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ハロウィーン

October 29, 2014

昨日あたりから、朝夕すっかり冷え込むようになってきましたね。でも、昼間はくっきりと美しい秋晴れ!

街中に出ると、どこもかしこもハロウィーン一色。 北山で、仕事をしていた頃は、この時期、道に面して思い思いの形にカットされたかぼちゃが飾られて、とってもにぎやかでした。 ・・・こちら、御所西は、ちょっとばかりさみしい感じ。 

といってはなんですが、あと数日ですけれど、せっかくなので、ギャラリーのウインドウを、ハロウィーン仕様に変えてみました。

ちょっぴり、おどろおどろしい感じのする蝙蝠。 中国では幸運を運んでくるシンボルだそうです。 彫りの入ったヒスイなどにも、蝙蝠をデザインしたものがたくさんあって、お国柄を感じます。

 ジュエリーは、Afuhi シリーズのネックレスとピアス。 誰かと会う日を心待ちに想う、そんな気持ちを葵の形にかたどってみたものです。 金色に輝くハート。 ぜひ、見に来てください。

 Had our small Halloween decorations put up in our gallery show window. Trick-or-Treat! Have a spooktacular night.

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萩祭り 梨木神社

September 23, 2014

あっという間に、もう秋分の日。

今年はなんだか落ち着かない日が続いて、このブログにも、ずいぶんご無沙汰してしまいました。 気づいたら夏が終わってしまっていたという感じ。 ぐずぐず残念がっていたところ、仕事場から近い梨木神社の萩祭りでも行って、秋を楽しんできたら?と友人に薦められました。

御所を隔てて、ちょうど真東にある梨木神社。 秋らしい爽やかな風に揺られて、萩の花が咲き乱れていました。 もう夕方だったので、人影もまばらでいいタイミング。 こういう地味ともいえる花の美しさを愛でられるところが、日本の独特の目線ですね。 弱いもの、儚いものに対する細やかな愛情が、私たちの先祖が大切にしてきたもののような気がします。

有名な京都の三名水、染井の水。 朝早く来ると、大勢この水を貰いに来る人がいらっしゃるそう。 ずいぶん昔になってしまいましたが、この神社でお茶会をさせていただいたのも、懐かしい思い出です。

 

Hagi Festival at Nashinoki shrine on Sept 20-23.

As the name of the festival explains, the garden of the shrine is covered with flowering Hagi/ Bush clover.

From our gallery, Nashinoki shrine is located in the east across the Imperial Palace. 

Nashinoki shrine has a famous “Well of Somei”, known for tasty spring water that many people come to fetch. Coffee made with this water must taste special.

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GRASSRIGHT

February 01, 2014

今日は、京都で活躍中の hiphopアーティスト GRASSRIGHTさんのご紹介。  

明日、2月2日、 1st ALBUM “In The Seventh Heaven” が発売されます。 CDのジャケットも、イマジネーション広がる不思議な雰囲気で、とっても好み!

そのアルバムのプロモーションビデオ 「yes…」。 日本のヒップホップは、実はじっくり聞いてみると、海外のミュージシャンや、そのファッションのイメージとはまったくちがって、内容は、思った以上に?「まじめ」。 よく通る声、ひたむきな感じが、いいなぁと思いながら、聞いてます。 歌うことに才能のない私には、眩しいよう。 ビデオの中の京都の風景が、キラキラ輝いて外国を旅しているように思えました。 よく知っているお気に入りの道も、撮り方によって、こんなに違って見えるのですね。

「yes…」は、こちら   
http://m.youtube.com/watch?v=cf4uZBqyLB8

CD 「In The Seventh Heaven」 は こちら 
http://wenod.shop-pro.jp/?pid=70153986

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便り

January 29, 2014

最近の大学生は年賀状を出さないとか。せっかく、年に一度のお正月の朝の楽しみ。 メールで十分ということですが、なんだかもったいない気がします。お正月に限らず、デザインの凝ったカードや、素敵な切手の貼られた封筒を受け取ると、とってもワクワクするもの。 ふとした時に受け取るそんな手紙は、本当に心に残りますね。 茶道の関係では、今でも 巻紙に筆で書かれた手紙を受け取ったりしますが、そういう手紙も、返信するのは、ちょっと気が重いというものの、大変うれしいものです。

フェイスブックやツイッター、ラインなど、どんどん便利になって、楽しい半面、ちょっと追い詰められるような気持ちになったりすることはありませんか。 私の場合は、とても熱心に見ている日々があるかと思えば、何日も見なかったりと 我ながら、ずいぶん身勝手ですが、 無理をしないで、楽しんでいます。 中学生くらいだと、10秒ルールがあるとかで、想像しただけでも窮屈ですね。 結構大人になっていて(笑)良かったです。

年末、スイスからメールをくれた友人。貴方のブログを読んだのだけど、と一言。ドイツ語圏のスイス人。英語はもちろん堪能な方ですが、日本語で書いたブログなのにどうして?・・と思ったら、変換ソフトを使って、なんとなくわかった・・とか。 何となく・・という言葉に笑ってしまいますが、パソコンならではの、利便性。 思いもよらない人からの、思いもよらない便り。 嬉しかったです。

夏のスイスの写真をいただいたのだけれど、今はこんな感じ? 

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初春のお慶びを申し上げます。

December 31, 2013

初春のお慶びを申し上げます。

昨年は、あっという間、 ゆっくり立ち止まって考える間もない一年でした。 仕事を始めてからずっと、ただ作るという行為そのものが好きで、楽しかった。 今も、デザインや作りの机に向かうと、しっくりホッとする自分を感じます。 初めてこの仕事についた日のことを、昨日のことのように思い出します。 作ったりデザインすることが、いちいち楽しい・・・そんな気持ちで、今日まで、この仕事にかかわってきました。

振り返れば、長い年月、多くの方々に支えられて、ここまで一つの仕事を続けてこられました。この幸せに感謝し、これからは、ちょっと違った視点でも この仕事にかかわれないかなと思い始めています。
2014年を迎えるにあたり、また一歩、小さくても前に進もう! 気持ちを新たにしております。

「La nuit etoilee 星月夜」

星は、昼間 目には見えなくても、遠い空の彼方にあって、いつもキラキラと光り輝いているもの。 そして、まわりが暗くなったとき、見上げれば、私たちの目にその光を届けてくれます。いつどんな時も、皆様のそばにあってキラキラと輝いていたい。

新しい年が、皆様にとって、幸い多い年となりますように、心からお祈りしています。

今井訓子

…….
TITLE La nuit etoilee 星月夜
ITEM Necklace/Ring/Pendant/Pierced Earrings
MATERIAL K18WG K18YG Diamond/Aquamaline/South Sea Pearl

すべてが眠り
しんと静まりかえった夜
裸足で森を歩いてみる

ひんやりと足の裏に伝わる冷気
木々の香り

満天に広がる星

目を閉じると

肌にささる天からの眼差し
夜空のざわめき

そして、美しいものたちの気配

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利休にたずねよ

September 21, 2013

東映の撮影所で、試写会をするから来ませんか?

昭和の初期の頃から、ずっと撮影が続けられてきた撮影所!ぜひ、行ってみたいですよね。 撮影所のある太秦は、京都の碁盤の目からは、西に少し離れているので、嵐山より東、東大路通より西と、北区界隈で生活している私には、普段はあまりご縁のない場所です。映画村や広隆寺があるところといえば、わかりやすいでしょうか。

上映作品は、“利休にたずねよ”。

モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した作品です。 茶道友達の間でも話題になっていた原作。その本が直木賞を受賞した時、早々に読んで、どんな映画になるのか楽しみにしていました。

考えつくされたワンシーンごとの風景が本当に美しい映画。。 そして、海老蔵さんの存在感にびっくりしました。歌舞伎界の方々は独特ですね。 お父様の團十郎さんといい、画面からはみ出さんばかりの迫力に、圧倒されました。

印象に残ったのは、しばらく、師である利休から離れていた弟子が、利休を訪ねてくるシーン。 師と弟子がお互いに手を取り合って、再会を喜び合っている姿に、ふと、亡くなった茶道の先生を思い出して、もらい泣きしてしまいそうでした。 私など弟子というには、おこがましいのですが、長い年月、一から手を取って教えていただいたこと、振り返ると本当にありがたい、胸に迫るものがありました。
 
試写室をでて、ちらっと中をのぞいてみると、廊下の両側に並ぶ部屋に、それぞれ、「~~組」の文字が。 昭和を彷彿とさせる建物といい、なんだか、時代を感じる楽しい一日になりました。

映画「利休にたずねよ」公式ホームページはこちら  http://www.rikyu-movie.jp/

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佐賀県 武雄市図書館

August 13, 2013

先月7月17日に新作展が終わってから、早や一ヵ月、ゲリラ豪雨の中、大勢の方にご高覧いただき、ありがとうございました。 感謝の気持ちでいっぱいです。展示会は、直接、お客様とお話しできるいい機会。エネルギーをチャージした気がします。 ブログをご覧いただいている皆様にはお礼が大変遅くなってしまい失礼いたしました。

この一ヵ月、展示会時にオーダーいただいたジュエリーを作ったり、また、それ以前からご注文をいただいていたものをご用意するのに、目の回るような毎日でしたが、そんな中、縁あって九州まで、出かけてきました。 そこで、たまたま地元の方から聞いたのが、この武雄市図書館。 武雄市に出かけたわけではないのに、その周辺、どこへ行っても、「武雄市図書館には行かれましたか?」という質問。 九州まで来て、なんで図書館?と思ったのですが、皆さんとっても、自慢げ!!・・・そんなにおっしゃるのなら・・と、行ってみました。

まずは、目をひくモダンなこの外観! 車寄せがスロープになっていて、玄関口まで車で乗り付けることも可能です。 そして、車いすの方も、誰の手も借りず、外から一人で入ることができるようになっています。 最近の立派な建物は、見た目はすごく素敵で恰好よくても、玄関まで気が遠くなるほど遠かったり、人の送り迎えもしにくかったり。 とても不満に思うことが多かったのですが、こちらは、アプローチから、いい感じ!

そして、中に入ると、TSUTAYAやスターバックスが!
食べ物を、図書館で出すのには、いろいろ意見があったようですが、結果的には良かったようですね。 まだ、字も読めないんじゃない?と思うような小さな子どもたちも、嬉々として本を探していて、とても微笑ましかったです。

東京代官山のTSUTAYAも、話題になりましたが、なんとなく、若者がちょっとお洒落して楽しみに行く所という感じをうけました。 こちらも、同じように、今ドキな感じなのですが、お父さんもお母さんもおじいちゃんもお孫さんも、老若男女皆が楽しんでいる感じ。 周辺地域の方々が口を揃えて自慢されているのがまた、とてもいいなぁと感じました。

「何にもない佐賀県」と、一時よく言われましたが、いよいよ巻き返しですね!

武雄市図書館のホームページ  http://www.epochal.city.takeo.lg.jp/winj/opac/top.do

 

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スマートウーマン

June 28, 2013

ダイヤモンド・オンラインのSmart Woman Smart Leader。
先日、お知らせしたマガジンハウス社のエディター池田美樹さんのインタビューが掲載されています。

スマートウーマンは一夜にしてならず・・。

何気なく日常的に、受け取っているいろいろな情報。“魅力的に伝える”ということは、こういう方々の思いあってこそ、楽しめるということに気づきました。 
ネックレスとピアスを着けていただいてます。 繊細なラインがお似合いですね。
私にとって伝える手段はは、言葉ではなくジュエリー。 
見る人、身に着ける人、そして、受け継ぐ人に、それぞれの思いが伝わりますように。 
 
ダイヤモンド・オンライン  http://diamond.jp/articles/-/37535?page=2

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父の日 父のこと

June 16, 2013

 映画「そして父になる」が、カンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞しました。 福山雅治さんはじめ、好きな俳優陣が総出演なので、公開をとても楽しみにしています。 この映画は、子供の取り違えによる、父親の苦悩や葛藤を描いたものだそうですね。 ・・それを聞いて、もう何年も前に亡くなった私自身の父のことを思いました。

 年がわかってしまいますが、私の子供のころは出生時に血液型をチェックするということがありませんでした。そこで、私が小学校3,4年生のころ、学校で、集団で血液型をチェックするということが行われました。 みんな、順に耳たぶをプチっと切ってもらって採血。 その後、白い絆創膏を片耳だけ貼ってもらうので、「イヤリング!イヤリング!」と男女ともにはやし合ったのを思い出します。

 数日後、結果をそれぞれ知らされるのですが、私はO型。 家に帰って、早速、母に報告して 「お父さんと、お母さんは?」 と聞くと、

 「お父さんはB型で、お母さんはA型よ」

 振り返るとばかばかしいのですが、「エッ?B型とA型から、O型の私って?生まれるの?」・・ととても不安になりました。 ただ、母があっさり何事来なかったように話したので、問い返すこともできず。 でももし、ちがったら・・とずいぶん不安で、しばらくは、結構深刻に悩んでいた覚えがあります。 けれども、それは子供のこと、何日か後にはすっかり忘れてのんきに毎日を過ごしていました。

 そして、高校生になった頃、学校で習う 「メンデルの法則」。 すでに忘れていたとはいえ、小学校時代の悩みが晴れて、母に、あの当時 短い期間とはいえ、とても悩んだのよ・・と話すと。

「それ、本当?」
と、意外な反応。 こちらの方が、ちょっと、びっくりですよね。

 よくよく聞くと、当時、産院での子供の取り違えが、社会問題になって、血液型の知識のなかった母は、どうしたらいいかと思って、父に相談したという・・。 まだ、見てはいませんが、映画そのまま? そして、 その時の父の答えが、

 「いいじゃないか、今まで自分の子と思って育てたんだから。」

 あっさりしたものだったとか。 母も、もしもの騒動を考えると、誰にも言えず・・。その日まで、今思うと6~7年間、なんとなくすっきりしない気持ちだったようです。想像するに、母には少しは葛藤があったのでは・・というふしがあるのですが。 父親の意見が絶対だった時代、お父さんがそういうのだったら・・と納得したと話していました。

 「どう思っていたの?」と今、もし会えたら、聞きたい気がします。でも、まだ、なんとなく男尊女卑の気配が残る時代に、小さな子供の私にむかって、「貴方が生まれてくれたから、自分は父親になれた。ありがとう。」 なんて、真顔で言うような人だったので、きっと、何も言わないだろうな、とういう気がします。 育たないかもしれないと言われるほど、体の弱かった父。 綺麗なものが好きで、荒々しいものは、はなから、かかわろうとしなかった線の細い人でした。それでいて、エッと思うほど、物事にとらわれない大らかな心の持ち主で。 そんな父とは、いっぱい素敵な思い出があって、いまだに、誰からもファザーコンプレックスだと言われ続けています。

 もう、とうに亡くなってしまった父へ、のびのびと安心して暮らせる子供時代をプレゼントしてくれて、本当にありがとう。 どんな時も、きっと私を応援しつづけてくれているという安心感。 この年になっても、本当に幸せに思っています。
 

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京蛍

June 13, 2013

友人の小説家、杉山東隆さんが、三作目の小説を出版されました。

「京蛍」

この時期にぴったりの題名で、さすがは元広告会社社員!?ですね。 そして、広告業界の内情には全く疎い私なども、興味深い内容になっていて面白かったです。 映画関係のお仕事もされていたせいか、とても映像的。
大学生が主人公なので、ぜひとも今をときめく、三浦春馬さんや素敵な若手俳優さんたちに出演してもらって、TVのドラマになったらいいのに! と、ひそかに願っています・・。

竹之内豊さんや、佐藤浩市さんにも、出演してもらいたいし・・と、男性はザクザク思いつきますネ!
さて、皆様はどんな俳優さんたちが、ピッタリだと思われるでしょうか?
ぜひ、読んでいただいて、御意見お聞かせください。

「京蛍」 ーーhttp://www.bungeisha.co.jp/bookinfo/detail/978-4-286-13647-9.jsp

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アンジー

May 26, 2013

 “ガンに罹る確立が、 87%以上” と宣告されたら、…

 数日前に報じられた、遺伝性乳がん予防のために乳房切除手術をうけた女優のアンジェリーナ ジョリーさんの選択は、新聞のトップニュースになるほど、衝撃的なものでした。 皮膚がんになる確率が高いほくろは、取った方がよい、とよく聞きますが、胸となるとほくろを取るような気持では挑めないのが人情。 私のまわりにも、何人も乳がんを患った友人がいるので、どうしても人ごととは思えませんでした。

 アメリカのテレビドラマで、「ニップタック」という番組があったのを御存知の方はいらっしゃるでしょうか?  残念ながら、私は見ていないのですが、美容整形と女性のドロドロを描いた人気番組だったそうで、その中で、発がんリスクの高い人が胸を切ってほしいと言いだして大騒ぎ!という回があったそうです。 そんなに昔のドラマではないはずですが、(2003年から放送されているそう) その頃はまだ、予防処置としての乳房切除は、アメリカでも考えられない時代だったのですね。 そんな、以前は奇行と写っていたことが、“勇気ある選択”と報じられるようになった。 
遺伝子研究の成果が、予防医学を、そして人々の意識を変えたということでしょうか?
 
 日々進歩する医療現場。 実際、先日も、まったく新しい形のがんの治療法が試みられているという報道がありました。  移植医療にかかわっている友人の医師が、(ひどい言い方になって申し訳ないですが) 誰かの臓器をあてにする・・という今の時代が、いつか、そんな時代もあったねと言える日がくると思いながら手術をしていると話していましたが、その日が来るのも、明日なのか、10年後なのか、誰にもわからない。
 
 確率という、不確かなもののために、ある意味大きく体を傷つける決断をしないといけないとしたら、自分ならどうするのか。 こんなに痛みに弱く、根性無しの私。 手術を決断することも、けろっと平気でいることも、難しい気がします。 
知ることが幸せなことなのか、よけいなことなのか、いくら考えてもすっきりしません。 強く決断したアンジェリーナ ジョリー自身の言葉からも逡巡する気持ちが垣間見えるようです。

  思春期の頃から、多くの問題をかかえ、果敢に人生を切り開いてきたアンジー。  そして、そんな強いアンジーの傍らで、なんだかちょっと か弱く見えてしまうブラッド ピット。 そんな彼と子供たちの存在が彼女の決断の後押しをしたと聞くと、否定的なことは、言える筈もないのですが。 

 どこまでも、攻めの姿勢を貫く彼女のこれからが、今まで以上に、気になる気がします。
 

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上賀茂

May 06, 2013

 連休も今日で終わり。さすがゴールデンウィーク!ずっと、お天気でしたね。

 仕事場のある上賀茂は、葵祭で有名な上賀茂神社のすぐ南側から北山通までの一帯をいいます。小高い山が迫っているので、深呼吸すると、山の緑の香りがして、とても気持ちいい、自然に恵まれた土地です。 町屋イメージの京都とは、ちょっと違いますが、古い土地柄なので、いろいろな言い伝えがあるのも、なかなか面白かったり、怖かったり。 どこの筋は、神様の通り道。 どこは、何ぞやが通るから、建物を建てたらダメ。 等々。我々、“いりびと”には、わからない様々な決まりごとがあるようです。

 上賀茂神社から東へ歩いて10分ほどの太田神社のかきつばた。 昨日は、まだ、ちらほらとしか咲いていませんでした。 最近は観光で来られる方も多くなって、少々ざわざわしていますが、人の少ない時の森閑とした雰囲気は、いつも神妙な気持ちにさせられます。 

 

 上賀茂神社の御神紋でもある葵の葉。

 15日は、葵祭の行列の日。 上賀茂神社からは、歩いて10分ほど。 ちょうど、かきつばたが咲き揃う頃ですね。

 実は、一人静かに楽しみたい場所なのですが・・、皆様もぜひ。

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二月堂 修二会

March 12, 2013

 春を告げる行事といえば、“お水取り”。 毎年、必ず各新聞の一面を飾りますね。 京都から奈良へは電車でほんの一時間ほどの距離。 大阪や神戸に行くよりも近いくらいの距離なのに、なぜかほとんど出かけることありません。 京都に住む者にとっては、近くて遠い街。 そんな奈良へ、最近仲良くなったお友達に誘われて、東大寺のお水取りを見にでかけました。
 思い切り観光気分で出かけたのですが、心底、日本って素敵~!と思えた一夜でしたので、今回は、少し長くなりますが、じっくり書いてみたいと思います。 京都にお越しになることがありましたら、ぜひ、奈良へも。 何年後か、リニアモーターカーも通るそうですね。  どんなに近代化されてもずっと変わらない人々の営み、そして祈る心。 大切にしたいと素直に思いました。
 さて、車に揺られて景色を見ていると、なんとものどかな奈良の風景。 同じ古都でも京都とは違う大陸的な大らかさがそこかしこに感じられて、早や観光気分! 早い目の食事を済ませて、二月堂に向かいました。
小高い斜面に建つ二月堂。 遠くからでも、良く見えます。

松明になる竹。 女性一人では到底持てそうにない大きさ!

 752年から一度も絶えることなく続けられているお水取り。 修二会というのが本来で、今年で1262回目だそうです。 戦争中も休むことなく続けられた“不退の行法”として有名で、練行衆といわれる11人の僧侶が人々に代わって、罪を悔い改め、五穀豊穣を祈られます。 執事長から、ショーではないので、拍手などしないようにと注意をうけ、神妙な心持ちに。 大松明は、御本尊の十一面観音菩薩の前で僧侶が祈るために登廊を登る折、足元を照らす明りとして、3月の1日から15日まで毎日焚かれるのです。
いよいよ・・・

お堂の真下で控えるのは、完全武装?した消防隊員の方々・・。 
明るいうちは、あまりの違和感に本当に風流がわかってないんだから・・などと、文句を言ってましたが、 確かに、この燃えっぷりは、なかなかのもの。

 あまりの迫力に、ちょっとびっくり! 写真でみるよりずっと豪放で、足元を照らすって?…とちょっと笑ってしまいます。 本当にお堂に火がうつりそうで、ヒヤヒヤしました。
 火が消えると、ほとんどの方が家路につかれるのですが、行はまだまだ続きます。
 練行衆が堂内に入られてからも続く行は、一見の価値のある特殊なものなのだそうですが、残念なことに、女性は局と呼ばれるお堂の中でも 外側の部分から読経を聞くだけ。 行の見えるもうひとつ内側の 外陣と呼ばれる場所へは、男性しか入ることが許されていません。 それでも、しんしんと深夜に向かって冷え込む空気と蝋燭程の薄明かりの中、しみじみと響く読経の声を聞いていると、なんともありがたい気持ちがしてきました。

お堂の外。 中は本当に真っ暗に近いので、この明りにホッ。 大勢の見物人も帰られて、凍てつくような寒さの中、静まり返った夜空に読経の声と行をされるガタン!ガタン!という下駄のぶつかるような音が響きます。

振り返ると、奈良の街と大仏殿のシルエット。ほんの100年ほど前は、もっと真っ暗だったんだろうな。この場所から、何人の人がこの景色を見たのかしら…気持ちがふっと時を越える気がしました。

 ところで、修二会がお水取りと呼ばれる元となった、若狭井という井戸から香水を汲んで観音様にお供えする儀式ですが、これもまた、たいそう人間らしい神様の故事から始まったそう。 興味の有る方はちょっと調べてみてくださいね。 なかなか楽しい神様です。 ちょっとした逸話がいろいろあって、またそれが大切に受け継がれて次の世代に伝えられる。 そんな今なら、面倒くさいの一言で済ませられてしまいそうな小さなことも、大事にしてみると案外豊かな気持ちになるものなのかもしれません。
若狭から続いているという井戸。(左がわ)

お土産に、びん入りの御香水と、霊験あらたかといわれる松明の消し炭?をいただきました。 この、御香水の瓶の反対側には二月堂の文字が入ってます。 この清廉な感じが、奈良らしい~? 何でもないのに、素敵なデザイン!本当にぬかりないKさんのおかげで、堪能いたしました! ありがとうございました!

CATEGORY : JEWELRY DAILY

初春のお慶びを申し上げます。

January 01, 2013

初春のお慶びを申し上げます。

……….
TITLE Spark きらめき
ITEM Pendant
MATERIAL K18WG K18YG Diamond
……….
 自らキラッと光る “世界にたった一人の私”
 けれども、そう意識してみたら、 実は支えていてくれる人が近くにいたことに、気づくかもしれません。
 2013年、新しい年を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
 今年もどうぞよろしくお願い致します。
                         今井 訓子

CATEGORY : DAILY

日本人へー塩野七生ー

December 15, 2012

 先日、読むものがなくなって、家族の部屋を物色していると、大好きな塩野七生さんの「日本人へ リーダー篇」という題名が目に入りました。 いつも彼女の本を読み終えると、この教訓がしっかり身につけば、どんなに立派な人間になれるかしら・・と思ったりするのですが、人生に活かせなくとも、読書は楽しい!ですね。
 この本では歴史をふりかえることで、政治は誰のためにあるのかということや、国の興亡がいかに起こったかについて、考察されているのですが…なかなか面白かった! 私なりに国の未来を憂えても、さてとなると、どうすることが私たちの未来にとって良いことなのか迷ってしまいますが、長いスパンで考えることは、一つ大切なことですね。
 ところで、日頃からテレビや新聞のニュースを見ていて、メディアは、( もちろん大切なことですけれども ) 「監視」 にばかり気持ちが偏り過ぎていて、何だかいつも批判や欠点をほじくりだすことばかりに熱心という気がしていたのですが、そんな風に感じていたのは私だけではなかったよう。
 塩野さんは、政治家も日本人であれば、日本の資源のひとつ! 蹴落とすばかり、批判するばかりでなく、もてる資源を生かす気持ちで、盛りたてて行くという気持ちが大切では?とも書かれていました。
 明日は、選挙! しっかり考えて、未来が明るいものとなるように一票を投じたいと思っています。

CATEGORY : DAILY

コール・リリコ コンサート

November 18, 2012

 文化と芸術の秋だから?、夏、暑くて出かけられなかった反動か、このところ、展覧会やコンサート、いろんな催し物で、大忙しの日を送っています。
 連日のコンサートや展覧会。どれも面白かったり、素敵だったり、印象に残っているものがたくさんあって、本当は、一々お知らせしたい所なのですが・・・。 そんな中、行ってきた、創立23年を迎えるコーラスグループ、コール・リリコのコンサートは、総勢30名ほどのマダムたちが、毎年何らかの新しいことに挑戦されて、そうして続いているのが、とても印象に残った楽しいコンサートでした。
 京都コンサートホールの小ホールが、満席になる大勢の人たち!23年の年月の厚みを感じさせるファン層。  壇上の皆さん、合唱組曲や、クラッシックの曲もそれぞれ優雅に歌いこなされましたが、 秀逸は、リリカルワールド、 「これでええんか (え!演歌?)」 !! ・・・このネーミングがすでに、このグループの性格を物語っていますね。 関西生まれの血が騒ぐ・・・。
 ウインナワルツのような、「星影のワルツ」、 カノン風の「大阪で生まれた女」、シャンソン、ジャズ、タンゴ・・・と 特にジャズっぽい「与作」 には、笑ってしまいました。 あぁ・・ここは、どこ!? 
 
 メンバーの皆さん、ドレスの早変りや、ダンス、パフォーマンスも楽しくて! 音楽を心から楽しんでいらっしゃるのが伝わるコンサートでした。 歌詞を覚えるのが大変なのよ・・とおっしゃっていたとは思えない出来!確かに、歌詞だけでなく、ダンスまでこなすとなると、大変そう。 

 団員を募集されています。木曜日、寺町丸太町の洛陽教会で、練習されていますので、ご興味のある方はどうぞ。

CATEGORY : DAILY

Hong Kong

September 27, 2012

 昔の人は良く言ったもので、お彼岸が過ぎて、朝夕ぐっと涼しくなりました。 9月に入って会った方々、夏の疲れで何も手に着かない・・という言葉をよく耳にしましたが、少しづつ過ごしやすくなってきましたね。
 さて、そんな日本を後に、世界的にも大きな香港のジュエリーショーを見に出かけてきました。 もう、何年ぶりかの香港!反日の気運高まるこの時期に、わざわざ、今行きますか・・と周囲にはちょっと心配されたのですが、特に問題もなく。 これ以上ない・・という数のジュエリーを見てきました。 世界各国のジュエリーにかかわる人々が集まるジュエリーショー、それはそれは壮観でした!
 こちらは、会場からの香港の風景。

  かなり覚悟をして、歩きやすい靴で出かけたにもかかわらず、1日目にして、足をひきずる状態。 場所柄、翡翠が非常に充実していて、中国では本当に愛されている宝石だということを、肌で感じました。 そして、ダイヤモンド! いろいろありすぎて、もうお腹いっぱい! それでも、こちらがいいね!いや、あちらが素敵!と話が弾んでしまう・・色石も、楽しいカットのものが充実していて、仕事とはいえ女でよかった~~!と思う数日でした。
 会場は、近代的なビルの立ち並ぶ一角。 そんな街中でも、ちょっとした広場で太極拳に励む人たち。

 少し足をのばすと、なんだか香港らしい界隈。

 こんなにいっぱいジュエリーがあるなら、もう作らなくても・・と思う反面、もっともっと!素敵なものがあるはず・・・。恐るべきは女心かもしれませんね。  ずいぶん、いい“気”をもらってきました。 やる気いっぱいになって帰ってきましたので、どうぞ、新作を楽しみにお待ちくださいね。

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夏の海

September 12, 2012

 毎夏、祇園祭前後は展示会なので、どうしてもその前は、慌ただしく日を過ごすことになり、終わった後の一番夏らしいお天気の頃は、今年こそ夏を楽しむ!!と、宣言しながらも、あっという間に過ぎ去る・・の繰り返し。 とほほ・・な気持ちでいるのよ・・と友人に話していたら、“エッ?海に行きたいの?”という言葉。
 夏は海でしょう。と深く信じていたのですが、案外出かけたくない・・という方が多いのですね。 焼けるし、暑いし、海なんかとんでもない!という方が多くて、ちょっとびっくりしました。

 冬は、しっかり雪の積もっている場所で、夏は潮風に吹かれぼんやり過ごす。 街中のキラキラした中でわいわい楽しむのもいいけれど、自然の中にどっぷりとつかって、そんな時間をゆっくりと過ごしたいと思ってます。 そしてそんな時は、焼けてもいいわ!と思ってしまう方。 後で後悔することがわかっていても、夏のじりじりした太陽とむんむんとした香りに包まれると、これこそ夏!って気がします。(・・マズイですね)

 というわけで、今年も、ほんのちょっぴり、海で過ごしてきました。 ちょっと、夕方の写真ですけれど。 広々とした海を前にして、身も心もおおらかになった・・・かしら。

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Nantucket Basket

August 25, 2012

 端正な、という言葉がぴったりな籐のかご「ナンタケットバスケット」 
 アメリカ、ニューイングランドのケープコッド沖にあるリゾート地、ナンタケット島の伝統工芸品です。 このバスケット、籐で編まれたバスケット界のエルメスと言われているそう。 金具部分の白いところは象牙!で、飾りは貝やクジラの形のパーツで作られています。一見和風のかごにもみえるのですが、良く見ると海の香りがするリゾート感あふれる雰囲気。
 白井由香里さんと言う方が作ってらっしゃるそうで、洋服はもちろんお着物にもぴったりですね。
 ルビーのポイントのついた白珊瑚のピアスに、大きめのレインボームーンストーンのリング、つばの広い帽子などをかぶって、リゾート地、ナンタケット島で、ゆっくりと、遅い夏休みを過ごしてみたい!!です。
ナンタケットバスケット展示会
 日時 8月24日金曜日?31日 11時?16時まで
 場所 FIORISTA サロン 京都市左京区一乗寺野田町6番地

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2012びわ湖大花火大会

August 12, 2012

 毎日、「暑い暑い・・」ばかり、口にしてしまいますが、8月もこの頃になると、ちょっと暑さも和らいできた気がしますね。 先日、友人ご夫妻が花火大会が室内から見られるから来ませんか?とお誘いくださったので、久しぶりの花火!と楽しみに出かけてきました。
 すぐ、湖岸の最高のロケーション!! ほどなく花火が始まると

 こんなんじゃ、迫力がない・・、いや、もうすぐもっとすごくなる・・と、みんな喧々諤々・・・ 

 いよいよ・・

 外に出た方が、音が凄い~!!という声に、出てみると、おなかに響く音! ・・・ちょっと、怖いくらい。

 大迫力!水面に花火がうつって本当にきれい!
 
 この日は、ご夫妻の友人が大勢いらしてたのですが、山岳会関係の方々で、エベレストに登られた・・とか、三角点を研究?しているとか・・・皆さん、ちょっとお茶目な大人たち! 仕事もばりばり、趣味もどんどん! で、素敵でした。 頑張って体動かさないと!!

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