと。大変急な話ではありますが、私のジュエリーも展示して下さるそうです。ホテルのお店へは、ちょっと足の向きにくい方も、こちらならお越しいただきやすいかもしれません。ぜひ、お手に取ってみていただきたいです。初日、朝から夕方までは、私も詰めている予定です。皆様のご来場を、楽しみにお待ちしています。
 大変申し訳ありませんが、会の性格上、3日間通して入場可能の入場料が2000円必要となっています。デポジット制で、会場内で、5000円以上のご購入で、2000円分差し引かせていただくことになっています。半券持参で、ホテルのカフェも100円引きだそう。今年は、去年の倍近く、60室以上の出展が予定されているそうです。きっと気持ちにフィットするアートに出合える場となるはず。ぜひぜひ、お越しくださいね。
アートフェア京都  http://www.artfairkyoto.com/

CATEGORY : DAILY

結婚式

May 08, 2011

 ウイリアム王子と、ケイト・ミドルトンさんのロイヤルウエディング。おとぎ話のようなお二人の姿は、長いお付き合いの末の結婚であること、そしてケイトさん自身の魅力が重なって、誰もが幸せな気持ちになる素敵な結婚式でした。 その少し前、私も久しぶりに結婚式にご招待いただきました。新婦は、私たちの友人の中では一番結婚の早かったSさんのお嬢様のYちゃん! いよいよ、子供たち世代の結婚がやってきた!嬉しいのは、当然・・とはいえ、複雑な気分で・・。
 当日は、朝から大騒動で髪をアップにし、色留袖を着ることに。結婚する時に、両親が誂えてくれた色留袖は、ちょっとひねったオレンジピンクが、派手になりすぎるかしらと心配でしたが、準備の時から、なんだか晴れがましいお祝い気分が高まって、お祝い事にはやっぱり、華やかな方がいいわと納得。なんだか気合がはいりすぎて、あーでもないこーでもないを繰り返した末、やっと、よしっ!と、出かける準備が完成し、いそいそと会場へ向かいました。
 真っ白なウェディングドレス姿が輝くようなYちゃん!そして、ニコニコ顔の新郎。キリスト教式の式が終わり、案内された披露宴会場は、カサブランカが贅沢に生けられたテーブルに、キャンドルの光がゆれるロマンチックな演出の部屋でした。ゴージャスな雰囲気に酔いしれて、ゆっくりとお食事をいただきながら、またもやしみじみと感慨に浸ってしまう私。
 
 ちょっと意外だったのが、新婦のお友達がほぼ全員、御着物だったこと!!さすが京都なのか、最近のトレンドなのか、かなりの人数の振り袖姿は、それぞれ個性的でなかなか壮観!でした。「日本の女性は美しい!」を体現していて、なんだか誇らしい気持ちに
 Yちゃん本当におめでとう!「理想の結婚」!と、自分の結婚をさらっと言ってのけるオノロケも、愛されて育った貴方にぴったりで、ごちそうさま~(笑)でした。 どうぞ、いつまでもお幸せに~!

永松仁美著「楽しき愛しきお誂え」に取り上げていただきました

April 22, 2011

 「永松仁美になりたい!」と、友人(彼女も美人なのですけれど・・)がしみじみ言ったその永松さんが、本を出版されました。
 「楽しき愛しきお誂え」!
 一目で人を魅了してしまう天真爛漫な笑顔。一生懸命な気持ちがまっすぐに伝わる話し方。誰もが好きにならずにはいられないのが、永松仁美さんです。京都で生まれ育ち、長い時間をかけて衣食住を自分の好みに誂えてこられたという彼女。すべてを自分の好みに整えた生活というのは、誰にとってもあこがれですね。自分らしく京都をめいっぱい楽しみ、慈しんでこられた等身大の彼女の毎日が伝わる素敵な本、きっと、皆様にも楽しんでいただけると思います。
 子供のころから、古美術を扱うご実家のお仕事をずっと見て育っていらっしゃる彼女。ずいぶん目も肥えていられると思うとちょっと緊張しますが、ショップで見かけた私のジュエリーを気にいってくださって、写真とともにご紹介いただきました。ジュエリー使いのちょっとしたアイデアなど、彼女ならではの視点にストーリーがあって、ジュエリーをつけるのがより楽しくなりそう。素敵な着けこなしをご提案いただいてます。
 本の装丁もとってもおしゃれ。ぼんやり見ないで、よ~くよ~く見てくださいね。あ~っと思う楽しさです!
 毎日をこんな風に過ごしたいなと感じさせる、幸せいっぱいの本、ぜひ手に取ってみてください。
「楽しき愛しきお誂え」by amazon

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